2010年01月
2010年01月29日
■党大会
沖縄の基地問題はいよいよ泥沼に。与党三党が推薦した基地受入反対派が当選したのに官房長官もその事は「斟酌する必要は無く地元の反対があっても・・・。」と発言し沖縄の怒りをかった。それもそのはずで党は推薦はしたけど政府は密かに現職の当選を祈っていたのが正直なとこだろう。その証拠に同期間に実施された島嶼での都議補選には菅副総理はじめ閣僚、国会議員が大挙して押し寄せ応援したのに、名護には幹部の応援ナシ。因みに故川島先生の議席はダブルスコアで自民党が守った。安全保障という国の重要政策をかりそめにも地方に押し付けようとしたツケは大きい。
さて、第77回となる自民党大会は2001年、森降ろしの大会となった武道館以降、新高輪プリンスホテルを会場にしてきたが、野党転落となった今年は規模を縮小し赤坂プリンスホテルへ移しての開催となった。一年に一度、全国から同志の集まる大会なのであまり自虐的になる事もないが、党本部のトイレのペーパータオルまで廃止する節約志向なら民主党のように日比谷公会堂や東京フォーラムでも良かったのではないか・・・。もっとも「帰りに党本部へ寄ってくれ」というのがコンセプトだったようで至近の会場を選んだ執行部の想いも是としたい。
さすがに例年のような華やかなパーティーは無く前日は党本部各所で防衛・教育・経済・地方自治等のテーマごとのワークショップや各県連ブロックごとの幹部との意見交換が開催され、翌日に発表される新たな党網領の最終議論が行われた。
社会主義的バラまきに走る民主党に対し、家族と地域社会そして自立と共助、やむを得ない場合の公助を強調した点は保守政党への回帰として共感できる。しかし「多様なライフスタイルは寛容に認めながらも自民党の目指す理想の家族像について」質してきた私の要望には明文化を避けた形となった。優秀だが、圧倒的独身女性議員を多く抱える党の複雑な内部事情が絡むからだ。
当日ゲストスピーカーとして登壇した楽天の野村前監督のスピーチは、長い政権与党時代を「巨人の心境だったでしょ」と戒め、自らが弱小チームを優勝へ導いた経験を「気付かせ屋」と称し、考え方を少し変えるだけで潜在的な力を発揮できるという貴重な話をいただいた。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」の監督の言葉は真に選挙にも通じる。野党としての発信力が弱く、たまに話題になるのは自転車事故という谷垣総裁は、前日の会議では「指導力が無い」「委員会でのツメが甘い」と批判の的になっていたが、この日の所信表明は実に力のこもった最高の演説だった。思わず「やればできるじゃないか!」という私の僭越なヤジに周囲の議員からも「そうだ!」と喝采が飛んだ。
さあ、反転攻勢、新生自民党を目指してみんなでやろうぜ!
