2005年01月

2005年01月28日

■一年間の成果を示す事が出来ました。

新潟中越地震等の災害対策費 1兆3千6百億円を盛り込んだ平成16年度補正予算 約4兆8千億円が本日、珍しく全会一致で衆議院を通過しました。国対委員の一員として予算委員会の審議にも加わりましたが、立場や主張は異なりますがやっぱり社民党や共産党の質疑の方が国会らしい批判で、民主党は予算内容とかけ離れた真偽の判断もつかないようなゴシップやパフォーマンスのワイドショー的な質疑に終始し残念に感じました。
さて、国の補正予算と言えば今までは直接地元に関係するような事は無く正直申し上げて地方議員の時代、取り立てて注目した事も無かったのですが、今年からはいよいよ自身が一年間取り組んできた成果、とりわけ当初予算に計上されずに質疑によってその必要性を訴えてきたものもたくさんあり、例えば八王子市の多摩NTやみなみ野の小、中5校分の公団(当時)建替え施工の補助金が含まれました。私が委員会や党の部会で繰り返し指摘をし大臣答弁により一気に動きが変わり、又、市議会の皆さんも間髪入れず意見書の提出をしていただくと言う連携プレーが功を奏しました。真に八王子のチームプレー政治が大きな力を発揮できたと思います。
又、当初申請を却下された なかよし幼稚園の建築補助も採択されました。
確かにこれからつくる幼稚園は園庭も広く園児の数も多く、預かり保育等の施策にも対応出来るスペースがあった方が良いと思います。しかし戦後の復興期に地域の方々が私財を投じて幼児教育を始めた施設は殆どがお寺の境内地や、母屋の隣の戦火に奪われた工場跡地を転用したものです。ですからこういう小規模幼稚園は今の国の基準では将来に渡り私費で改修や改築を余儀なくされる事になり、ただただ閉園を待つだけになりかねず、これに私が異論を唱えたのが始まりでした。
今までの国の基準に満たない小規模幼稚園の存在・有効性を国が認めた事となり全国の都市部に波及する大きな突破口を開ける事が出来たと思っています。
東京の抱える特殊事情を認めていただく大きな成果と都からもお褒めをいただきました。


hagiuda1 at 15:56|Permalink

2005年01月24日

■第162回通常国会が開会しました。

通常国会が始まり先週までの静けさとは打って変わり人、車、デモ隊と賑やかな永田町が戻ってきました。総理は所信表明演説で今までになく『郵政民営化』に挑む決意を示し改革の必要性を訴えましたが、議場、取り分け自民党席は冷やかで拍手も少なくちょっと異様な幕開けとなりました。総理自身が位置付けをする「改革の本丸」に攻め込む訳ですからその意気込みはわかりますがこれから議論が始まるというときに結論に踏み込みすぎた感は拭えませんでした。戦後60年の節目の国会は憲法改正、教育基本法、国民投票法等大切な議論が数多くあり是非大局的な取り組みを行いたいと思います。

さて、国会では通常国会の開会式に着物で集う慣例があり、岐阜や新潟、金沢や京都等、繊維関係の議員で和装議連をつくり、一年に一度着物国会が行われます。昨年そのことを知らず前々日に森会長から「織物の八王子から久しぶりに出た代議士なんだから萩生田君も着物で来い」と言われ、「着物をもっていない」と申し上げましたら、「大丈夫、用意してやる」と言われ、事務局長の野田聖子先生の処へ連絡するよう言われました。野田先生も親切で身長・体重・足袋の大きさを確認し胸の開いたUのシャツを着て来てとまで言われ、当日指定された会議室に行くと上から下まですべて用意してあり、着付もしていただきました。「やっぱり国家の最高機関だけあって国会はすごいなー。着物まであるんだな」と思い扇子を片手にいそいそ歩き始めましたら着付の方々から「先生、3万円と消費税です。」と言われ単なる貸衣装だということが分かりました。

050121着物b050121着物a 大笑いでそんなお話を地元の会合で機会があるごとに挨拶の中でしておりましたら、樫崎商工会議所会頭と田中織物組合理事長が中心となって「折角八王子から出ているのだから…」ということで着物を作っていただけることになりました。当初は組合に良い生地の在庫があるからと始まった話ですが、ご存知の通り私のサイズでは従来の生地では足りず結局、新品であつらえていただきました。色々なご縁が重なって袴は小松に縫いに出したら組合長の西さんが森会長の後援会長で大変良くしていただいたり、帯と飾り紐は「にしわ」さんから贈呈いただきました。

皆さんの思いの詰まった着物で八王子の為、日本の将来の為がんばってまいります。

hagiuda1 at 21:46|Permalink

2005年01月13日

■あけましておめでとうございます

 皆様おそろいで輝かしい新年をお迎えの事と心よりお慶び申し上げます。
さて、昨年末のスマトラ地震による津波被害はインド洋に津波感知システムの無い盲点をつき甚大な被害をもたらしました。私の事務所でも家族の安否を確認したいという市民からの問い合わせが複数あり、外務省との連絡にあわてましたが幸い大事には至りませんでした。こんな時ばかりは野党も自衛隊の優位性を胸を張って叫びますが、年末年始を救助活動に出動した隊員の皆様には敬意と感謝を申し上げる次第です。
 また東京では大晦日に雪が降り、八王子市では積雪が4cm以上にもなり新年を控え地元の建設業組合の皆さんが夜通し幹線道路の除雪をしてくれました。年間を通しての市からの委託事業ですからわずかな報酬は支払われますが、それでも多くの従業員が帰省された穴を各社の経営陣が雪かきをされる努力には頭が下がります。平素の公共事業は市外業者と競争を強いられ、雪かきは地元からと頼られるのですから何か納得のいかない感がございます。一方、新年の行事であちこちへ出かけますと、町会がしっかりした地域はどこも除雪が終わっていて、高層マンションの前やコミュニティの希薄な所はやっぱり雪が残っていました。
 本年は戦後60年の大きな節目の年を迎えます。ちなみに日露戦争勝利100年で自民党立党50年です。国会では憲法改正、教育基本法改正といった日本の土台を作り直す大切な議論が始まります。とりわけGHQの支配下の基はじまった教育は、個を尊び地域の連帯を骨抜きにするもので自分の家の前でさえ雪かきをしない国民を生み出しました。
ゆとり教育の名の下に授業時間や学校行事を減らし世界的に見ても日本の小中学生は順調に学力が低下しています。もう一度この国を蘇らせるには私は教育改革しかないと思います。この国に生まれこの国で育つことを誇りに思える教育。他人の為に汗を流したり弱い者を当たり前に助ける心、地域の人々と協力して物事に取り組む近隣愛和等、日本の歴史・伝統を大切にした家庭や地域の教育力も取り戻さなくてはなりません。
 「国家100年の計」に立って教育立国日本の復活に向けしっかりと議論に参画する決意です。
 今年1年もお世話になりますがよろしくお願いします。


hagiuda1 at 17:00|Permalink