2006年03月

2006年03月31日

■25年ぶりの甲子園

 私が国会議員になってもさほど大騒ぎをしなかった?同級生や先輩からもTELやメールが数多くあり、ここ数週間、にわか同窓会が各地で行なわれている。在学中面識の無い先輩や後輩からも「選挙の時は会社の友人に頼んだよ!」、「姉が八王子に嫁いでいて家族中で応援したぞ!!」と声をかけられ、知らないところで色々な人とのつながりがあり今日の自分があるのだと改めて同窓諸兄の温かさを感じる。

 ちなみに我校は菅原一秀さん(東京9区)、平将明さん(東京4区)と私の3名の代議士を東京から出し、にわかに政治ブームになっているようだ。そんな盛り上がりの中、やっぱり甲子園に行く事になった。

 私達は同級生4人で向かったが新幹線の中、阪神電鉄の中、駅前のおでん屋やスタンドでどんどん膨れ、試合終了後には道頓堀へ繰り出した。

 一方、スタンドでは男女共学になり、当時では考えられなかったチアリーダーや小学校のかわいい児童達、と同伴のママ達が大挙押しかけ、かつてのバンカラな校風は今や見る影も無く時代の流れを感じる。学校の本部席で菅原先生と渡辺校長、伊藤校友会長と共に観戦したが、得点のたび肩を組み歌う久しぶりの「紺碧の空」は夜の道頓堀まで続いた。

 皆さんからは「八王子グランドのお陰」(永田町見聞録2/3「■伝統の力」参照)と言われほんの少し誇らしく八王子の自慢話に花の咲いた甲子園だった。


hagiuda1 at 14:37|Permalink

2006年03月24日

■高尾はいよいよ春本番!!

■高尾駅 南北自由通路、発展的変更で橋上駅化へ! 計画前進!!

高尾駅構想案(駅北西部上空より) 一昨年、国の「まちづくり交付金」の対象事業に決定した高尾駅周辺整備事業(交付予定14億5千4百万円)は市・都・国・並びにJR・京王の電鉄事業者との協議を重ね、この際単独で整備を予定していた南北自由通路を地元要望の強い橋上駅に整備する方向で決定し、黒須市長も三月市議会で明言した。
予算も工期も大幅に見直しになるが、年間250万人の登山客のある高尾山に通じる観光拠点として、又東京の西の玄関口として将来を考えれば評価をいただける決断だと思う。私の役目は「まち交」の追加認定や「鉄道利便推進法」、「まちづくり三法」の活用等を検討しできるだけ速やかに利便性の高い駅周辺整備を進める事と財政負担の軽減にある。
駅ビルも建設する事となるが大正天皇のご大喪後、原宿の宮廷駅を移した歴史ある高尾の風格を守ったものにしたい。初沢踏切の拡幅と駅広整備を一体で行い、人と車の動線を分離し自家用車の送迎も可能にする。

■周辺整備を「昭和の日」記念事業に国(内閣府)が認定!

昭和の日記念事業計画図(案) 平成19年4月29日より国民の祝日「みどりの日」が「昭和の日」に改まる事を受け武蔵陵をお守りする八王子市として高尾駅周辺整備を「昭和の日」記念事業として国へ申請していたが、この度内閣府より正式に認められる事となった。
市は高尾駅北口から南浅川へつながる初沢川をボックスカルバートで下水化しその上を遊歩道(フットパス)として整備し武蔵陵までつなぐ。
都には御陵橋上流の南浅川河川敷の整備を要請し、陵南公園と一体となった親水公園化をめざす。国は甲州街道に数ヶ所のポケットパークを整備し回遊性を図りたい。旧東浅川宮廷駅跡等を活用し昭和の街並を復元した観光資源整備やレトロな食堂街なども民間の知恵を入れて行なってみたい。
市民はもちろん、週末ウォーキングのお客さんで賑わう周辺をイメージしながら八王子ルネッサンスに邁進あるのみ。

■高尾梅郷もスケールアップ。木下沢梅林が市有地に!