hagiuda1 at 16:41|Permalink│
2010年01月22日
■武道場決まる
「どうぞ闘って下さい」という鳩山総理の言葉の軽さにはほとほと呆れるが、三権分立を学ぶ子供達への悪影響の方が心配だ。
さて落選にもかかわらずありがたい事に各新年会にお招きいただいている。「現職じゃなくなったんで少しはゆっくりできるんだろ?」と引き止めていただくが公的な会が無くなった分、今まで出席した事の無い新しい会にもお招きいただいて、先週の日曜日は朝から19ヶ所をかけ廻った。現職が暇らしくカラオケまで歌っているのに浪人の私が遅刻早退では「忙しぶりやがって」と批判もあるかも知れないが、折角のお誘いに応える為にもできるだけ全ての会に参加させていただいておりご理解いただきたい。
しかしどこへ行っても不景気な話ばかりで明るい話題が乏しいが先日、ある会では朗報を聞いた。税収が減少した上、新政権での先行きが見えずに困惑している八王子市だが、私の在任中、スクールニューディール政策で採択した中学校の武道場8校を予定通り整備すると市長、教育長が英断してくれたそうだ。平成24年度からの中学校での新学習指導要領に基づく武道授業の為だが、全国では次々に国補助が見込めず断念している中での決断は人づくりに力を注ぐ市政の表れと評価したい。何より、折角地元の政務官のつくった政策をどこよりも深く理解していただいて実現に移していただける事はありがたい。授業のみならず放課後の社会教育活動等様々な活用ができる。
「体育館があればいいではないか」という意見もあったが身体を動かすだけではなく今、子供達に最も欠けている礼節を学ぶ事ができる特別な空間として心も磨く場としても多いに活用される事を望みたい。
hagiuda1 at 17:09|Permalink│
2010年01月15日
■土曜授業復活へ
小沢幹事長の政治団体、陸山会事務所等へ検察の強制捜査のメスが入った。任意の事情聴取要請に応じない当然の顛末だと思う。連休中も多忙を理由に拒否する一方、囲碁をする姿に東京地検も業を煮やしたのだろう。小沢氏の言う通り「やましい事はない」と言うなら堂々と捜査に協力し、公党の幹事長として国民にも説明するべきだ。
自民党PTには地検の再三の聴取を受けている石川議員の元秘書と称する男が出席し、細かい証言をして盛り上がっている。正義感からの勇気ある行動なら評価したいが、早くから週刊誌に売り込みをしていた経過や参議院選の公認が得られなかった逆恨みの背景もあり、野党慣れしていない我が党には、かつての民主党のニセメール事件のような失敗の無いように慎重な対応を求めたい。公認漏れを機にうそ、でたらめを言う人は地元でも珍しくない。
さて、都教育委員会では小・中学校の土曜日の授業を、月2回を上限に認める方針を決めた。私が政務官時代から取り組んできた教育改革の一つで各地の首長や教育長から要請を受けたが、国が急ハンドルを切るのではなく、是非地方から声を上げて画一的なものでなく、特色ある取り組みにして欲しいと古巣の都とは意思疎通を図り、全国への発信力も期待できると話し合いを進めてきた結果だ。
インフルエンザの流行で次々に修学旅行が中止される実態を憂い「なぜ土曜日等の活用をしないのか?」と省内でも声を上げてきた。あくまで本来の授業の補完ではなく体育や理科のように2時限続きで実施する事によって更に上乗せ効果が期待できるものや、通り一遍の家庭科より親子で昼食を作る授業があってもいいのではないか?教師への負担を危惧する声があるが、何も全員出席しなくても良いし、土曜日の先生は必ずしも学校の先生でなくても良いと思う。それぞれの自治体のアイディアを期待したい。
hagiuda1 at 18:27|Permalink│
2010年01月08日
■伝統行事
北海道や日本海側では記録的な大雪が危惧されるが、幸い東京は元旦から好天に恵まれ助かっている。
例年通り上野町で除夜の鐘を撞き1年を締めくくり、年明けと共に神社を廻った。
八王子市の観光大使のファンキーモンキーベイビーズと北島三郎さんが揃って紅白歌合戦に出演した事が各地で話題となったが、それ以上に多くの皆さんが昨年の選挙の悔しさを共有し温かい激励をいただき新年のスタートを切る事ができた。
