2004年10月

2004年10月29日

■プロパンガスの活躍に期待

先週、台風のコラムを書いた直後に新潟中越地震が発生した。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に被災地の皆様にはお見舞いを申し上げます。
 自助、共助、公助と言われますが、改めて隣近所の協力の大切さを感じました。「助け合い励まし合う事が被災地ではなによりもありがたい。」自治会長さんの言葉に説得力を感じた。
 さて、政府は村田防災相を本部長にただちに対策本部の立ち上げをして情報収集と救済の指示をし、適格な対応をしたと思う。ところが国会で野党は誰が先に被災地に行ったとか遅いとか運動会のような質疑で終始し、建設的な議論にはならず、やっぱり自民党の党内会議の方が責任感と中身が違うと感じました。私はこのような自然災害には与党も野党もなく、協力して国をあげて体制を組むべきと考えており被災地対策で手柄争いをするのでは無く、一日も早い復興と避難市民の救済に全力を上げるべきです。
 そこで昨日は党の部会でライフラインの復旧について、ガスは都市ガスが不通だがプロパンガス(以下LP)の活用はどうなっているのか?質しました。
実際には地元のLP業者や県外のLP業界も大変な支援をし、避難場所での炊き出しや風呂を沸かすのにも活躍しているとの事。報道にも偏りがあるのでは?と指摘をしました。
確かにガスの主流は今や都市ガスである事は否定しません。しかしこういう時にいつもクローズアップされながら又、忘れられてしまうのがLPガスなのです。手前味噌なお話ですが阪神・淡路大震災の直後から本市は私の市議会質疑をきっかけにLPガス業界と災害対策協定を結ばせました。その後建設した公共施設や小学校の給食室はLPを積極的に導入したり、ツーウェイ(都市ガスとLP両方使う)に努力をして来ました。万一の場合、それらが拠点になると思ったからです。そしてその学校の空教室や近隣には防災倉庫の設置をしたりしてきましたので今回の新潟の対応を見る限り先進的な取組だったんだと感じました。
最も今までは、八王子の事だけ考えていれば良かったんですから、これからは今までの市政・都政での取組をおさらいして国の制度に出来る物、又不採算でも万一の為に備える公共施設整備を積極的に提案をしていきます。
因みにプロパンガスが世間から誤解されているのが「ガス漏れ」と「ガス切れ」ですが今日ではマイコン制御がされ販売店の遠隔集中管理でガス漏れや残量は一目で分かります。今後はこのシステムを活用して地域のLP屋さんが一人暮らしのお年寄りの生活サポートをするような介護型LPの扱いも研究中です。


hagiuda1 at 14:32|Permalink

2004年10月23日

■自然との付き合い方に思う

■自然との付き合い方に思う

 ここ10年では最大の台風22号に続き超大型の23号が日本列島を襲い今日までに80名を超える国民が命を奪われた。被災地の皆様には心からお見舞いを申し上げたい。黒須市長はじめ本市の防災対策は実に迅速で、消防団を含めた対策本部の対応は頼もしく思えた。しかし都会と比べればもっとコミュニティの強力な九州や四国の市町村で住民がしっかりと連携し、助け合ってもあれだけの被害が起こるのですから、万一の時、大難を小難に抑える事が出来るように日頃の意識づくりが東京の課題と感じました。それにしても自然の力はすさまじく人間の力では対応しきれない事実をまざまざと見せつけられました。本来の防災事業は地域のソフトに対して国がハードの整備を受け持ってきたが、今、三位一体改革でまさに治山治水まで地方にあずける事を望んでいる知事さんもいるようです。日々多様な市民要求が増える中、30年、50年に一度の台風や大水の為本当に災害対策に着実な予算施行をするかは疑問でなりません。阪神淡路大震災直後に始まった小中学校の耐震補強工事も全国的に予算も減り、ペースダウンしている事からも地方自治体がいつ来るかわからない自然災害の為、着実な対応をする事は難しいのだと思います。「地方に出来る事は地方に」の総理の考えは賛成だが、いくつもの自治体を流れる河川が財政力によって整備をされたり、されなかったりする事になれば、更に予期せぬ事態が起こると思います。ここは国と地方の役割をもう一度しっかり考え直す必要があると思います。
 一方、私は地方議員の時代から河川管理法については少しビクビクしすぎで中々河川敷を使わせない国と対立をしてきましたが、この事を機に有効利用等は又厳しく見直される可能性があると思います。ただ舗装をしたり遊具を設置したりはともかく、オープンスペースとして野球やサッカーができる広場は今後も整備は積極的に取り組むべきと思いますし、いずれにしても自然とどう付き合うかを更に政治は考えなくてはいけないと痛感しました。


hagiuda1 at 17:28|Permalink

2004年10月08日

■新内閣のスタート

 党の新執行部並びに新内閣の顔ぶれが決まりました。特に武部新幹事長には新聞各社がサプライズと唱えましたが、確かに安倍幹事長の後を務めるのは誰がやっても華に欠けて辛いものがあると思います。農林相時代のBSE対応で肉を食べるシーンと「星影のワルツ」の替え歌のシーンばかりが放映されますが、本人は明るく真面目で暖たかい方です。私は当選以来、我党の地方議員経験者でつくる「登龍会」でご一緒させていただいておりますが、地方議員の想いや地方自治体の苦労を知っている点では、今までにない幹事長だと思います。党の運営や政策に市町村議員や都道府県議員の声をもっと反映できれば武部幹事長らしい自民党ができると期待します。
 一方、新内閣では町村外相、中山文科相等、特に親しくご指導いただいてきた先輩方が入閣され、早速相談したい事を暖めていますが、何より嬉しかったのは、私が市議会議員時代から親しくお付き合いしている棚橋泰文さんが、政務官、副大臣の経験無しに41歳最年少で 国務大臣 科学技術相として入閣をされた事です。彼は数少ないS38年生組で前青年局長として我々の先頭でがんばってくれました。特にパフォーマンス等でテレビ出演の多い若手とは違い全国的な知名度には欠けますが、地味に堅実に仕事に取り組むタイプで、在任中は地方議員の私達があおって「73歳比例代表定年制実施」を党の総務会で繰り返し主張し、中曽根先生や宮沢先生の引退を実現してしまい、ちょっと風当たりが強く気のどくに思ってました。青年局で共に汗を流した仲間が正しい評価をされ、活躍の場をいただいた事は党が変わってきた大きな証だと思います。
 大臣も真っ先に電話をくれて、積もる話もあってすぐに会おうという事になり、一昨日はお祝いに僕がごちそうしました。是非がんばってほしいと思います。
 大臣におごる1年生代議士もちょっとかっこいいでしょ??!!


hagiuda1 at 11:48|Permalink