梅林高尾梅林 高尾梅郷もいよいよ満開を迎えた。先々週(3/11)地元町会を中心とした梅まつりのイベント時には3分咲きだった梅も山上まで満開になってきたが今年から木下沢梅林が市有地となり、今まではネットに囲まれた道端から見上げるだけだったが梅林の中を散策できるようになった。
この木下沢梅林はもともと日本道路公団が中央高速を建設した残土を積み上げた土捨て場を梅郷協会が20年前から梅を植えてきた。
昨年10月の公団民営化を前に地元要望を私が正式に提案し、市へ無償で移管し観光協会で管理する事で合意した。中日本道路会社も移管にあたり歩道整備やネットの改修もしていただき感謝したい。
この梅林の整備によって小仏~湯の花~天神~関所~小木沢と観光ルートが確立し更なる来場者を期待したい。


hagiuda1 at 16:37|Permalink

2006年03月18日

■総務委員会で質問に立ちました。

060317総務委員会(代議士) 竹中大臣に代わって初めての総務委員会質疑の機会をいただき、NHKの平成18年度予算に関連して「公共放送としてのNHK」と「放送と通信のあり方」について質問した。

 一昨年の不祥事以来、中々再生の方向が示されず料金未納者が増え続けるNHKは「経営のヴィジョンをもう少しはっきり示すべき」だと思う。例えばパフォーマンスと批判されても全職員が休日返上で徴収に歩くぐらいの意気込みを是非見せて欲しい。竹中大臣の諮問機関で民営化やCM収入をいれる事などが提案されているが、私はNHKの「立ち位置」は公共放送に徹する事だと主張した。

 時節柄オリンピックの直後であったのでその放映権のあり方についても触れた。今回のトリノの放送はNHKが7、民放が3でJC(ジャパンコンソーシアム)を組織して取得をした。かつてはNHKが独占をしていたが1980年のモスクワオリンピックでテレ朝が取得し、放映料を国内で引き上げてしまったことに反省して以来、JC方式をとってきたとの事。

060317総務委員会(竹中大臣) 民放は視聴率の稼げる種目や注目選手がいる競技は放映したいがそれ以外は受けたくない等のやりとりが続いているそうだ。ちなみにトリノの放送権料は3850万ドル。
確かにスポンサー収入に頼る民放は人気アスリートがいて視聴率がなくてはならず、一方、そういう種目を全て手放してしまえばNHKはつまらないというそしりを気にしているとの事。

 私は逆にNHKの立ち位置を考えればそれでいいのでは、民放が放映したいものはある程度ゆずり残りを堂々と放映すればいいと提案した。例えば5割を民放が引き受けるなら1970万ドル(約20億)は番組制作に振り替えられる。ライブで放送できないのは残念だが、例えば荒川静香の日の丸をまとったウィニングラン等をただちに編集し、ニュースとして配信したり、競技や選手を大会前から番組にして国内のモチベーションを盛り上げていく事などNHKでなくてはできない映像作りでその役割を果たしていく事、あるいは学校現場で教材として活用していく事等役割の違いを探求していく必要はないだろうか?

060317総務委員会(NHK橋本会長) 国民にしてみれば見たい番組は何チャンネルでも良くて、フィギュアをNHKがやらなかったと怒る人はいないと思う。ライブで瞬間何人が見たかではなく将来に渡って何人の人が見て何に役に立ったかを考える必要があると思う。歌番組等でもNHKが敷居を低くして結果として民放と変わらなくなってきてしまった事が芸能プロや番組制作会社と不正な交流を生み不祥事に繋がった事を忘れてはいないか。

 民放のディレクターは銀座で飲んでハイヤーで帰宅したとしても、NHKは渋谷で飲んで電車があるうちに帰るべきでその感覚が公共放送に通ずるはずだ。



■ライブビデオはこちら



hagiuda1 at 11:11|Permalink

2006年03月11日

■空席目立つWBC

 森会長のお供でWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日韓戦を観戦した。
通称、ナベツネシートと言われるバックネット真裏で臨場感たっぷりの特等席。オリンピック、ラグビー、野球と森政治の継承者の一人として英才教育?を受ける事ができるのも東京選出の恵まれた環境かもしれない。「東京者は地元と行ったり来たりで当てにならない」が永田町の定説だがいざと言う時、無理が利くのを強みにしていきたい。

