2007年05月
2007年05月26日
■チーム八王子
毎年主催している党八王子所属都議、市議の研修会が、改選後の市議15名全員参加のもと行われた。圏央道開通後の問題点、中心市街地活性化策、教育関連三法、放課後子どもクラブといった市政とも関連する項目を国交省、文科省の役人からレクチャーを受け直接意見交換をしてもらった。とりわけ圏央道の料金体系には不満が続出し、「渋滞解消の為に外を廻ってその分多く走ったから料金が高い」というのでは誰も使わない。平成20年からの社会実験メニューに加え、ただちに値下げすべしと要望した。市の幹部職員も5名出席していただき、その他諸般の案件もしっかり理解した上で持ち帰り検討をお願いした。
高尾駅の橋上架やひよどり山有料道路の無償化も、少々大げさに言えば過去の研修の成果の一つだ。「政治はチームプレー」という私の政治信条は、各級議員が問題意識を共有する事で解決のスピードアップや新たな展開にもつながると考えるし、又実績も上げてきたつもりだ。今回の研修でも八王子市が目指す中核市へ移行した場合とそうでない場合で、表であきらかになっているもの以外にも将来の財政負担が大きく変わることが浮き彫りになり、参加した皆さんからは充実した研修会だったと評価をいただいた。今後もしっかりとスクラムを組んで市政発展の為にも役割を果たしていきたい。
さて、折角永田町へ来た仲間の皆さんなので終了後は関係施設も視察し、幸い安倍総理もお祝いに駆けつけていただき大いに盛り上がった。夜の懇親会には石原都連会長もお開きまで付き合っていただいた。今回は当選祝いも兼ねレストランも料理もグレードを上げ、小泉総理愛用の西麻布の高級中華料理店を早くから予約をして皆さんを迎えたが、石森都議は「この前もこの部屋だったよね」と2年前に行った赤坂の普通のレストランと間違え、がっかり。次はやっぱり居酒屋にする事にした（笑）初当選の二人は政治家としての醍醐味をほんのちょっぴり覗き見した一日だったと思う。
チーム八王子のキャプテンとして、しっかり皆さんと力を合わせ街づくりを前進させて行く。
hagiuda1 at 00:13｜Permalink│
2007年05月19日
■身近な外交
価値観外交を推進する議員の会が活動をスタートし、事務局長に就任した。古屋会長や民間識者の先生方と新年から暖めてきた構想を形にし、「自由・民主・人権法の支配」という価値観を共有する国々、人々とどんな連携ができるのか？これから勉強を深め行動に移していきたいと思う。マスコミはついつい戦略的互恵外交との対立をあおり、中国を牽制する議連と政局的に扱うが、そもそもそれぞれの国はその成り立ち、生い立ちや宗教、文化等大いに違いがある事は当然だ。言語さえ違う国々が最大公約数の共通の価値観を通じて外交は展開される。仲良くする為に全てを見て見ないふりする外交は、やがて新たなひずみやゆがみを生むだろう。
今後はインド、オーストラリアはじめ価値観を共有するアジアの大使館はじめ、議員の皆さんとも交流を深め国益につなげていきたい。
さて、総理のめざすアジアゲートウェイ構想の中間まとめが公表され、留学生100万人計画が進んでいる。私はかねてよりODAで数百億出しても中々日本の貢献が理解されない事への脱力感を申し上げてきた。日本の文化なんだろうが、自分の行った善意をことさらに主張はしない。これからは戦略的ODAのあり方が議論されると思う。だからと言う訳ではないが、日本を良く知っていただく外国人が増える事も重要だ。その一つとして学生時代の一時を我が国で学ぶ学生の受入れは、私も提唱してきた一人なので喜ばしい。問題は受験から滞在までのワンストップサービスや住宅問題だ。地元八王子ではこの時期2000名の留学生が22大学へ通い始める。政府機関や大学が招く留学生達は何も問題ないが、日本への憧れを抱き自分の力で入学する学生達は中々アパートも見つけられず、簡易宿舎やカプセルホテルで日本での生活をスタートする人もいる。大家さんにすれば文化や言語の違う外国人への部屋の提供を戸惑うのは理解できる。又、実際にトラブルも発生してきた現実もある。今後はたとえば留学生用の学生マンションを建設段階から後押しする制度も必要だと思う。
市では3月に閉館をされたJICAの国際研修センターを留学生会館としての活用を検討している。「直接の納税市民ではない留学生に対しての地方自治体が単独でサービスを提供するのは厳しいものがあり、国として支援策を急ぐべき」と昨年から文科省にもハッパをかけているが、中々進まず新年度を迎えてしまった。9月には試験的にオープンをさせるべく検討を続けているが、何とか全国のモデルになるよう努力をしたい。
草の根の外交でも積もれば大きな山となる。
hagiuda1 at 00:01｜Permalink│
2007年05月13日
■八王子ラグビースクール30周年
