2009年11月
2009年11月27日
■イベント盛り
第30回記念となる「いちょう祭り」が11月21日、22日開催された。
大正天皇の御陵が長房町に造られた事を機に追分から高尾駅前に植えられた776本のいちょうをシンボルとして何か街興しに活用出来ないかと民間の皆さんの手作りで始まった祭りだが今では秋の風物詩となり市外からも参加者が集い毎年賑わいを見せる一大イベントに成長した。
初日は暖かく、人出も順調だったが二日目は午前中雨に降られ震えるほどの寒さで店仕舞を急ぐ出店も目立った。
私もレクリエーション協会の役員として第12回からお手伝いを始め、いつしか実行委員会の顧問となってしまったが、平成19年の「昭和の日」制定記念事業の取り組みの甲斐あって会場周辺の整備が進み、イベント会場が拡大した事で祭りの幅が広がってきた。
時代の流れと共に内容も変化し、近年では市内大学を中心とする学生委員会の皆さんも若い力で頑張っていただき、新・旧住民、学生、自然のハーモニーと言うコンセプト通りの祭りが実施出来ていると思う。市からの補助金に頼らず実行委員会が発行する通行手形が貴重な財源だが天気一つで計画が大きく変わってしまい今年は決算が恐ろしい。
さて、いちょう祭りからバトンを受けて今週からは第2回となる「ガスパール・カサド国際チェロコンクールIN八王子」がスタートした。
スペイン出身の世界的なチェロ演奏家カサド氏の奥様が日本人で多摩地域の出身と言う縁もありイタリアのフィレンツェで10回まで実施後、奥様が帰国し中断した大会を没後、市民の皆さんを中心に3年前八王子で復活した大会だ。
当初は八王子と直接の縁でもないのに何故?と冷めた対応をしていた私だが熱心な皆さんの熱意に押され前回から応援団の末席に身を置いてきた。昨年来、文部科学大臣政務官として文化行政を担当する事となり改めてチェロに限らず文化事業の難しさを知って国の支援も当て込み、深く関わる事となってしまった。
世界22カ国から集まった57人が若手奏者の登竜門と言われる大会に八王子で腕を競うのも悪くない。何よりいちょう祭りにしろ、チェロコンにしろ市民サイドから街を代表するイベントを興させるのも八王子の底力かもしれない。
いずれの式典も主催者側が今までの働きを感謝してくれて来賓として紹介の機会をいただいたが、何故現役でない私が紹介されるのかは残念ながら来場者には中々伝わらないだろう。
暫くは人知れず裏方に撤する事が多くなるだろうがそれでも八王子の為になるのなら微力を尽くしたい。
大正天皇の御陵が長房町に造られた事を機に追分から高尾駅前に植えられた776本のいちょうをシンボルとして何か街興しに活用出来ないかと民間の皆さんの手作りで始まった祭りだが今では秋の風物詩となり市外からも参加者が集い毎年賑わいを見せる一大イベントに成長した。
初日は暖かく、人出も順調だったが二日目は午前中雨に降られ震えるほどの寒さで店仕舞を急ぐ出店も目立った。
私もレクリエーション協会の役員として第12回からお手伝いを始め、いつしか実行委員会の顧問となってしまったが、平成19年の「昭和の日」制定記念事業の取り組みの甲斐あって会場周辺の整備が進み、イベント会場が拡大した事で祭りの幅が広がってきた。
時代の流れと共に内容も変化し、近年では市内大学を中心とする学生委員会の皆さんも若い力で頑張っていただき、新・旧住民、学生、自然のハーモニーと言うコンセプト通りの祭りが実施出来ていると思う。市からの補助金に頼らず実行委員会が発行する通行手形が貴重な財源だが天気一つで計画が大きく変わってしまい今年は決算が恐ろしい。
さて、いちょう祭りからバトンを受けて今週からは第2回となる「ガスパール・カサド国際チェロコンクールIN八王子」がスタートした。
