2006年01月

2006年01月28日

■予算委員会が始まりました。

 一期目の予算委員会は国対委員として常に待機が命じられ、度々先輩に代って出席しましたが、今期は各自委員会の役員としてそれぞれの仕事があり、質疑を見るいとまもない毎日です。

 院内のTVや夜のニュースで確認をするのですが、野党はヒューザー、ライブドア、BSEの三点セットで攻勢を強め我党は守りに転じています。確かにホリエモンの件は昨年時点ではわからなかったことであり、とまどいはあると思いますが、公認候補でもない彼のところへ幹事長や大臣が応援に行った事実や党本部での立候補記者会見を考えれば一定の責任で追及されるのはやむを得ない事です。

 もちろん全面的に責任を論じれば更に追及は激しくなって他の審議に影響を与えることになりかねず、野党との多少の駆け引きは私たちには理解できますが、国民には開き直っている感を与えてしまったと思います。総理は一定の責任も認めながらもマスコミの対応を批判しました。異常な持ち上げぶりは只の一度もテレビで扱われない地味な選挙をしている私にとって、ひがみ?も含めてうなずけるところもありますが、これも火に油を注ぐ行為だったでしょう。

 いずれにしても政治は国益や国民の生活を決める地味で重要な仕事である事を党はもう一度原点に帰ってパフォーマンス政治を収束しなくてはなりません。

 来年は参議院選挙。都連の責任者の一人として1議席増える東京選挙区の新たな候補者選びや、定年を迎える比例候補の扱いに頭を痛めておりますが、「比例区は知名度がなければ勝てないのでタレント」という発想ではなく、志あるものが参加できる選挙制度に変えなくてはホリエモン候補は続くと思います。


hagiuda1 at 11:00|Permalink

2006年01月21日

■第164回通常国会が開会しました。

 第164通常国会 開会式(着物) 
 私は例年通り着物で陛下をお迎えし初会議に臨みましたが、今年は昨年の選挙で女性議員が増えた事もあり一段と華やかな感がございました。

一年に一度しか着る機会のない着物ですが、今年は市制90周年という事で、先日商工会議所の新年会で樫会頭とお会いした際、「式典当日、政治関係者と会議所の議員は全員着物で出席し織物の八王子をアピールしたい。」との提案があり、もう一度着る機会がありそうです。日本の文化と八王子の伝統産業を内外に示す事ができればよいと期待します。

 さて、任期最後の国会となる小泉総理の施政方針演説は改革の成果を強調しながらもその総仕上げに向け新たな決意を滲ませる迫力あるものでした。外交面でも財政面でも又公務員制度を含めた行政改革への取り組みも我党の議席から拍手が沸きましたが、皇室典範の改定だけはブーイングが起こりました。

 総理は所信表明演説でも、又先の党大会でも歴史や伝統を重んじる「大義の国・日本」を強調しましたが、一方では皇室典範の改定等、国体にも関わる事を拙速に取り組むのはいかがかと思います。財政諮問会議にしろ、皇室典範にしろ、有識者会議の結果が全てでは国民の代表たる国会議員は存在意義も無くなります。

 もちろん我々政治家は選挙を意識したり政党間の駆け引きもあり、必ずしもストレートな議論ばかりではない場合も否めず、時にニュートラルな院外の方やその分野の専門家の意見を求める事は有効であり必要ですが、それを受け議論を尽す事が私達の仕事であり、最終責任は私達国会議員が負わなくてはなりません。昨年の選挙以来、内閣や党執行部に反論する人が少なくなってしまい何か閉塞感を感じますが、大いに開かれた議論ができる環境を勇気を持って進めていく本国会にしたいものです。

 2期目の国会は、委員会の理事になったり、党の副部会長になったりと今までとは違った忙しさと責任がありますし、重要法案が目白押しで延長は当然想定されますがしっかりとがんばってまいります。



