2006年11月

2006年11月25日

■「昭和の日」制定プレイベント続く

27a7576d.jpg

 27回目を迎えた今年の「いちょうまつり」は昨年の役員会での私の提言を受け、早速、「昭和の日」制定記念事業と位置付け、内閣府の後援を頂いた。この祭りの起源が、多摩御陵が造られた事を記念して甲州街道に植えられた、168本のいちょう並木を観光資源にしようと始まった事を考えれば、昭和といちょうは切れない仲で、きわめて自然なカップリングだったのかもしれない。いち早く取り組んだ大野会長始め、民間の方々のスピードと感性に感心する一方で、市の対応は熱心な部と理解していない部の温度差があり残念だ。
土曜日は好天に恵まれ、多くの人出で賑わったが、式典のあった翌日はクラシックカーパレードが始まる頃から本格的な雨になり、皆さんびっしょり。それでも来賓として来王された内閣府の室長は「こんなに賑やかだとは思っていませんでした」と驚きの声をあげていたが、「晴れていればこの3倍の人出ですよ」との私の言葉に更にビックリ。民間NPO「昭和の日」ネットワークの代表の方々も視察に訪れたが、武蔵陵周辺でこのような立派な祭典が行なわれている事に敬意を表していただき、「もっと宣伝するべきですよ」と話をされていた。
第13回映画会
どうも政府も市も無理矢理、昭和と昭和天皇を切り離して対応したがるのだが、市民、国民のほうがもっと自然に「昭和」の良さ、あるいは残念な一時期も承知をしており、ことさら線を引く必要は4月29日という日を考えれば、あまりないと私は思う。
こちらもできる啓蒙はしたいと願い、数日後の恒例の映画会は“All ways 三丁目の夕日”を選び市民会館一杯の皆さんと古き良き昭和を振り返った。ちなみに今年から西地区でも映画会を開いていただく事となった。その上映前には昭和39年の東京オリンピック自転車競技に沸く八王子市の記録ビデオを上映したが、こちらも好評で八王子の街の賑わいや八王子まつり、七夕等、今では信じられない活気ある風景に懐かしさと共に歓声があがった。
 ノスタルジィに浸るつもりはないが、国も市も昭和の時代に学ぶ事は多い。家族の絆、地域の連帯、前向きな生き方をした先人の知恵を今一度活用してみる価値は大いにある。


hagiuda1 at 10:38|Permalink

2006年11月18日

■教育基本法改正

 教育基本法が衆議院を通過した。本来は与野党が対立し多数決で決着させる性格のものではなく、大いに議論を深め、歩み寄りを期待していたが、民主党は自ら提出した案も含め、廃案を決め審議拒否を選んだ。
ここは本当は民主がポイントをあげる絶好の場面で、与党案の上程前に最後までもつれて、書き込む事ができなかったいわゆる3点問題を民主案には書き込んだのだから、修正案を出し自民を打ち負かし圧倒的多数で可決するストーリーを予想していたが…。3点とは 国を愛する態度→心  宗教的情操の涵養を大切にする  不当な支配の主語を教育はから教育行政はに変える事である
(詳しくは日本会議HP http://www.nipponkaigi.org/)
元々は安倍総理も最もこだわっていた部分であり、この点の修正を求める声は衆参で196名に上った。
だったら政府が修正をすればいいと思う方もいるとは思うが、本件は小泉内閣の前国会からの継続案件で、手続き上も政府から修正を出すのは異常であるし、与党協議を否定する事にもなる。
 私は採決の前々日、事務局長となった日本会議国会議員懇談会を代表して、平沼会長と日本会議の民間の役員の皆さんと共に総理を訪ね危惧を伝えた。「基本法改正はあくまで教育改革のスタートでゴールではない」、「心配のむきは関連各法で必ず解決するし、法解釈が多様にならないように答弁ではっきり申し上げてきた。残りの締めくくり答弁でもはっきり申し上げる」と力強く答えた。「心が伴わない国を愛する態度は愛していないのと同じですからね」と微笑む総理に同席された皆さんも一様に安心し、又、教育にかける総理の熱い想いを感じていただいたはずだ。
 60年ぶりに改正にこぎつけた基本法は100点満点ではないが、家庭教育、幼児教育の重要性や様々な責任を明らかにした点でも一歩も二歩も前進した。基本法の改正で直ちに学力が向上したり、いじめが無くなる訳ではない。今後は地方教育行政法や公務員制度改革、青少年健全育成基本法や学習指導要綱の見直し、教育委員会制度の抜本的な見直し等、この国が本気で教育の充実をめざす作業を続ける覚悟が必要だ。現場を見てきた地方議員出身としても今後の責任は重大だ。


hagiuda1 at 10:47|Permalink

2006年11月11日

■ファーストレディー登場!

