2005年04月

2005年04月30日

■石原慎太郎知事を迎えて

 同期当選の自民党代議士の会「グループ15」(会長:奥野信亮代議士)にて石原知事を迎えて勉強会を行いました。実は昨年の6月に一度企画したのですが、会期の最終日で禁足となりこちらからお断りする事態となりました。日本中で石原慎太郎の講演をキャンセルしたのは後にも先にも我々だけで、おそるおそるもう一度お願いしましたところ「萩生田の顔が立つなら・・・・」と快く引き受けていただきました。

 ところが当日は時間になっても集まったのは奥野先生と私だけ・・・・。「だいたい国会議員の勉強会ほどあてにならないものはないんだ。俺も自分でそうだったから気にするな」と知事はおっしゃりますが、我々は冷や冷や。5分遅れで半数以上になりましたのでどうにか始まりました。話の内容はオフレコですが、それでも知事の国家観や国会での思い出、対中国政策等各般にわたり有意義な話をいただき皆さんもよろこんでくれました。

 食事に移ってからはワインも入り話題はさらにエスカレート。「政治家は想像力が大事だ」と様々な話題に花が咲き盛り上がっていたのですが、先に帰った一人が一部話の内容と居処をリークしたため会場に当事者から電話が入りしらけた幕切れとなってしまいました。政治家同志の話を外へ向かって話すほどおろかな事はないと思いますし、食事中の場所をおしえるなんてもっての他。あやまる我々に「今の国会議員はこんな程度だろ」と冷やかされ、それでも次の機会を約束してくれました。

 たとえて言うならば、私にとって「総理の前でも緊張しないが、この人の前では緊張する人」が石原知事だと仲間に話していたのですが、72才であのオーラには皆さんも「なるほど」と感じていただきました。
帰りかけ「君には期待してんだからな。とにかく「何か」しでかせよ!」と激励をいただきました。
「何か」は「何」を見つけなくてはです。

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2005年04月23日

■強引な「一任」取りつけに異議あり!

すごい一週間でした。月曜日は郵政民営化をめぐり明け方近くまでの大議論で寝不足に。「そういう総理を総裁に選んだんだから仕方ない」という賛成派に対し様々な問題点を指摘する反対派の応酬は見事なものでさすが自民党だなという心地よさも疲れと共に感じておりました。私の立場は以前も話しましたが、公社がスタートして1年半という時期での拙速な民営化には賛成しかねるもので、中期(H19年)の経営結果を踏まえてよりベターな民営化論を続けるべきと思っております。とりわけ「公社化に移行するのに費やした費用、民営化移行にかかるコストを国民にあきらかにし、その上で国民世論に耳を傾けるべき」と主張してきました。「民営化が選挙公約」だという筋論がございますが、それなら拉致問題や公務員制度改革はなぜやらないのかと感じます。それでもどういう調整をするのかと参加しておりましたら翌日には質疑打ち切りで「一任してくれ」の一点ばり。政権政党・責任政党としての会議のあり方に大きな疑問を感じました。一方翌々日の人権擁護法案もこれまた古賀会長の「一任で・・・」という絶叫で会議は終わり。私達「真の人権擁護を考える懇談会」(会長・平沼赳夫)は緊急の役員会を開き改めて議論の場を設ける事を与謝野政調会長へ申し入れましたが自分が郵政で同じでたらめをやっているので終始歯切れの悪い会談でした。
 いずれの法案も全ての人が認める事は難しいと思いますが、それぞれの意見を議論を尽して問題点をクリアーにして取りまとめるのが民主主義で「一任!!」で済むなら、私でも部会長も政調会長もすぐできると思います。大切なのはできるだけ大きな公約数を作る事です。


