2010年02月

2010年02月26日

■春一番

IMG_0605 第10回を迎える「東京ルネッサンス21時局セミナー」が盛会に開催する事ができた。落選後、どれだけの人がご参加いただけるか心配したが、初めて政治家以外の講師としてジャーナリストの櫻井よしこ先生を迎えて例年に引けをとらない1200名余のご参集のもと熱気あふれる会として終了する事ができ、関係者の皆様のご支援に感謝したい。
 安全保障や外交含めわかりやすいお話に来場者も聞き入り櫻井先生の国を憂う気持ち、萩生田の必要性が伝わる会だった。

 翌日からは本市と2006年から友好姉妹都市の締結をした台湾の高雄市からランタン祭りの式典へのご招待を受け出席させていただいた。八王子市の市制90周年に海外に姉妹都市を探すと聞いて、正式な国交のない台湾の各市も地方交流を望んでいる事を紹介し、高尾山と高雄の音をかけて付き合ってみればと仲人を努めた事に起因する。締結を進める中で、高雄にも打狗山(ターカオ山)という山があり皇太子時代、高雄を訪れた昭和天皇が「狗(犬)を打つ山とはかわいそうだ」、とこの山を「寿山」と改名した事がわかり、その陛下が八王子に眠っている事も縁を強くする事となった。
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 毎年、お招きはあったのだが、この時期は予算委員会、ましてや政府の政務官が訪台をすると中国との外交問題になる為、ランタン祭りに行く事は将来までないと思っていたが、落選で図らずも出席が叶ってしまった。台湾第二の150万都市、祭りのスケールも壮大だが私達一行以外の八王子市民全てを温かくもてなしていただき改めて良いご縁を結べたと嬉しく思った。28日、日曜日には初めてとなる「高雄ミズノ国際マラソン」が開催を予定し、オープニングセレモニーでは陳高雄市長、八王子市の澤本体育協会会長と共にレセプションのスターターも努めた。本市からも15名の選手が出走するそうだ。来年は八王子駅伝に先方の中・高校生に参加してもらう事も提案をしてきた。
 ランタン祭りと八王子祭りでの文化交流、小中学校の青年交流に加え、スポーツでの交流も盛んになれば姉妹都市としての価値も更に高まるだろう。
 「来年も是非」と言う陳市長に「一日も早くランタン祭りに来られなくならなくては・・・」と苦笑いで再会を誓った。
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hagiuda1 at 19:30|Permalink

2010年02月19日

■スポーツを支える力

政権交代後、初となる党首討論が行なわれた。迫力のない中途半端な追求に野党党首になりきれてない総裁に物足りなさを感じたが、もっとも5ヶ月も開催を逃げ回った末に2党で50分はあまりにも短すぎる。日教組の不法献金問題も浮上した直後だけに政治と金で攻め込むか、あるいは経済対策や安全保障で政治への責任の違いをみせつけるか特化すべきだった。

 バンクーバーではスピードスケート男子500メートルで今大会初の銀・銅を獲得し歓喜の声が上がった。長嶋・加藤両選手の4年間の頑張りは勿論だが、その二人を社員として支えた長野の企業、日本電産サンキョーの努力にも敬意を表したい。オリンピック競技に限らず経済状況の悪化で企業スポーツの撤退が後を絶たない。企業にとっては生産性の少ない施設の維持等に我国はあまりにも支援が薄く、政務官在任中より、練習場や施設の税控除や寄附金税制のあり方について新たな支援制度づくりを専門に取り組んでいたので苦労はよくわかる。しかも、特殊なものづくり企業ではメダリストが出たからと物が売れる業種とは異なる。それでも夢を持ってくれる企業にもう少し税のインセンティブを与えても良いのではないか?2年に一度五輪後には話題になるが財務省の壁と圧倒的文化系の多い国会の構成でいつも尻切れになってしまっていたのを何とか自分の責任でゴールまで行く途中だったのだが・・・。

