2010年03月
2010年03月26日
■迷走再び
自民党が野党としての存在感を示せぬまま平成22年度予算が成立した。
国民生活を考えれば大人の対応と言えるが一つ一つの法案には問題も多く、政府はもう少し丁寧に質疑時間を取るべきだったと思う。前半を政治と金の問題で時間を掛け過ぎたあげく長崎知事選後の中途半端な審議拒否でかえって強行採決の機会を与えてしまった国会運営は完全にミス。最も何を言っても数の力で押し切られる現実は痛い程分かり気の毒だが予算審議と二本立てでやるべきだった・・・。
子供手当ては始まっても保育園の待機児は解消されず、外国の学校まで無償化になっても専門学校や各種学校で学ぶ同世代への支援は無い。財源の根拠はもちろん政策目的や期待すべき効果が曖昧のまま兎に角、参院選前に決着と言う見切り発車では必ず将来、破綻をするだろう。
一方、5年前の郵政改革を逆戻りさせるような郵政改革案を巡って内閣はまたまた迷走ぶりを露呈している。ゆうちょ銀行の預け入れ限度額やかんぽ生命の保険金限度額を大幅に引き上げる事を総理が了承したと亀井大臣がぶち上げた。ゆうちょは現行の1000万から2000万へ、かんぽは1300万から2500万へとの事。しかもゆうちょ等は消費税の減免もすると言うから事実とすれば国営化へ逆戻りだ。
確かに5年前の改革の副作用は修正しなくてはならない部分もあると思う。
例えばユニバーサルサービスを守ると言った地方の簡易郵便局はやっぱり閉鎖をしてしまい代替機能の確保も無い。しかしどちらかと言えばあの改革は郵便より金融改革であり、財政投融資改革であったはずだ。再び政府出資を残しながら金融事業の拡大をはかれば民業との競争は難しくなり、圧迫に繋がるだろう。そもそもペイオフはどうなるのだろうか?郵貯だけ特別枠を作るのだろうか?当時、民主党は1000万を500万に下げるべきと主張していた筈だ。全てが選挙を前提に政策が決まっていく事に亡国への危惧は否めない。
国民生活を考えれば大人の対応と言えるが一つ一つの法案には問題も多く、政府はもう少し丁寧に質疑時間を取るべきだったと思う。前半を政治と金の問題で時間を掛け過ぎたあげく長崎知事選後の中途半端な審議拒否でかえって強行採決の機会を与えてしまった国会運営は完全にミス。最も何を言っても数の力で押し切られる現実は痛い程分かり気の毒だが予算審議と二本立てでやるべきだった・・・。
子供手当ては始まっても保育園の待機児は解消されず、外国の学校まで無償化になっても専門学校や各種学校で学ぶ同世代への支援は無い。財源の根拠はもちろん政策目的や期待すべき効果が曖昧のまま兎に角、参院選前に決着と言う見切り発車では必ず将来、破綻をするだろう。
一方、5年前の郵政改革を逆戻りさせるような郵政改革案を巡って内閣はまたまた迷走ぶりを露呈している。ゆうちょ銀行の預け入れ限度額やかんぽ生命の保険金限度額を大幅に引き上げる事を総理が了承したと亀井大臣がぶち上げた。ゆうちょは現行の1000万から2000万へ、かんぽは1300万から2500万へとの事。しかもゆうちょ等は消費税の減免もすると言うから事実とすれば国営化へ逆戻りだ。
確かに5年前の改革の副作用は修正しなくてはならない部分もあると思う。
例えばユニバーサルサービスを守ると言った地方の簡易郵便局はやっぱり閉鎖をしてしまい代替機能の確保も無い。しかしどちらかと言えばあの改革は郵便より金融改革であり、財政投融資改革であったはずだ。再び政府出資を残しながら金融事業の拡大をはかれば民業との競争は難しくなり、圧迫に繋がるだろう。そもそもペイオフはどうなるのだろうか?郵貯だけ特別枠を作るのだろうか?当時、民主党は1000万を500万に下げるべきと主張していた筈だ。全てが選挙を前提に政策が決まっていく事に亡国への危惧は否めない。