八王子ラグビースクールが30周年を迎え、記念式典が行われた。私も縁あって6年ほど前からお手伝いをさせていただいている。主に拓大のグランドをお借りして運営しているが、市内にはラグビー専用という施設がなく又、近年のサッカー人口の増大により益々隅に追われていたが、ここ数年で大きく陣地を回復してきた。北野にも優先グランドを一面確保できたし、戸吹で計画中の都市計画公園内にもラグビー兼用が一面増える。関係市議の努力で雨天でも利用可能な人工芝へのグレードアップも検討中だ。少しずつだが環境も良くなり、スクールの生徒も増えてきた。
今、小学校の体育授業にタグラグビーを取り入れる試みが進んでいる。本格的ラグビーのようにタックルはせず、ボールを持った選手がタッチをされたらボールをはなすゲームだ。東京都では全都の小学校の校庭の芝生化が進んでおり、いずれタグが主流になるだろう。
ラグビーにはスポーツマンシップのすべての要素が盛り込まれており、幼いうちに少しでも経験する事は精神面でも大いにプラスになると思う。たとえば試合終了のことをノーサイドと呼ぶし、何より自分よりゴールへ近い前の人へパスをしてはいけない。タックルをされ膝が地面に付けばボールを手放さなくてはならないし、身体の大小なくやれるポジションがある。結果としてバックスがトライをする機会が多く華やかに見える事もあるが、そこに到達するまでにはすべてのポジションが何らかの役割をはたし、最後の一人にボールをつないでいく地味な作業がたくさんある。真に人生や社会、組織の縮図のようなスポーツだと常々感じているし、政治もそっくりでたびたびラグビーとだぶる。マスコミのタックルにあってもボールをはなさない大臣もいれば、後輩たちのアイデアを持論のように発表する先輩もいる。
何よりラグビーボールと政治はどちらに転がるかわからない。
30年にわたりボランティアで指導にあたっていただいた歴代の指導者に感謝すると共に、一人でも多くの八王子っ子達が花園や国立、ひいてはジャパンの一員として活躍する事を祈る。
hagiuda1 at 15:36｜Permalink│
2007年05月02日
■初めての「昭和の日」
本年より施行となる「昭和の日」の記念行事が陵南公園にて盛大に開催された。本来なら政府主催で式典を行うべきところだが、あの「昭和」というワードに込められた戦後レジームにより、法案成立までに二度の廃案を経て三度目の正直で立法化をした。
「このままではたぶん何も無く当日を迎えてしまう」当時の長勢官房副長官から武蔵野陵の地元という縁で私に「知恵を出せ」と依頼があってから約1年。紆余曲折の末、実行委員会形式で当日を迎えた。
当初はNHKの協力を仰ぎ、NHKホールとその周辺でのイベントを企画し、4ヶ月に渡り打ち合わせをしてきたが、途中から雲行きが怪しくなり、一切関わらないということで八王子での開催となった。NHKが全く報道しないことをみても何か根深いものを感じる。
俄作りの実行委員会。しかも直前の統一地方選で議員団は動けず、かなり不安を持って当日を迎えたが、結果は晴天にも恵まれ2万人を超える来訪者の下、大成功に終わった。
地元の囃子連合会や大正琴、幼稚園児にも出演していただき、ボーイスカウトの皆さんも協力してくれた。レクリエーション協会のウォークラリーもゴールを会場にしてくれたりと市民を上げて盛り上げてくれた。
式典では中東歴訪中の総理の式辞を私が代読することとなった。出発前、電話で今までの経緯を話すとねぎらいの言葉をいただき、励まされた。本当は閉会の辞だったが、行きがかり上急遽出番が代わり光栄な代役を務めた。式辞にもあった「家族の大切さ。地域の連帯感、昭和の暮らしの中には豊かさと引き換えに失いつつある我が国の文化や知恵がある」
先人の努力に学びながら平成の真っ只中で政治に参画している責任をしっかり全うしたい。
「このままではたぶん何も無く当日を迎えてしまう」当時の長勢官房副長官から武蔵野陵の地元という縁で私に「知恵を出せ」と依頼があってから約1年。紆余曲折の末、実行委員会形式で当日を迎えた。
当初はNHKの協力を仰ぎ、NHKホールとその周辺でのイベントを企画し、4ヶ月に渡り打ち合わせをしてきたが、途中から雲行きが怪しくなり、一切関わらないということで八王子での開催となった。NHKが全く報道しないことをみても何か根深いものを感じる。
俄作りの実行委員会。しかも直前の統一地方選で議員団は動けず、かなり不安を持って当日を迎えたが、結果は晴天にも恵まれ2万人を超える来訪者の下、大成功に終わった。
地元の囃子連合会や大正琴、幼稚園児にも出演していただき、ボーイスカウトの皆さんも協力してくれた。レクリエーション協会のウォークラリーもゴールを会場にしてくれたりと市民を上げて盛り上げてくれた。
式典では中東歴訪中の総理の式辞を私が代読することとなった。出発前、電話で今までの経緯を話すとねぎらいの言葉をいただき、励まされた。本当は閉会の辞だったが、行きがかり上急遽出番が代わり光栄な代役を務めた。式辞にもあった「家族の大切さ。地域の連帯感、昭和の暮らしの中には豊かさと引き換えに失いつつある我が国の文化や知恵がある」
先人の努力に学びながら平成の真っ只中で政治に参画している責任をしっかり全うしたい。
hagiuda1 at 15:08｜Permalink│