スペイン出身の世界的なチェロ演奏家カサド氏の奥様が日本人で多摩地域の出身と言う縁もありイタリアのフィレンツェで10回まで実施後、奥様が帰国し中断した大会を没後、市民の皆さんを中心に3年前八王子で復活した大会だ。
当初は八王子と直接の縁でもないのに何故?と冷めた対応をしていた私だが熱心な皆さんの熱意に押され前回から応援団の末席に身を置いてきた。昨年来、文部科学大臣政務官として文化行政を担当する事となり改めてチェロに限らず文化事業の難しさを知って国の支援も当て込み、深く関わる事となってしまった。
世界22カ国から集まった57人が若手奏者の登竜門と言われる大会に八王子で腕を競うのも悪くない。何よりいちょう祭りにしろ、チェロコンにしろ市民サイドから街を代表するイベントを興させるのも八王子の底力かもしれない。
いずれの式典も主催者側が今までの働きを感謝してくれて来賓として紹介の機会をいただいたが、何故現役でない私が紹介されるのかは残念ながら来場者には中々伝わらないだろう。
暫くは人知れず裏方に撤する事が多くなるだろうがそれでも八王子の為になるのなら微力を尽くしたい。
hagiuda1 at 18:09|Permalink│
2009年11月20日
■未来への投資
連日報道される「事業仕分け」に心地良さを感じる人もいるだろう。
国民の税の使い道を公開し、各省の類似事業のかぶりや無駄を省く事は重要な視点で大いに評価したい。前政権でも取り組みはしてきたがしがらみの中では中々進まず、毎年うやむやになった事は反省しなくてはならない。
しかし、その手法には問題があると言わざるを得ない。第一に仕訳人と称する方々とは何の権限があってあの作業をしているのだろうか?専門的知識を持つ方もいるのだろうが全てに精通した人などいない。わずか一時間の多数決で結論が導かれるのも危うい。何より国民が惑わされているのは史上最高の95兆円の概算要求をしたのは民主党政権であり決裁をしたのは今の各大臣らで私達ではない。3兆円の補正予算の延長で行っているのでついつい前政権の責任のように映るがそうではない。政治主導といいながら自分達では査定ができず脹らませて提出しておいて同じ党で削って手柄にするのは自作自演のパフォーマンスだと言われてもしょうがない。いくらでも交渉で値下げをする中国のみやげ屋の値札を思い出す。
特に心配なのは教育や科学技術予算がどんどん削られている現状だ。学校ICT、理科支援授業等はまだ始まったばかり。一朝一夕に成果は出ないが明らかに理科嫌いは減少にあるしパソコンを学校現場に導入した事でICT社会のけん引役となった若者も多い。京都大学の山中教授のIPS細胞の研究は世界トップレベルで再生医療の研究により将来助かる命を今計る事はできないし、スーパーコンピューターの開発をやめて海外に依存すれば必ず国内技術の劣化につながるだろう。宇宙開発の研究費は単にロケットを飛ばすだけでなくその研究の副産物が私達の生活を豊かにしてきた。カーボン素材はあらゆる処で活用されているし無重力で使えたトイレはまもなく介護用に改良され寝たきり老人の心強い見方となるだろう。
未来への投資とも言える教育や科学技術を単年度の予算や近年の成果だけで判断すれば国の財産とも言える人材力を失う事にもなりかねない。科学館や博物館はいくらの収入があったかではなく何人の子供が観たかに価値がある。安易な基金の取り崩しは今の私達だけのお金ではなく事業仕訳でものづくり国家の芽を摘んでしまえば将来に大きな遺恨を残す事となる。
折角の仕訳はもう少し落ち着いた環境で専門家も入れ時間をかけ議論した方が、意義深いものになるのではないか。
昨日の参議院での委員会質疑では、内閣の一員でない国会議員が行政職を務める事への法律違反が指摘された。もちろん法的根拠がないので苦しい答弁だが政府は「あくまで参考意見」と答えた。仕分け人の方は参考意見の為に体育館に詰めているのだろうか?