hagiuda1 at 04:29|Permalink│
2010年03月19日
■賞味期限
先々週の雪が開花を調整したかのように高尾梅郷の梅まつりはちょうど満開で、多くの来場者で賑わった。初当選時に当時の道路公団と交渉を進め、市に移管を決めた木下沢梅林も見事な紅白の梅が咲き「来年は是非ここでイベントを行って多くの人に知ってもらって」と同行していただいた水野市議にお願いした。中央高速の工事時の残土を積んだ山に地元の皆様が植えた梅林で、一番奥なので知らない方も多いが、隙間無く斜面を覆う梅林はここでしか見られないので是非足を延ばして欲しい。
他方、6年間の建て替えを要した南大沢のベルコリーヌの竣工式が行われ、来賓としてお招きいただいた。再建の為に共に闘った住民は一人、また一人と他へ移り住んでいったが最後まで残った皆さんからは信頼を失う事なく感激の一日だった。きっと「なぜ萩生田さんを呼んで挨拶させるのか?」と色々な意見があったのだろう。新住民にもわかって欲しいと山田対策委員長があまりにも丁寧に私の紹介をしてくれたが、周りからは「委員長、長い!」とヤジが飛び、マイクを受けた。私の手柄はどうでもよく「皆さんがやっぱり八王子に住んで良かったと思う街にしていく」と再度の約束をした。
そんな地元での地味な活動を外に永田町は騒がしい。鳩山邦夫さんがまた離党した。賞味期限が切れた、と自民党を酷評したが私達、次世代からすれば本人が賞味期限切れだと思う。私も龍馬ファンだが、最近は、33歳でこの世を去った龍馬を46歳になっていつまでも尊敬しているのも少し恥ずかしく思っていたが、61歳の邦夫さんは龍馬になりたいというからうわてだ。
実態は息子の太郎が参院の全国比例に公認申請をしているのだが、都議を落選して参議院は無理と言う事で公認を固辞している執行部に業を煮やして、息子の為の離党というところだろう。息子の為に政党まで作る金持ちの道楽で、これ以上政治をやられては日本はダメになる。
そんな私の想いを、八王子総支部の総会に来てくれた石破政調会長は代弁してくれた。中々、発信力のない執行部の中で一人頑張る政調会長が八王子で語った中身を進めてくれれば党の再生は叶うと思う。来週からは両院議員懇談会が開かれる。総裁は党内の批判から逃げずに大いに議論して欲しい。国会運営の不備を見れば人事一新を言われるのも仕方ない。
hagiuda1 at 13:27|Permalink│
2010年03月12日
■高校無償化
朝鮮学校も高校無償化の対象とするというから驚きだ。そもそも朝鮮学校に限らず、
義務教育ではない高等学校を無償にする根拠が不明瞭だ。
私学助成そのものにも憲法解釈が分かれ、私学助成法という法律まで作ってやっと落ち着いてきたところに、我が国の学習指導要領も徹底できない、国交のない外国人学校、ましてや教室には金日成・金正日親子の肖像画が飾られ、反米、反日に繋がる教科書で独裁的教育を受ける学校に何故国民の血税を投入する必要があるのだろうか?生徒達に罪はないが、無償化獲得に向け朝鮮総連の組織的な運動の指示に従って全国でビラまき等を展開してきたことからも単なる教育機関とは言い切れない。友愛政治はいよいよ外国人へまでバラまきを始めようということか?
