2004年11月

2004年11月27日

■久しぶりに総務委員会で質問に立ちました。

久しぶりに総務委員会で質問に立ちました。都議会の時代と異なり私達与党の仕事場はもっぱら法案提出の前。党の部会や国対で質疑は充分保証され、法案を自分の考えでブラッシュアップする事もできるのですが、その代わり政府と一体で国会に上程された時には主に野党の質疑を見守るのが基本です。ですから仕組のわからない国民からは「自民党は国会でちっとも質問しない」という誤解を受けてしまうのだろうと思います。その解決の為、今党改革検討会では、その激論が交わされる部会審議をインターネット等で生放送して国民の皆さんに見ていただこうという案を検討しています。
 さて質疑をした法案は「日本郵政公社による証券投資信託の受益証券の募集の取扱い等のための日本郵政公社の業務の特例等に関する法律案」という長い名前で、要は郵便局で証券投信の窓口販売をできるようにしようとするものです。別にどうしても質問したかったわけではないのですが、国対で「総務委員会は一年生の出番が少ない」と自分でクレームをつけた直後でしたので引き受ける事となりました。
生田総裁のもとコスト意識、フィービジネスのウイングを拡げた施策の一環で郵便局のユーザーによる市場拡大も期待でき大いに賛成です。私が質したのはこういう米粒を集めるような細かいフィービジネスで手数料収入を増やそうという一方、2003年に稼動した現在の情報システム(ホストコンピューター24基、開発費約6000億円)を、もう見直して2007年民営化に向け準備室を中心に甚大なシステムの開発費を強いられる矛盾を感じる。公社を作ることにかかった費用や民営化にかかる費用を国民の前に示して民営化の世論を聞く余裕が政府にあってもいいのではないかと指摘しました。内閣府の準備室は私の「システムは間に合うのか?いくらかかって誰が負担するのか?」の問いに明確な答弁がございませんでした。公の場で郵政民営化に疑念の意を表したのは初めてですので党でどんなリアクションがあるかはわかりませんが、少なくとも私は今日の公社法が成立する過程に参画しておりませんので、公社発足後の国民の視点で議論を深めていく所存です。
わずか15分でしたが久しぶりの登板に小気味よい緊張感を感じました。


hagiuda1 at 15:02|Permalink

2004年11月20日

■『ミッキー安川のずばり勝負』に出演

ラジオブースで
ラジオ日本の生放送『ミッキー安川のずばり勝負』(毎週金12:30〜16:00)にゲストとして出演しました。新聞の番組欄には「自民党若手代議士が語る。教育が日本を変える!」という題目で何か打ち合わせがあってスタートするのかと思いきや、突然対談が始ってしまいました。しかも内容は、前日の不審潜水艦の対応についてで、どこで教育論に行くのか心配しているうち、あっという間に番組終了になってしまい、「次の機会にまた来てくれ」という事になりました。ミッキーさんは72歳。ちょうど石原都知事と同い年で戦前戦後を通じての国家観はあの時代特有のプライドを持っていて、都議会時代のやり取りを思い出しました。特に台湾との関係について意気投合し、「はっきりイエス・ノー」を言わなかった対中外交のゆがみが大きくなった事や、先日の李登輝閣下との対談の事などで盛り上がりました。一方、小泉総理の姿勢については、私も想いはございますが、公共の電波で非難をして番組を盛り上げるより、やはり身内としてかばう側に廻らざるを得ず、リスナーから批判のFAXもありました。ミッキーさんもコマーシャルの間、「いっしょになってダメとは言えねーよな」と同情しながらも、「党内では若手が自由にものを言えるようになってきている」とよく理解をしてくれていました。
 昼の時間帯、しかもラジオ日本という民放で、出演も急に決まったので事前に後援会の皆様にお知らせするいとまがなかったのですが、多くの人から「聞いたよ」と言われ、マスコミの影響の大きさを知りました。又、当日深夜の番組でもミッキーさんが「今日、昼間の番組で萩生田光一さんが来たけど、いい意見を言ってたよ」と発言していただき、夜の番組だけ聞いた人からも問い合わせがありました。
 当選直後、テレビの正月クイズ番組のお誘いに「バラエティ番組には出ません」と断わり、硬派路線を貫いておりますので、中には露出度を上げたほうが良いという方もおりますが、今後も政治家としてきちんと意見を言える番組には是非出演させていただくつもりです。


hagiuda1 at 21:39|Permalink

2004年11月07日

■党改革に地方議員の声を活かせ

党本部を代表して名古屋で行われた党青年局東海ブロック会議に出席しました。
愛知、三重、静岡、岐阜4県の同世代の地方議員や党幹部の皆様と貴重な意見交換をさせていただきました。
特に名古屋を中心とする愛知県連は東京と同じ都市部特有の悩みを抱えており、党の一律の政策では有権者に中々響かないと言った意見が数多くありました。私もついこの間までは地方議員の一員として「党本部は何でこんなにズれているんだろう?」「地域の実情を細やかに理解せずに地方の国土の発展を訴えても東京はピンと来ないのに・・・。」と異論を唱えていたのに、今度はお詫びをしたり、説得したりする側になってしまいました。「萩生田さんは、折角地方議員の出身なのだから私達の想いを党改革につなげる責任がある。」と皆さんからハッパをかけられました。席上、東京、横浜、名古屋、大阪等の都市圏を地方と国政で共有できる政策づくりの組織化や世代の声を活かせる青年局の提案として全国の小児医療の底上げ等のお話をさせていただき、皆さんの賛同をいただきました。8月の海外研修に参加された皆さんからは来年以降も是非続けて実施して欲しいと要望がありました。改めて感じた事は地域に根ざした同志が大勢いて、それぞれの町を守り、街の発展を願い、政治活動を続けている市町村や県会議員が政党を作っていてこれが民主党とは異なる点で国政では勢力は拮抗していますが党の奥行や中身、何よりも責任感が全く違うという事です。
地域に根ざすと言えば先日の総務委員会で新潟中越の地震対応が議論されました。国は復興費用を補正予算を組んででも取り組む決意ですが民主党からは「お金をかけて復興するより町ごと移転させた方が合理的」と提案があり、私はビックリしました。確かに莫大な経費はかかると思いますが生まれ育った土地を離れると言う事がどんなに重大な事か選挙区を平気で替える政党ならではの発想に今後の政治の難しさを感じました。
自分が地方議員の時感じた事、感覚を忘れずに更にウイングの広い党に改革する為、この度、就任した党改革実行本部(安倍晋三本部長)の幹事として汗を流してみたいと思います。


hagiuda1 at 16:11|Permalink