「どうせ根拠も権限もないなら説明に私を出席させてくれないかな?」と文科省幹部に伝えた。
国民の税の使い道を公開し、各省の類似事業のかぶりや無駄を省く事は重要な視点で大いに評価したい。前政権でも取り組みはしてきたがしがらみの中では中々進まず、毎年うやむやになった事は反省しなくてはならない。
しかし、その手法には問題があると言わざるを得ない。第一に仕訳人と称する方々とは何の権限があってあの作業をしているのだろうか?専門的知識を持つ方もいるのだろうが全てに精通した人などいない。わずか一時間の多数決で結論が導かれるのも危うい。何より国民が惑わされているのは史上最高の95兆円の概算要求をしたのは民主党政権であり決裁をしたのは今の各大臣らで私達ではない。3兆円の補正予算の延長で行っているのでついつい前政権の責任のように映るがそうではない。政治主導といいながら自分達では査定ができず脹らませて提出しておいて同じ党で削って手柄にするのは自作自演のパフォーマンスだと言われてもしょうがない。いくらでも交渉で値下げをする中国のみやげ屋の値札を思い出す。
特に心配なのは教育や科学技術予算がどんどん削られている現状だ。学校ICT、理科支援授業等はまだ始まったばかり。一朝一夕に成果は出ないが明らかに理科嫌いは減少にあるしパソコンを学校現場に導入した事でICT社会のけん引役となった若者も多い。京都大学の山中教授のIPS細胞の研究は世界トップレベルで再生医療の研究により将来助かる命を今計る事はできないし、スーパーコンピューターの開発をやめて海外に依存すれば必ず国内技術の劣化につながるだろう。宇宙開発の研究費は単にロケットを飛ばすだけでなくその研究の副産物が私達の生活を豊かにしてきた。カーボン素材はあらゆる処で活用されているし無重力で使えたトイレはまもなく介護用に改良され寝たきり老人の心強い見方となるだろう。
未来への投資とも言える教育や科学技術を単年度の予算や近年の成果だけで判断すれば国の財産とも言える人材力を失う事にもなりかねない。科学館や博物館はいくらの収入があったかではなく何人の子供が観たかに価値がある。安易な基金の取り崩しは今の私達だけのお金ではなく事業仕訳でものづくり国家の芽を摘んでしまえば将来に大きな遺恨を残す事となる。
折角の仕訳はもう少し落ち着いた環境で専門家も入れ時間をかけ議論した方が、意義深いものになるのではないか。
昨日の参議院での委員会質疑では、内閣の一員でない国会議員が行政職を務める事への法律違反が指摘された。もちろん法的根拠がないので苦しい答弁だが政府は「あくまで参考意見」と答えた。仕分け人の方は参考意見の為に体育館に詰めているのだろうか?
「どうせ根拠も権限もないなら説明に私を出席させてくれないかな?」と文科省幹部に伝えた。
hagiuda1 at 17:28|Permalink│
2009年11月14日
■太陽の国
天皇陛下の御即位20年を心よりお慶び申し上げます。
昨年来、民間の皆様と共に奉祝委員会を結成し、当時は国会議員連盟の事務局次長として準備に汗してきたが民間奉祝委員に立場を変えて当日を迎えた。
寒風の中だったが三万人の皆様と共に皇居・二重橋にお出ましになられた天皇・皇后両陛下に向け万歳を叫ぶ声は日本人のDNAを揺さぶる不思議な力が湧き出る。
陛下も“厳しい経済情勢、高齢化等憂慮なさる一方、戦後の荒廃からの復興を思い直し、もう一度国民が協力して良い社会を”とお言葉を発せられた。
EXILEの奉祝歌「太陽の国」も聴きごたえのある良い曲で、トレードマークのサングラスを外したメンバーの心意気にも日本の良さを感じる祭典だった。
ニュースでの扱いは夕方の国民祭典がもっぱらだったが先駆けて行われた国立劇場での政府主催記念式典にもお招き頂き参列した。出迎えのガールスカウトに八王子の皆さんがいらっしゃった事、各界代表として平成生まれで柔道の中村美里さん(八王子・東浅川出身)が登壇した事も市民の一人としては誇らしい事だった。
そして翌日は、ありがたくも宮中での茶会にお招きに賜り奉祝委員としての慰労のお言葉を頂いた。
先週まで事務所には「俺、現職じゃないから宮内庁が間違ったんだよ。欠席」と伝えてきたが、秘書の井草さんから「本当に欠席でいいんですか。菊の御紋入りのすごい招待状ですよ」と見せられ、「これはいかん」と連日の出席となった。
