2010年08月
2010年08月27日
■代表選
まるで昔の自民党の派閥抗争を見ている様だ。いよいよ小沢前幹事長が民主党代表選への出馬を表明した。
潔く政界引退を表明した鳩山前総理は軽井沢の別荘に小沢氏を呼んで「気合だ!」と
大騒ぎをしたかと思えば菅続投を支持すると言い出したり、風見鶏と化している。連日双方を往来してはベラベラと会見に応じる伝書鳩の役目も。そしてやっぱり小沢さんを支持するとの事。いずれにしても円高対策もそっちのけで世論と大きく隔たりがあるにも関わらず党内の騒ぎに興じている姿は実に情けない。永田町を離れているからこそ感じるこの感覚をしっかりと心に刻んでおこうと思う。
そもそも親小沢も反小沢も政治と金の問題をうやむやにしたまま新総理を選出した事に無理がある。証人喚問や政倫審での対応を求め続けた野党に「幹事長を辞した
事でけじめはついた」と言ってきたのは菅本人だ。改革派と信じていた民主党の若手も一斉に口を結び擁護に回った。にもかかわらずいよいよ代表出馬となると「政治と金の問題を抱えている」と反小沢派は大合唱。岡田外相にいたっては「起訴の可能性のある方・・・」とまで。「自民党と同じ」とコメンテーターは言うが唯一違うのは、我党は「けじめ」を重んじてきた事と執行部に対しても容赦なく意見具申が出来た事で民主の前に「自由」がある事だ。自民党は金融、経済、雇用対策で休会中の委員会審議を求めているが全く対応する気配は無い。
「菅総理のままだと日本は潰れる」と言う小沢さんの意見だけは共鳴するが・・・。
hagiuda1 at 16:27|Permalink│
2010年08月20日
■靖国参拝
記録的な猛暑の日本列島では熱中症での死者が後を絶たない。各地の異常気象は新たな災害も誘発し尊い命が失われるニュースに心が痛む。命の重さは過去も現在も変わらず、先の大戦で尊い犠牲となられた御命に哀悼の意を捧げに戦後65年を迎えた靖国神社へ例年通り安倍元総理と参拝した。
例年を上回る参拝者の中には若い女性も目立ち、戦後世代が静かに手を合わせる姿に安堵を覚えたが他方、菅内閣の閣僚、副大臣、政務官は申し合わせたかの様に誰一人参拝しなかった。A級戦犯の様々な議論はあるが遺族年金法の改正や国会決議によって立法府としては昭和28年に戦犯の名誉回復は済んでいると言う認識を野田財務相等も示して来ただけに一人も・・・は残念だ。
通常8月は政府にいる政治家にとって新年度の概算要求を決定する最も重要な月で各省の幹部も休み返上で臨む。選挙中になってしまった昨年でも容赦無く省議は行われたし、夜には八王子の事務所まで各課の役人が押しかけ遅くまで打ち合わせをしたものだ。もちろん見えない処でしっかりやっていると信じたいが、昨今の報道では官僚達までも軽井沢の鳩山邸に集まり党内政局に右往左往している姿に不安を感じる。総理にいたっては「防衛相は自衛官じゃなかった」「調べたら総理が自衛隊の最高指揮官だった・・・」と自衛隊幹部との意見交換の場で発言したとの事。
「学べば学ぶほど海兵隊の抑止力が重要・・・」と発言した鳩山前総理とレベルは同じ様だ。シビリアンコントロールも解らずことさらA級戦犯だけを強調する総理のもとで国民は本当に守られるのだろうか?
私は政治家も国民も靖国参拝に賛否は当然あっていいと思う。歴史も学ばず全閣僚が形式的に揃って参拝する姿を想像する方がゾッとする。戦犯問題や宗教法人格の議論は今後も続ければ良い。ただ間違いなくあの猛暑の中、靖国の参拝をした全ての国民は「二度と戦争を繰り返さない」「先人の尊い犠牲の上にある平和に感謝する」気持ちで参拝をしていると確信する。「靖国なんて・・・」と政治家も国民も靖国を軽んじる時代が来る方が危険だと思う。
例年を上回る参拝者の中には若い女性も目立ち、戦後世代が静かに手を合わせる姿に安堵を覚えたが他方、菅内閣の閣僚、副大臣、政務官は申し合わせたかの様に誰一人参拝しなかった。A級戦犯の様々な議論はあるが遺族年金法の改正や国会決議によって立法府としては昭和28年に戦犯の名誉回復は済んでいると言う認識を野田財務相等も示して来ただけに一人も・・・は残念だ。
通常8月は政府にいる政治家にとって新年度の概算要求を決定する最も重要な月で各省の幹部も休み返上で臨む。選挙中になってしまった昨年でも容赦無く省議は行われたし、夜には八王子の事務所まで各課の役人が押しかけ遅くまで打ち合わせをしたものだ。もちろん見えない処でしっかりやっていると信じたいが、昨今の報道では官僚達までも軽井沢の鳩山邸に集まり党内政局に右往左往している姿に不安を感じる。総理にいたっては「防衛相は自衛官じゃなかった」「調べたら総理が自衛隊の最高指揮官だった・・・」と自衛隊幹部との意見交換の場で発言したとの事。
「学べば学ぶほど海兵隊の抑止力が重要・・・」と発言した鳩山前総理とレベルは同じ様だ。シビリアンコントロールも解らずことさらA級戦犯だけを強調する総理のもとで国民は本当に守られるのだろうか?
私は政治家も国民も靖国参拝に賛否は当然あっていいと思う。歴史も学ばず全閣僚が形式的に揃って参拝する姿を想像する方がゾッとする。戦犯問題や宗教法人格の議論は今後も続ければ良い。ただ間違いなくあの猛暑の中、靖国の参拝をした全ての国民は「二度と戦争を繰り返さない」「先人の尊い犠牲の上にある平和に感謝する」気持ちで参拝をしていると確信する。「靖国なんて・・・」と政治家も国民も靖国を軽んじる時代が来る方が危険だと思う。
hagiuda1 at 17:27|Permalink│
2010年08月13日
■八王子祭り