 服装問題で物議を醸したスノーボードの国母選手は素晴らしい演技だったが最後の着地に失敗して残念ながら8位。悪名は無名に勝ると言われるが、今回の件でハーフパイプと言う競技の知名度は圧倒的に上がった。もちろん、正式ユニホームでのあの姿も記者会見の態度の悪さも擁護するつもりはないが、そこに来るまでの指導者の責任も考えなくてはならない。いつの日からか日本も強ければ特別扱いされるアスリートの世界を作ってきてしまった。
朝青龍も亀田兄弟もこの国の勝利至上主義、経済至上主義が作り出した結果であることを反省し真のスポーツマンづくりに教育が力を発揮すべきだ。オリンピックは競技力と人間力を競うところである事を見直そう。



hagiuda1 at 16:16|Permalink

2010年02月12日

■野党自民党

 石川議員が民主党へ離党届けを提出した。「これ以上党に迷惑をかけられない」というのが理由だそうだが迷惑なのは党だろうか?現職の国会議員が政治資金規正法違反で逮捕、起訴された事は、党の問題ではなく国会の権威を貶め政治の信頼を失う事となった。20億にも及ぶ虚偽記載は誰の為だったのか?都内の一等地に次々と購入した不動産は何の為だったのか?国民の前で逃げずに説明する必要がある。野党三党提出の辞職勧告決議案を上程させずに幕引きをはかろうとする与党の姿勢は政権政党としての自覚が無さすぎると言わざるを得ない。何よりも他人事のような記者会見をする小沢幹事長にはかつての秘書として罪をかぶる石川議員がどう映るんだろうか?やましい点はないと言うなら国会での招致に師弟で堂々と臨めば良いと思うが・・・。

 さて、週末の予算委員会では自民党が野党らしい質問で攻めに転じた。あの紳士な与謝野先生も専門の税の問題で切り込み鳩山総理を「平成の脱税王」と称した。一般国民の感覚からすれば間違いなく脱税でしかない。鳩山総理も冷静さを失い「母に聞いてもらってもいい」と言ってしまった。もちろん、野党は総理の母を証人喚問要求した。驚かされたのは行政刷新担当相だった仙谷大臣が代理で出席したダボス会議に定期便で間に合うのに政府専用機で6400万円もかけて渡航したとの事。又、その事を同党の会議の中で自慢気に披露していた事も事実として明らかになった。権力の乱用はほとほと呆れるばかりだ。

 明日からはいよいよバンクーバーオリンピック。政権が続いていれば・・・、当選していれば北京の時のように今頃現地でバックアップセンターにいたかもしれないと思うと悔しさもあるが、アスリート達も4年に一度のこの大会に全てをかけて努力を続けてきた。もちろん、実力がありながらたまたま選考時の調整が上手くいかず出場できない選手もいる。どんなに悔しくてもやり直しのないオリンピックの世界に比べれば解散のある我々の方がまだ恵まれているかも知れない。テレビの前で日本選手団の活躍を心から期待し応援したい。


hagiuda1 at 17:51|Permalink

2010年02月05日

■相撲道、政治道

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 横綱朝青龍が去り、小沢幹事長が残った。
今回の暴行事件に至るまで数々の騒動で品格を問われた横綱だが相撲は憎らしい程強く,角界としては貴重な人材を失った。心技体を尊ぶ国技の最高位として場所中の泥酔による暴行事件をかばう事は出来ないが最後の引き際は横綱としての矜持を守った形だ。一方、検察は石川議員他3名を起訴したが小沢幹事長を不起訴とした。真っ黒だが証拠不充分という事らしい。

 秘書達は小沢氏の金を勝手に使いマンション等10戸を買ったのだろうか?
相撲道と政治道、どちらも道義は時に法律より重い。検察の追及は逃げられたとしても政治的責任は免れない。

 さて今年も各地の節分にお招きいただいた。
高尾山では八王子市観光大使となったファンキーモンキーベイビーズや北島三郎さんと豆まきを行った。若・貴来山以来の若い人で賑わう境内は黄色い歓声に包まれた。控室ではファンキー加藤君のお母さんが車の運転を心配している事やモン吉君が専門学校を辞めて
バンドに熱中した頃、父上が心配して相談があった事等、思い出話に盛り上がった。

 「バンドで食ってくのは難しいからしばらく経てば諦めますよ」私が父上に言った言葉だ。「俺が一緒になってバンドに反対していたらファンモンは無かったかも知れないんだぜ。食えないなんて失礼しました」と大笑いでお詫びをした。
どんなにメジャーになっても謙虚さを持って人に接する彼等の姿勢には感心する。「俺達、ずーっと八王子で頑張りますから萩生田さんも次は頼みますよ!八王子」逆に激励される一幕も。後輩達に負けずに頑張らなくては・・・・。

 予算委員会は国土交通副大臣が審議前の予算の個所付を全国に配り問題になっている。初めて政権を持ったおごり以外の何物でもない。一方起訴された石川議員の辞職勧告決議案は数の力で上程を防ぐ戦略だ。総理と幹事長だけでは無く全ての議員がおかしくなってしまったのかと民主党と、日本の民主主義が心配だ。

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hagiuda1 at 18:23|Permalink