hagiuda1 at 11:36|Permalink

2006年01月15日

■はたちの誓い

 晴天の中、成人式の式典が行われ参列した。本市で今年成人を迎えたのは8786人で全国の減少傾向に比べるとここ数年微増、横ばいが続いている。18歳人口が減少する中で毎年3万人の新入生が集まる学園都市としての特色だろうし、昨年は都議選、衆院選があった為、意識の高い学生は住民票移動を正しく行った結果と思う。ちなみに本市の人口は住民登録上約54万人だが昨年の国勢調査速報値では56万人を越え登録外市民が約2万人いる計算となる。
 さて2回に分けて行われた式典ではニュースでみるような騒ぎもなく整然と行われ清々しさを感じた。数年前からは新成人の中から公募で選ばれた実行委員の手によって構成され手づくり感も良い。新成人が数名代表で「成人の主張」を行うのだがその中の一名に夏から学生インターンとして事務所に手伝いに来てくれている明大の大井君が選ばれて、本人以上に緊張して客席から見守った。
 市議会の仲間からは「代議士が出したの?」と聞かれたが私は全く知らず本人が自分で応募したというから立派だ。
 ちなみに私が毎年欠かさず成人式に出席するには少々わけがある。私自身おぼろにだが政治家を志し初めてその意志を友人に語ったのが22年前の成人式だった。大井君のように立派に舞台の上で話したのではなく、式の会場に入らない仲間の方が多かった私は市民会館の駐車場で久しぶりに集まった(たむろすと言った方が正しいかも・・・)友人達に「都心からみると八王子は田舎でダサイ。俺、政治家になろうと思う」と振舞われたたる酒を飲みながら語った。当時は政治家の要件として地盤・看板・カバンがなければ立候補もままならない時代に恥ずかしげもなくそんな事を口にした自分は今思えば世間知らずの非常識な青年だったろうし、「お前向いてるよ!」と賛成してくれた同級生達も無責任でマンガみたいな話だ。「何党で何の選挙に出るの?」と聞かれ「まだ決めてない」と答えた自分は、多分決めてないのではなくてそういう事を良く知らなかったんだと思う。
 しかし、人生とは全く分からないもので自宅に帰ってそんな話をした同級生の女の子の父親が本気にして世話をやいてくれ翌年の都議選に立候補を決意した黒須市議(現市長)の事務所に学生ボランティアとして紹介してくれたのが政治の世界へ入るきっかけとなった。当時は地方議会とは言え派閥の系列化が進み福田派の応援を受ける事となった黒須事務所のおつかいで清和会(現清和政策研究会)に出入りする内に福田先生から「いつかこっち(国会)へ来い」と言われたのを本気にした自分の勘違いも今では現実となってしまった。あの時、黒須候補の為に何度も八王子へ足を運ばれた安倍晋太郎先生のご子息が私の為に度々来王されるのも何か運命を感じる。
 あれから22年。その後苦しい浪人生活を強いられる事となった黒須市長に初めて会った時と同じ年齢に自分がなった。政治家として前線に立てなかった市長の苦労と悔しさから比較すれば今の忙しさ、大変さは足元にも及ばないと重々自身を戒め、又、どんな苦難とも立ち向う勇気も沸いてくる。新成人には小さくまとまらずに無限の可能性に挑戦して欲しいと願うと共に私の二十歳の誓いはまだまだ続く。


hagiuda1 at 20:07|Permalink

2006年01月06日

■本年もよろしくお願いします

皆様おそろいで健やかな新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
さて本年は八王子市政施行90周年の節目の年を迎えます。国、都、市と久しぶりに意志の通じ合う政治キャストがそろったこの時機に八王子再生に向け力を合わせる一年にしたいと思います。

私の役目は国政の立場で街づくりに活用できるツールを積極的に取り入れ本市の可能性を拡げる事にあり、当面は明年施行の「昭和の日」に合わせて高尾周辺の街づくりにも力を注いでまいる所存です。又自身が取り組んできた2016年招致目標の東京オリンピック、また2013年の多摩国体に合わせて、何か本市でも国際競技が開催できるような仕掛けも必要で、知事サイドも八王子へは期待と心配をしていただいております。幸いにして交通アクセスとスペースはあるのですから何か受皿となるような環境整備にも一役買いたいものです。

一方、国政では小泉改革の最終ステージとして行政改革、教育改革が急ピッチで進みそうです。文部科学部会では年頭早々から連絡があり、抜本的な教育改革をめざし教育委員会制度、教員の資質向上、義務教育期間の見直しの3小委員会を設置することとなり、教育委員会制度改革の事務局長を務める事となりました。地方の教育委員会の実態を承知した地方政治の経験をかわれての事で、教育基本法の改正と併せてしっかり議論を深め結果を出していく決意です。

小泉総理の任期も9月までとなり5年半ぶりに総理が変わる事となります。改革路線を継承しながらも内政、外交、難問山積の一年に自分にできる分野でしっかり力を発揮していきたいと考えます。1月20日からは通常国会が召集され、予算を含めた議論がはじまります。

地元を留守がちにしますが国政の最前線でしっかりがんばってまいりますので一層のご支援をお願い申し上げます。


hagiuda1 at 12:34|Permalink