いくら民主党政権と言えども一国の首相が元旦からお詫びの記者会見を行い、与党幹事長の政治資金疑惑捜査が新聞の一面を飾るのは気持ちの良いものではない。一方、藤井財務相は健康上の理由で辞任という異常事態。予算編成の責任者が不在で予算委員会を開くのはシェフのいない料理の品評会のようなもので、見た目や味だけではなく見えない素材やだし、火加減等調理の中身を聞いてこそ初めて頷けるものになる。「藤井前財務相が自由党解散時に幹事長として扱った行方不明の15億に上る政党交付金が小沢幹事長の不動産取引の原資になっているのではという疑惑から逃げた」と言うのが永田町の通説だ。いずれにしても与党は逃げずに国民への説明責任を果たすべきで通常国会での論戦を待ちたい。
さてこの時期、餅つきやはしご乗り、元旦祭等伝統行事に参加させていただき日本の良さを再確認する事ができる一方で、心配事も多い。年末の夜警では町会や消防団の皆さんが遅くまで拍子木を手に巡回していただいているが、それが「うるさい」との苦情が警察や市役所に年々増加し寄せられているそうだ。西寺方の宝生寺では除夜の鐘を止めてしまった。大晦日、たった一晩、百八つの鐘の音がうるさいと感じてしまう国になってしまった事を憂い、この国の歴史、伝統、良き文化を守る一年にしたい。
hagiuda1 at 17:31|Permalink│
2010年01月01日
■迎春
皆様お揃いで健やかな新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
昨年の総選挙では皆様の厚いご支援を賜りながら私の力不足で議席を失う結果となり改めてお詫び申し上げる次第です。
しかし、大逆風の中でもはぎうだ光一をご信頼いただいた121,867票のご支援と、地方議会から積み重ねてきた19年余の政治経験を将来にわたり無にする訳には参りません。この上はもう一度原点に帰り、街の隅々に目を配り、声に耳をそばだて、持前の現場感覚を磨いて何としても捲土重来を期す決意です。
新政権も3ヶ月が過ぎ、ほころびが見え始めました。鳩山総理の偽装献金問題も全く納得できる説明ではありませんし、相続税を納めれば済む話でもありません。又、今年度提出予算案(一般会計)は史上最高の92.3兆円、しかも国債は44.3兆円という借金頼みの予算編成となり、経済悪化による税収減は想定外としても「9兆円は楽に削れる」と豪語した選挙前の民主党の指摘とは大きく異なります。
中央での華やかなパフォーマンスとは裏腹に、市内では国道16号の拡幅や20号南バイパスの整備をはじめ圏央道関連の必要な予算が大幅に削減され事業が停滞し、小・中学校のICT環境整備や武道場の建設までもが予算削減の対象となり、大混乱が続いています。
折角遅れを取り戻し始めた八王子の街を再び後退させる事のないよう在野の政治家ではありますが、今まで以上に大胆に行動し声を上げて行く所存です。
2010年、心機一転頑張りますので皆様の変わらぬご支援、一層のご指導をお願い申し上げます。
平成22年元旦 萩生田 光一
昨年の総選挙では皆様の厚いご支援を賜りながら私の力不足で議席を失う結果となり改めてお詫び申し上げる次第です。
しかし、大逆風の中でもはぎうだ光一をご信頼いただいた121,867票のご支援と、地方議会から積み重ねてきた19年余の政治経験を将来にわたり無にする訳には参りません。この上はもう一度原点に帰り、街の隅々に目を配り、声に耳をそばだて、持前の現場感覚を磨いて何としても捲土重来を期す決意です。
新政権も3ヶ月が過ぎ、ほころびが見え始めました。鳩山総理の偽装献金問題も全く納得できる説明ではありませんし、相続税を納めれば済む話でもありません。又、今年度提出予算案(一般会計)は史上最高の92.3兆円、しかも国債は44.3兆円という借金頼みの予算編成となり、経済悪化による税収減は想定外としても「9兆円は楽に削れる」と豪語した選挙前の民主党の指摘とは大きく異なります。
中央での華やかなパフォーマンスとは裏腹に、市内では国道16号の拡幅や20号南バイパスの整備をはじめ圏央道関連の必要な予算が大幅に削減され事業が停滞し、小・中学校のICT環境整備や武道場の建設までもが予算削減の対象となり、大混乱が続いています。
折角遅れを取り戻し始めた八王子の街を再び後退させる事のないよう在野の政治家ではありますが、今まで以上に大胆に行動し声を上げて行く所存です。
2010年、心機一転頑張りますので皆様の変わらぬご支援、一層のご指導をお願い申し上げます。
平成22年元旦 萩生田 光一
hagiuda1 at 00:30|Permalink│