我が国でも家庭の事情や、あるいは明確な志をもって資格や技術を取得する為、専門・各種学校へ進学する生徒もいる。長年この専各校は学校教育法一条の定める学校でない為、生徒に様々な不都合が生じ、その位置付けが大きな問題として継続的に議論してきた経過がある。
一口に専門・各種といっても学校以上にきちんとした組織、カリキュラム、生徒数を誇るものもあれば趣味の私塾のようなものまであり、そこで働く講師の資格、身分まで複雑な問題を抱え、一概には移行できない事情があるからだ。しかしその大小を問わず、日本を嫌いになったり、日本にマイナスになるカリキュラムを実施している学校はないだろう。
昨年、ブラジル人・ペルー人学校への支援を決める時には文科省にブラジルの教育副大臣を招いてかなり細かい議論を交わした。国民の税を使う以上、国益に繋がる政策でなくてはならないことを強調し、相互の移民の歴史も振り返りながら自国の努力も促し、その上で卒業後日本で暮らすことを前提とした日本語教育が就労機会を増やし、犯罪抑止にも繋がることを確信してスタートした。
同じように北朝鮮の教育責任者と政策のすり合わせをすることは不可能である。ましてやそのお金が北の生徒たちの教育に使われたか確認する術もない。
それでも鳩山政権が数の力で押し通すというなら朝鮮学校の生徒に私達の時代、政府でつくった「めぐみ」のDVDを観てもらい、感想文の提出をしてもらいたいものだ。
教育に外交を持ち込むべきではないという意見もあるが、北朝鮮で助けを待つ拉致被害者の全員救出の日まで勝手な解釈の外交の切り分けは許されることではなく、かえって間違ったメッセージとなり伝わることにもなるだろう。決して差別ではなく他の外国人学校も例外なくカリキュラムの検証は必要だ。
義務教育ではない高等学校を無償にする根拠が不明瞭だ。
私学助成そのものにも憲法解釈が分かれ、私学助成法という法律まで作ってやっと落ち着いてきたところに、我が国の学習指導要領も徹底できない、国交のない外国人学校、ましてや教室には金日成・金正日親子の肖像画が飾られ、反米、反日に繋がる教科書で独裁的教育を受ける学校に何故国民の血税を投入する必要があるのだろうか?生徒達に罪はないが、無償化獲得に向け朝鮮総連の組織的な運動の指示に従って全国でビラまき等を展開してきたことからも単なる教育機関とは言い切れない。友愛政治はいよいよ外国人へまでバラまきを始めようということか?
我が国でも家庭の事情や、あるいは明確な志をもって資格や技術を取得する為、専門・各種学校へ進学する生徒もいる。長年この専各校は学校教育法一条の定める学校でない為、生徒に様々な不都合が生じ、その位置付けが大きな問題として継続的に議論してきた経過がある。
一口に専門・各種といっても学校以上にきちんとした組織、カリキュラム、生徒数を誇るものもあれば趣味の私塾のようなものまであり、そこで働く講師の資格、身分まで複雑な問題を抱え、一概には移行できない事情があるからだ。しかしその大小を問わず、日本を嫌いになったり、日本にマイナスになるカリキュラムを実施している学校はないだろう。
昨年、ブラジル人・ペルー人学校への支援を決める時には文科省にブラジルの教育副大臣を招いてかなり細かい議論を交わした。国民の税を使う以上、国益に繋がる政策でなくてはならないことを強調し、相互の移民の歴史も振り返りながら自国の努力も促し、その上で卒業後日本で暮らすことを前提とした日本語教育が就労機会を増やし、犯罪抑止にも繋がることを確信してスタートした。
同じように北朝鮮の教育責任者と政策のすり合わせをすることは不可能である。ましてやそのお金が北の生徒たちの教育に使われたか確認する術もない。
それでも鳩山政権が数の力で押し通すというなら朝鮮学校の生徒に私達の時代、政府でつくった「めぐみ」のDVDを観てもらい、感想文の提出をしてもらいたいものだ。
教育に外交を持ち込むべきではないという意見もあるが、北朝鮮で助けを待つ拉致被害者の全員救出の日まで勝手な解釈の外交の切り分けは許されることではなく、かえって間違ったメッセージとなり伝わることにもなるだろう。決して差別ではなく他の外国人学校も例外なくカリキュラムの検証は必要だ。
hagiuda1 at 18:58|Permalink│
2010年03月05日
■コール漏れ
八王子市陸上競技協会の創立60周年記念祝賀会にお招きいただいた。
戦後の混乱期に一早く立ち上がりスポーツを通じて市民の健康増進、何より子供達に勇気を与えた功績は大きく以来、陸上八王子は今日までその名声を響かせている。
この日の前祝の様に友好姉妹都市台湾高雄ミズノ国際マラソンでは女子の部で八王子の選手が入賞し又、東京マラソンでは最高齢走者の八王子陸協理事長である松田さんが見事に完走し、テレビでもクローズアップされた。