 さて、当日は皇太子殿下と雅子様、長嶋親子も姿を見せ大いに盛り上がった。残念なのはこういった国際試合でも空席が目立つ事で、チケットの売り方、あるいは売り先の見直しが求められる。観たい人はまだまだいるのに観たくない企業や団体に割り振られるミスマッチや若年世代にはあまりにも高価な入場料設定は考えなくてはならない。たとえば5回を過ぎても空いている席は外で待つ小学生に解放してあげるとか、試合途中で帰る人の席の再販等、とにかく観てもらってなんぼという気がする。

 私の小学生時代は友人と小遣いを貯めては神宮や後楽園に足を運んだ。日曜日はデイゲームが常だったので自転車で京八まで行き電車で往復をし外野席で声援を送った。今ほど警備がうるさくなく、後半になると席の空いた内野席に少しずつ場所を変えるのも楽しみの一つで、どれだけグランドに近づけたかに満足したりもした。売店の立ち食いそばを食べても千円ちょっとで遊べたと思う。スポーツで大成する事はなかった私だが、幼い頃から生のスポーツを観てきた事はどこかで役に立っていると自負する。

 その上で地元の環境整備が今の仕事で今年は富士森球場の掲示板を電光にする事となった。多摩国体の野球開催地に立候補した事を追い風に、更に他球場の整備も進めたい。又、国際大会に対応できる体育館建設も急務であり黒須市長を助けたいし、更には室内の公認プールも未整備であり芝のサッカー場も作りたい。いずれも予算の掛かる事だが、今の財政状況では見通しは暗い。鳴り物入りで始まったサッカーくじTOTOも今年度は配当ナシになってしまった。

 今、党ではカジノの法制化に向けて委員会がスタートした。「荒川選手が金メダルを取った国内のスケートリンクが数年で40ヵ所も閉鎖される事態だ。プロのスケートショーを観ながらカクテルをかたむけ、ショーの合間にルーレットに興じる複合施設ならリンクを守れると思うし、昼間は子供たちに開放できると思うがどうか?」と提案した。

 いずれにしても戦後の運動施設整備とは異なったコンセプトでスポーツ環境を守っていかなくてはスポーツ選手を夢見る子供たちはどんどん少なくなりプロ野球の空席は更に増え、スポーツはテレビの中のものになってしまうと思う。

 試合は韓国が逆転で勝ったが、アウェイのグランドでの国を挙げての応援は羨ましいほど素晴らしいと思った。「施設と心」いずれも我国は見直しの時期にきている。



hagiuda1 at 08:41|Permalink

2006年03月04日

■堀江メールで大迷惑

平成18年度予算が衆議院を通過した。審議当初は耐震偽装やBSE問題、ライブドア等、いわゆる4点セットを旗印に民主党も勢い良く政府の追及をしていたが「堀江メール」で一転、自滅とも言える結末になった。国会の権威を貶める永田議員の言動には日頃からほとほと呆れていた私はコラムの話題にするのも避けていたが被害は私にも及んだ。そもそも東大―大蔵省のキャリアといわれるエリートがあの程度であるのをみると「成績重視」の採用方法や「人を掻き分けても」という戦後教育の悪しき産物で「あのタイプ」が官民とも社会の中堅に多くいる事に国の危うさを感じずにはいられない。

 さて、私は先週23日 始めての予算委員会の出番をもらい、前日まで資料収集や原稿書きで寝不足の日が続いた。総理出席の総括質疑で、テーマは「国際競争力に寄与する羽田空港の再拡張国際化」、「横田基地の軍民共用化」、「トリノオリンピックの不振と今後の支援策」、そして「行革推進法成立に向けての総理の決意」で特に「小泉内閣中に首都移転議論に終止符を打つべき」と提案をする予定でいた。都の職員も資料提供等、入れ替わり立ちかわりサポートにきてくれ、石原知事からは横田空域のプラモデルを借り準備万端用意をしたら前日に中止となった。国会空転の煽りと格差社会の集中審議のために公明党に時間を譲る事になったとの事。私だけではなく同じように迷惑にあった人は枚挙に暇がない。張り切っていただけに気が抜けた一週間となった。

 彼の懲罰動議はこれで5回目。何回受けても何も改められなければ何のための懲罰かと思う。国会見学に来た小学生に「永田さんは嘘をついても謝らないのはなぜですか?」と聞かれ答えに困った。

与野党とも国権での言論の重みを再確認する機会としたい。



hagiuda1 at 10:32|Permalink