全国から各界・各層の約700名が午前・午後に分かれてお招き頂いたが、私は午後、法務省から7号車のバスで経団連の御手洗前会長や北野たけしさんと一緒に皇居へ向かった。
帰りのバスで「陛下が俺の映画ちゃんと観ててビックリしたよ」とたけしさんと盛り上がり「次当選したらタックル出ます」と約束した。久しぶりにお会いした文科省の次官や宇宙飛行士の毛利さんやノーベル賞科学者の野依さんとは連日の仕訳に「人づくり」の大切さや「科学技術が直ぐには成果が出ない事」に理解しない現状に危機感を共有した。
もっともご即位の日に政府与党が、市ヶ谷の体育館にこもり仕訳をする感覚も私には理解できない。もともと今年だけ祭日にしようという法案も出したが、反対をした人々には都合の良い場所に使われたようだ。
驚いたのはそればかりか小沢チルドレンが平服で出席し両陛下を囲み、声をかける非常識ぶり。さすがに民主党の先輩議員も「帰って注意をします」と。先日の式典では菅副総理や官房副長官が両陛下の隣で舟を漕いでいた姿に多くの皆さんからため息がもれた。
全国市長会の副会長として参列していた黒須市長と共に皇族の方々のご挨拶を頂いたが「八王子」と申し上げるだけで「大変お世話になっております」、「そろそろいちょうが色づききれいな頃ですね」と逆にお礼を言われる場面に市長からは「どういう立場にしろ700名の中に市民二人が招かれた事に感謝して次の機会に頑張らなきゃな」と励まされた。
皇室と緑の「太陽の街」八王子の代議士として何としても国政へ戻り崩れつつある日本の国柄も守らなくてはならないと決意を新たにした。

昨年来、民間の皆様と共に奉祝委員会を結成し、当時は国会議員連盟の事務局次長として準備に汗してきたが民間奉祝委員に立場を変えて当日を迎えた。
寒風の中だったが三万人の皆様と共に皇居・二重橋にお出ましになられた天皇・皇后両陛下に向け万歳を叫ぶ声は日本人のDNAを揺さぶる不思議な力が湧き出る。
陛下も“厳しい経済情勢、高齢化等憂慮なさる一方、戦後の荒廃からの復興を思い直し、もう一度国民が協力して良い社会を”とお言葉を発せられた。
EXILEの奉祝歌「太陽の国」も聴きごたえのある良い曲で、トレードマークのサングラスを外したメンバーの心意気にも日本の良さを感じる祭典だった。
ニュースでの扱いは夕方の国民祭典がもっぱらだったが先駆けて行われた国立劇場での政府主催記念式典にもお招き頂き参列した。出迎えのガールスカウトに八王子の皆さんがいらっしゃった事、各界代表として平成生まれで柔道の中村美里さん(八王子・東浅川出身)が登壇した事も市民の一人としては誇らしい事だった。
そして翌日は、ありがたくも宮中での茶会にお招きに賜り奉祝委員としての慰労のお言葉を頂いた。
先週まで事務所には「俺、現職じゃないから宮内庁が間違ったんだよ。欠席」と伝えてきたが、秘書の井草さんから「本当に欠席でいいんですか。菊の御紋入りのすごい招待状ですよ」と見せられ、「これはいかん」と連日の出席となった。
全国から各界・各層の約700名が午前・午後に分かれてお招き頂いたが、私は午後、法務省から7号車のバスで経団連の御手洗前会長や北野たけしさんと一緒に皇居へ向かった。
帰りのバスで「陛下が俺の映画ちゃんと観ててビックリしたよ」とたけしさんと盛り上がり「次当選したらタックル出ます」と約束した。久しぶりにお会いした文科省の次官や宇宙飛行士の毛利さんやノーベル賞科学者の野依さんとは連日の仕訳に「人づくり」の大切さや「科学技術が直ぐには成果が出ない事」に理解しない現状に危機感を共有した。
もっともご即位の日に政府与党が、市ヶ谷の体育館にこもり仕訳をする感覚も私には理解できない。もともと今年だけ祭日にしようという法案も出したが、反対をした人々には都合の良い場所に使われたようだ。
驚いたのはそればかりか小沢チルドレンが平服で出席し両陛下を囲み、声をかける非常識ぶり。さすがに民主党の先輩議員も「帰って注意をします」と。先日の式典では菅副総理や官房副長官が両陛下の隣で舟を漕いでいた姿に多くの皆さんからため息がもれた。