政経パーティ(会場) 「はぎうだ光一君を励まし更に働かせる会」を新宿の京王プラザホテルで開催していただいた。都内での政経パーティーは初めての事で、夏過ぎから樫崎商工会議所会頭を実行委員長に又、東京ルネッサンス21の役員の皆様を中心に後援会総出で準備をしていただき大成功に終了する事ができた。

政経パーティ(八王子市議)政経パーティ(司会の両都議) 毎年2月には地元で時局セミナーと新年会を兼ねた会合を続けているが場所柄国会の皆さんをお招きするには遠すぎ、政治生活16年を終わる節目の会としても一度都心でやろうという事になった。発起人には森先生や石原知事、安倍官房長官(当時)がこころよく引き受けていただき名を連ねていただいたが当日は公務が重なり、誰も出席できないという事態となり気をもんでいたが、町村会長、中川幹事長、尾身財務相、伊吹文科相、長勢法相、塩崎官房長官、下村副長官等続々とかけつけていただき激励をいただいた。司会は串田、石森両都議が務めていただいたし、都議会の川島議長はじめ仲間の皆さん、飯沢議長はじめ市議会の同志、今まですべてのご縁をいただいた方々に一同に会していただき改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。

政経パーティ(アッキー) 通常総理が政経パーティーへ出席しないのは党内ルールになっているが、直前にご心配いただき昭恵夫人がかけ付けていただいた。マスコミもビックリの大盛り上がり。私は昨年の訪米や食事会でご一緒させていただいており、色々お話させていただいたが実に明るく楽しい方で、家内も仲良しの昭恵派?である。「昭恵は長い話はできないよ」と総理は電話で言っていたが、堂々たるファーストレディーぶりには会場もうっとり。ユーモアも交えて温かい激励をいただいた。
政経パーティ(歓談) さて、パーティーの方は都内中心でと当初は考えていたのだが、結局は八王子の皆様が心配して大挙かけつけていただき盛り上げて下さった。「遠いところまですみません」と挨拶すると「新宿なんて遠くない」「八王子を田舎扱いするな!」(笑)と逆に叱られる始末。「こんなことでもないと中々出て来ないから・・・」とおっしゃってご夫婦で出席していただいた方々も多数いらっしゃり只々感謝だ。
多くの来客から予定をオーバーしての激励をいただけたので私の挨拶は短めにしたが、とにかく今までの経験をすべてエネルギーに国づくりに全力で臨む決意を示した。
 皆様にご心配いただいた貴重な浄財を大切に堂々と政治活動を続けて行く。



hagiuda1 at 14:30|Permalink

2006年11月04日

■八王子市・高雄市 友好都市締結

 徳島での青年局四国ブロック大会を終え車で関空に向かう。空港は海を挟んで目の前だが、フェリー等時間に合う移動手段が見つからなかった。最終のNWで台北へ向かい翌日は陳水扁総統、游錫堃 民進党主席、馬英九国民党主席と相次いで会談した。永い間、日台外交の窓口を務めてきた青年局の歴史に総統は精通しており、前日は第22代の中川政調会長と衛星通信で対談した事や、第17代麻生外相のWHOでの支持に謝意を示されたりとこちらがびっくりするほど詳しい。

 第31代局長を経験された安倍総理の就任を総統始め、多くの国民が祝福しているとおっしゃっていたが、後で関係者に聞くと最初の外遊地が北京になった事などにナーバスになっていたそうだが、しかし台湾メディアでは靖国参拝の総理の後にいつも写る事で少々有名な萩生田が青年局長になり、早速訪台した事で安倍総理の台湾への変わらぬ思いがメッセージとして伝わったそうだ。

高雄(台湾) 翌日は高雄に移動し八王子市と高雄市の友好都市締結の調印式に出席した。黒須市長始め、秋山副議長、各派の代表7名も参加した。台湾にとっては新竹市が岡山市と締結以来、2例目と言う事もあり、多くの皆さんからも感謝の言葉をいただいた。私達一行を葉市長始め市幹部や市議会議員が全員でお出迎えいただき、地元の鼓笛隊、小学生の民族舞踊、日本語学校の生徒が浴衣を着ての東京音頭など、心のこもった歓迎セレモニーに胸が熱くなった。

 戦前は60年にわたり日本統治時代があり、さぞ日本の対応に不満な事もあっただろうが、70歳以上の皆さんは大変親日的で、今でもにこやかに日本語で話しかけてくる。

 高尾山と高雄の音をかけて始まった友好都市だが、子供達、スポーツ、文化、経済、あらゆる分野で交流が盛んになる事を祈る。


hagiuda1 at 01:52|Permalink