50回を迎えた八王子祭りは天候にも恵まれ多くの人出で賑わった。土曜日の夜、初めての試みで行った山車19台の総覧では織物組合の祭本部前にすべての山車が集まり真に壮観だった。
一方、その他のエリアではその間、囃子の音色も光もなくなりちょっと寂しい感もした。山車も動きがあって映えるところがあり、本当は祭りの途中ではなく前夜祭のようなところで展示できるなら来年からでも是非実施してほしいが・・・全国的なことだが横に連なる宿場町の生い立ちから本市には街の広場がない。
そこで、こういったイベントができるオープンスペースを中心市街地に再整備すべく検討会が市や商工会議所でも始まり、お手伝いをさせていただいている。
また、昨年から始まった甲州街道景観整備も、平成24年には電線や標識の無い空の見える甲州街道で山車の雄姿が見られると思う。

民謡流しでは9年ぶりにレクリエーション協会の先頭を提灯を持って歩くこととなった。何でも浴衣を着ないと参加出来ない様なルールになった様だが、レク協は多くの団体があり、中には揃いのTシャツで抵抗勢力として踊っている。ビギナーの皆さんも多い団体では最初から浴衣では参加者が減ってしまうので私はその辺は少しルーズでもいいのではないかと思う。ここ数年は忙しすぎて祭りに参加というより挨拶に通り過ぎる程度だったが、久しぶりに皆さんとのふれあいを楽しませていただいた。往来する踊り手の皆さんから「がんばって!」と声をかけられ故郷の力をいただく3日間だった。浪人期間、多くの皆さんの声をエネルギーに次の機会に向けがんばりたいし、戻ったらやりたいことは日に日に増え、枚挙に暇が無い。
いつの日か…

hagiuda1 at 16:52|Permalink│
2010年08月06日
■原爆の日
65回目の原爆の日を迎えた。平和記念式典には潘基文(バン.キムン)国連事務総長や投下国である米国のルース駐日大使、核保有国の英・仏も初参加し、「核のない世界」に向けアピールの場となった。昨年、プラハでオバマ大統領による「核使用国としての行動する道義的責任」発言以来、核軍縮に向けた動きは少しずつ始まったが保有国の利害対立は複雑で険しい。
現職時代、母校の中学校長の縁で被爆者支援法の改正に尽力した経験から多くの被爆者関係者、また二世の方々とも話し合いをし、当時の悲惨な状況を直接お伺いした私にとって、かすかな命の望みをつなぎながら生き抜いてきた方々の想いと比べて、今日の命の軽さには絶望感さえ覚える。
100歳以上と長寿を祝ってきた高齢者が実は亡くなっていたり、行方不明のまま年金だけを受け取っていたりと道義の国としての信頼が音を立てて崩れていく。それぞれ異なる家族事情があったとはいえ、人一人いなくなって平気な国にいつからなってしまったのか?
一方、大阪では幼い姉と弟が2ヶ月も部屋で放置をされ、餓死をするという耳をふさぎたくなるような事件も。児童虐待による死は後を絶たない。
わずか4日間の予算委員会でも年金や住民基本台帳等の制度上の問題が議論されたが、真の少子化.高齢化対策はもっと川上に戻り、家族や地域の絆を紡ぎ直すことに党派を超え取り組まなくてはならないと思う。負傷者を助ける為に再入市をして被爆者となった多くの先人の支え合いの精神を無駄にしてはならない。
個人の権利やプライバシーばかり尊重される社会では行政の限界があり、助かる命も助からないことを一面では考えなくてはならない。
現職時代、母校の中学校長の縁で被爆者支援法の改正に尽力した経験から多くの被爆者関係者、また二世の方々とも話し合いをし、当時の悲惨な状況を直接お伺いした私にとって、かすかな命の望みをつなぎながら生き抜いてきた方々の想いと比べて、今日の命の軽さには絶望感さえ覚える。
100歳以上と長寿を祝ってきた高齢者が実は亡くなっていたり、行方不明のまま年金だけを受け取っていたりと道義の国としての信頼が音を立てて崩れていく。それぞれ異なる家族事情があったとはいえ、人一人いなくなって平気な国にいつからなってしまったのか?
一方、大阪では幼い姉と弟が2ヶ月も部屋で放置をされ、餓死をするという耳をふさぎたくなるような事件も。児童虐待による死は後を絶たない。
わずか4日間の予算委員会でも年金や住民基本台帳等の制度上の問題が議論されたが、真の少子化.高齢化対策はもっと川上に戻り、家族や地域の絆を紡ぎ直すことに党派を超え取り組まなくてはならないと思う。負傷者を助ける為に再入市をして被爆者となった多くの先人の支え合いの精神を無駄にしてはならない。
個人の権利やプライバシーばかり尊重される社会では行政の限界があり、助かる命も助からないことを一面では考えなくてはならない。
hagiuda1 at 16:32|Permalink│