全国市長会の副会長として参列していた黒須市長と共に皇族の方々のご挨拶を頂いたが「八王子」と申し上げるだけで「大変お世話になっております」、「そろそろいちょうが色づききれいな頃ですね」と逆にお礼を言われる場面に市長からは「どういう立場にしろ700名の中に市民二人が招かれた事に感謝して次の機会に頑張らなきゃな」と励まされた。
皇室と緑の「太陽の街」八王子の代議士として何としても国政へ戻り崩れつつある日本の国柄も守らなくてはならないと決意を新たにした。
hagiuda1 at 12:46|Permalink│
2009年11月06日
■文化の秋
市内各所で開催されている市民文化祭にお招きいただき改めてその潜在パワーにおどろかされる。
もちろん初めて伺う訳ではないが例年は週末に駆け足で主催者に激励の挨拶をする程度でゆっくり作品を観たり、解説を聞いたりもできず、お茶を飲まない茶席や舞台物は挨拶だけで失礼する事も多かったが、落選のおかげで平日も含め皆さんのお話や演奏も楽しませていただいている。つい先日まで文化庁を所管してハイレベルなものに接してきたが、文化や芸術は見方によっていくらでも楽しめる物であり草の根の文化活動があってこそ頂上も高くなる事を今更ながらに感心している。

老人クラブ連合会の作品展では真に匠の技とも言える作品もあれば、立派な手芸や廃品を利用したおばあちゃん達らしいほほえましいリサイクル作品も数多くある。総合的学習等を利用して地域の小学校で伝授していただいているエリアもあるそうだがほとんどは趣味の域を出ずいつかこういう芸術や文化が絶えてしまうのは本当にもったいない。「学校とか放課後クラブとかで是非子供達に教えてあげてください」という私の問いに、「出前に授業」の講師登録は数多くあるのだが、あまりお呼びはかからないというから何か仕組みを考えなくては…。
早速、海外姉妹都市への手みやげは出来あいの物ではなく手づくりではどうかと市側にも声をかけた。

アマチュア映像祭では市OBでもある西澤さんが編集した「焼跡からの出発八王子物語」を拝見した。オリンピックや柚木村の合併、市庁舎の移転等我が街の先人の苦労が伝わってくる。記録ビデオからつくられていて改めてこの街の将来に責任を持ち頑張らなくてはとファイトが沸いてきた。「政治とは無関係」と言いながら挨拶の機会をいただいた私は「今頃予算委員会に出ていれば観られなかったです」と会場の笑いをかったが、良い勉強の機会をいただいたと素直に思う。高三の娘の文化祭にも出かけた今秋、浪人も悪くない。

もちろん初めて伺う訳ではないが例年は週末に駆け足で主催者に激励の挨拶をする程度でゆっくり作品を観たり、解説を聞いたりもできず、お茶を飲まない茶席や舞台物は挨拶だけで失礼する事も多かったが、落選のおかげで平日も含め皆さんのお話や演奏も楽しませていただいている。つい先日まで文化庁を所管してハイレベルなものに接してきたが、文化や芸術は見方によっていくらでも楽しめる物であり草の根の文化活動があってこそ頂上も高くなる事を今更ながらに感心している。
老人クラブ連合会の作品展では真に匠の技とも言える作品もあれば、立派な手芸や廃品を利用したおばあちゃん達らしいほほえましいリサイクル作品も数多くある。総合的学習等を利用して地域の小学校で伝授していただいているエリアもあるそうだがほとんどは趣味の域を出ずいつかこういう芸術や文化が絶えてしまうのは本当にもったいない。「学校とか放課後クラブとかで是非子供達に教えてあげてください」という私の問いに、「出前に授業」の講師登録は数多くあるのだが、あまりお呼びはかからないというから何か仕組みを考えなくては…。
早速、海外姉妹都市への手みやげは出来あいの物ではなく手づくりではどうかと市側にも声をかけた。
アマチュア映像祭では市OBでもある西澤さんが編集した「焼跡からの出発八王子物語」を拝見した。オリンピックや柚木村の合併、市庁舎の移転等我が街の先人の苦労が伝わってくる。記録ビデオからつくられていて改めてこの街の将来に責任を持ち頑張らなくてはとファイトが沸いてきた。「政治とは無関係」と言いながら挨拶の機会をいただいた私は「今頃予算委員会に出ていれば観られなかったです」と会場の笑いをかったが、良い勉強の機会をいただいたと素直に思う。高三の娘の文化祭にも出かけた今秋、浪人も悪くない。
hagiuda1 at 16:57|Permalink│