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2005年04月16日

■市戦没者・戦災殉難者 追悼式にて

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 八王子市が主催する戦没者・戦災殉難者追悼式が桜の舞う富士森公園の慰霊塔にて行われました。市議会の時代からかかさず出席していたのですが昨年は初めての国会で都合がつかず2年ぶりの出席となりました。遺族会の方々も年をおうごとに人数が少なくなり戦争の記憶が薄れていきそうですが、こういう節目の追悼式に出る事によってあたりまえの平和を考え直す良い機会と思います。
以下追悼の言葉です。
本日ここに平成十七年度八王子市戦没者、戦災殉難者追悼式にあたり、先の大戦で尊い犠牲となられた本市、先人の皆様の御命に慎んで哀悼の言葉を申しあげます。
 富士森の桜も惜しまれながら風に舞い代わって皆様の故郷にも新緑が眩しい季節が参りました。花々の下で多くの市民が笑い、語らい、酒を飲み交わす事があたりまえに出来るのも皆様のご苦労があったからこそと想いをめぐらす時、改めて平和の尊さを感じさせていただいております。
 折りしも今年は戦後六十年の節目の年を迎え国内では憲法改正や教育基本法の改正と言った日本の基礎を根底から見直し、平和を尊ぶ近代国家として更に前進しようと前向きな議論が交わされている一方で隣国の韓国や中国では領土問題や歴史認識をめぐって暴力的な反日行動が繰り返し行われている事に心が痛みます。戦争という正常では無い状況下で少なからずアジアの近隣諸国に結果として痛みを強いてきた事実についてはこの十数年時の為政者達がその都度礼を尽くし、又ODAを始めとする経済や技術支援でアジア諸国の発展に大きく寄与し、役割を果して参った自負がございます。
小さな非難や中傷には大国としての大人の判断と称して沈黙を守り、恩に着せる事も無く、人知れず支援をしてまいりましたが、その事が結果として我国の間違ったメッセージを送り続けた事となってしまった感がしてなりません。ひたすら自虐的な歴史感を信奉する人々によって子供達の教科書を始めとする国家の主権をわざわざねじまげ近隣諸国にあおる姿を見た時、先人の皆さんの尊い犠牲を侵略の手先呼ばわりする国になり下げてはならないと誓います。
 いよいよ私達国会も戦争を知らない世代が多数を占めるようになりました。戦争の悲惨さ、痛ましさは画像や書物では知っていても、戦場で倒れた友を背負った事も、止めても流れる血潮を手拭いで押さえた事もましてや家族のことを想いながらも息を引き取る友の姿を見た経験もありません。
常に皆様の犠牲の上に生きている事を忘れず、この国に生まれこの国に育った事を誇りに思える、国家のプライドを高く掲げた、世界中どこよりも平和を尊ぶ次の日本を目指して微力ではありますが故郷八王子の代表として精一杯頑張る決意でございます。どうぞ天の一角から八王子の発展を、我国の繁栄を見守っていただきますよう、お願い申し上げます。
結びにご遺族の皆様の健康をお祈り申しあげ追悼の言葉と致します
                        平成十七年四月十五日
                        衆議院議員  萩生田 光一


hagiuda1 at 10:03|Permalink

2005年04月10日

■東京を代表する宴会幹事!?

小泉総理主催の「桜を観る会」が新宿御苑で行われました。今年は出席出来ない同僚の
配慮で代わって地元市議会の奥様方をお招きしました。選挙の度にお世話になる奥様方にせめてもの慰労会のつもりでお声を掛けたのですが、ご夫婦で出席していただいたのはほんの数組で趣旨に反して(?)議員本人のみの参加が目立ちました。

「ちゃんと奥さんに案内みせてくたんでしょうね?」と聞くと口々に「女房は都合が悪い」とか「元々予定が入っていた。」「花粉症で外に出られない。」ともっともらしく答えていましたが、その晩お会いしたある市議のご夫人は「えー今日なら行けたのに・・・。」と残念そうでした。行かないでもめるよりは行ってもめた方がまだよいのに・・・。
次の機会にはやっぱり奥様宛に案内をしなくては・・・。ちなみに都議会時代も「奥様感謝の会」の幹事は僕で食事会や石原知事との懇談会等楽しく催したのですが、最近はそちらもさっぱりで先日、仲間のご夫人からも「萩生田さんがいないと全然つまらない」とうれしい声をかけられました。イベントや宴会等の幹事はけっこう大変ですが、なぜか学生時代から機会が多く、お店を決めたり料理を選んだりは自分で納得しないとがまんができず、結局、東京を代表する宴会マニアになってしまったのかも知れません。

都議選が無事終わったら一度幹事を買って出ようと思っています。


hagiuda1 at 17:09|Permalink

2005年04月05日

■昭和の日を制定

■昭和の日を制定
永田町の桜も開花をし、本格的な春の到来を感じます。昨年は始めての国会でどこにどんな木が植わっているのか気にする余裕もなかったのですが改めて見渡すとこの辺は人工的とはいえ都心の割りには樹木も多く心和みます。
さて春が大好きだった私ですが御多分に漏れず近年では花粉症に悩まされ憂鬱な季節となりました。特に今年は昨年の数十倍から多い日は数百倍との事でマスクをした人が目立ちます。もちろん大気汚染等による複合的なアレルギーなんでしょうが地方の議員さんで地元に杉山があるのに東京へ来ると目がかゆいという方々もいます。
ところが私は国会周辺では大丈夫なのですが八王子へ帰ると苦しくて・・・
さて本日国会にて4/29を「昭和の日」、5/4を「みどりの日」とする国民の祝日に関する法律が可決されました。戦争と平和の両面を持つ激動の
昭和の時代をいつまでも大切に次代へつなげて行こうという思いを込めて3度目の法案提出で法制化されたものです。
これを機に今党内で「(仮)武蔵陵を参拝する議員の会」設立に向け、
不肖私が発起人となり準備を進めています。東京に居ながら中々お出かけいただけなかった我が多摩御陵、武蔵陵を是非国会議員の皆さんに知っていただく良い機会ですし、ついでに八王子の観光振興にもつなげたいとしたたかに目論んでいます。小泉総理にも提言したのですが反応は悪く、森前総理は大賛成して代表を務めていただけるとの事。できれば連休前に第1回を行いたいのですがあの杉並木に囲まれた玉砂利の上を歩くには花粉が収まってからの方がいいという人もいて悩んでいます。乞うご期待・・・。


hagiuda1 at 22:40|Permalink