挨拶で私は「今の体型からは想像も付かないだろうが中学時代は走り高跳びと100M 11秒4で市内では1位になった」と昔の自慢話を披露したが証人になってくれる筈の山田先生や西山先生等歴代会長は他界してしまい、「嘘じゃ無いですよ」とお笑いとなった。
元々は野球部で中1で記録会に駆り出されたのが本格陸上との出会いだったが、ただ走るだけでなく準決、決勝と走りの調整や他選手との駆け引きもあり、心理的ゲームの要素も陸上の魅力の一つだ。競技場の状況によってスパイクの歯を取替え、ウェアを着替えたりと知恵を尽くし0.1秒への挑戦は実に面白かった。少々慣れ、調子に乗り出した頃にはわざわざ出掛けた武蔵野陸上競技場でコール漏れで失格になり先生にこっぴどく怒られたのも思い出した。通常、疾走の数十分前にゼッケンやスパイク等の確認をし、最終登録をしなくてはならない厳格なルールで〆切をすればどんな理由でも走れない。
さて私が走った富士森競技場は今や公認を外してしまったただの広場となっている。
どんなに良い記録を出しても参考にしかならない。
上柚木にワンランク上の第二種公認を作った為だ。その上柚木も来年、公認の更新を迎え
改修と検定に膨大な費用がかかる。三多摩にも数箇所しかなく必ずしも市民だけの物では無い公認施設の維持に国がもう少し手を差し延べてあげる制度を、東京オリンピック招致を機にToTo(サッカーくじ)の活用等で検討してきた。もちろん自由にジョギングの出来る今の富士森も決して悪くは無いが60年の歴史を支えたトラックとフィールドがただ朽ちていくのは惜しい。次の機会の目標に加えて環境整備に力を注ぎたい。スポーツの力で地域や国を元気に出来る事は又、バンクーバーでも証明された筈だ。
永田町では予算委員会に3大臣が遅れると言う前代未聞の醜態を晒した。
しかも総務大臣はその時間ツイッターに夢中になり、全ては役人のミスだそうだ。
オリンピックでもスキーの公認シールを間違って剥がしてしまった選手が失格となり陸上の世界では一流選手でもコール漏れは失格となる。スポーツ予算を削る民主党政権は真のスポーツの効果を知らないのだろう。
戦後の混乱期に一早く立ち上がりスポーツを通じて市民の健康増進、何より子供達に勇気を与えた功績は大きく以来、陸上八王子は今日までその名声を響かせている。
この日の前祝の様に友好姉妹都市台湾高雄ミズノ国際マラソンでは女子の部で八王子の選手が入賞し又、東京マラソンでは最高齢走者の八王子陸協理事長である松田さんが見事に完走し、テレビでもクローズアップされた。
挨拶で私は「今の体型からは想像も付かないだろうが中学時代は走り高跳びと100M 11秒4で市内では1位になった」と昔の自慢話を披露したが証人になってくれる筈の山田先生や西山先生等歴代会長は他界してしまい、「嘘じゃ無いですよ」とお笑いとなった。
元々は野球部で中1で記録会に駆り出されたのが本格陸上との出会いだったが、ただ走るだけでなく準決、決勝と走りの調整や他選手との駆け引きもあり、心理的ゲームの要素も陸上の魅力の一つだ。競技場の状況によってスパイクの歯を取替え、ウェアを着替えたりと知恵を尽くし0.1秒への挑戦は実に面白かった。少々慣れ、調子に乗り出した頃にはわざわざ出掛けた武蔵野陸上競技場でコール漏れで失格になり先生にこっぴどく怒られたのも思い出した。通常、疾走の数十分前にゼッケンやスパイク等の確認をし、最終登録をしなくてはならない厳格なルールで〆切をすればどんな理由でも走れない。
さて私が走った富士森競技場は今や公認を外してしまったただの広場となっている。
どんなに良い記録を出しても参考にしかならない。
上柚木にワンランク上の第二種公認を作った為だ。その上柚木も来年、公認の更新を迎え
改修と検定に膨大な費用がかかる。三多摩にも数箇所しかなく必ずしも市民だけの物では無い公認施設の維持に国がもう少し手を差し延べてあげる制度を、東京オリンピック招致を機にToTo(サッカーくじ)の活用等で検討してきた。もちろん自由にジョギングの出来る今の富士森も決して悪くは無いが60年の歴史を支えたトラックとフィールドがただ朽ちていくのは惜しい。次の機会の目標に加えて環境整備に力を注ぎたい。スポーツの力で地域や国を元気に出来る事は又、バンクーバーでも証明された筈だ。
永田町では予算委員会に3大臣が遅れると言う前代未聞の醜態を晒した。
しかも総務大臣はその時間ツイッターに夢中になり、全ては役人のミスだそうだ。
オリンピックでもスキーの公認シールを間違って剥がしてしまった選手が失格となり陸上の世界では一流選手でもコール漏れは失格となる。スポーツ予算を削る民主党政権は真のスポーツの効果を知らないのだろう。
hagiuda1 at 17:28|Permalink│