2010年10月
2010年10月29日
■シベリア抑留者 供養碑
高尾山薬王院仏舎利塔の脇にこの度「シベリア抑留者の供養碑」が建立され除幕式
に出席した。自らも抑留経験のある長房町の佐藤甲子雄さんが私財を投じ、日本の土を再び踏む事の出来なかった同胞の為、永年にわたり準備をしてきた供養碑だ。

日ソ不可侵条約が結ばれていたにも関わらず終戦間際の8月9日、ソ連軍は満州へ侵攻し日本兵や一部の民間人を収容所へ送り込み最終的に約60万人が抑留された。
第二シベリア鉄道に代表される過酷な労働を酷寒の地で強いられ、餓えや伝染病で約6万人が亡くなった。
一方、収容所では共産主義を強要する「民主化教育」が行われ、従わない者は集団でリンチに合うなど非人道的仕打ちが連日行われたと言う。
止むを得ず共産主義のふりをした人々も今度は帰国後、「シベリア帰り」と思想レッテルをはられ就職の差別を受けるなど想像を絶する苦労が続いたそうだ。幸い佐藤さんは4年8ヶ月の強制労働に耐え帰国する事が出来たが一日たりとも仲間の事を忘れた事は無かったと言う想いが供養碑の建立を後押ししたのだろう。
折角遠足のメッカである高尾山に建立したのだから平和教育の一環で立ち寄り、子供達へも知ってもらう事が出来無いか検討したい。
最近、政府では硫黄島の遺骨収集に力を入れている。その事は素直に評価をしたいが元々は石原知事が予てから強く主張をしていた事をヒントに保守層へのパフォーマンスとして行っている感は否めない。その証拠に遺族会との連携も曖昧で何より総理始め内閣の誰一人民主党は靖国の参拝もしない。ある硫黄島戦没者のご家族では関係議員が「遺骨収集をするので党の掲示板を貼らせてくれ」と訪ねて来たそうだ。
遺骨収集がもし選挙目当てで行われているとすればこんなに卑しい政治も情けない国も無い。政府の本気度を信じたい。
に出席した。自らも抑留経験のある長房町の佐藤甲子雄さんが私財を投じ、日本の土を再び踏む事の出来なかった同胞の為、永年にわたり準備をしてきた供養碑だ。

日ソ不可侵条約が結ばれていたにも関わらず終戦間際の8月9日、ソ連軍は満州へ侵攻し日本兵や一部の民間人を収容所へ送り込み最終的に約60万人が抑留された。
第二シベリア鉄道に代表される過酷な労働を酷寒の地で強いられ、餓えや伝染病で約6万人が亡くなった。
一方、収容所では共産主義を強要する「民主化教育」が行われ、従わない者は集団でリンチに合うなど非人道的仕打ちが連日行われたと言う。
止むを得ず共産主義のふりをした人々も今度は帰国後、「シベリア帰り」と思想レッテルをはられ就職の差別を受けるなど想像を絶する苦労が続いたそうだ。幸い佐藤さんは4年8ヶ月の強制労働に耐え帰国する事が出来たが一日たりとも仲間の事を忘れた事は無かったと言う想いが供養碑の建立を後押ししたのだろう。
折角遠足のメッカである高尾山に建立したのだから平和教育の一環で立ち寄り、子供達へも知ってもらう事が出来無いか検討したい。
最近、政府では硫黄島の遺骨収集に力を入れている。その事は素直に評価をしたいが元々は石原知事が予てから強く主張をしていた事をヒントに保守層へのパフォーマンスとして行っている感は否めない。その証拠に遺族会との連携も曖昧で何より総理始め内閣の誰一人民主党は靖国の参拝もしない。ある硫黄島戦没者のご家族では関係議員が「遺骨収集をするので党の掲示板を貼らせてくれ」と訪ねて来たそうだ。
遺骨収集がもし選挙目当てで行われているとすればこんなに卑しい政治も情けない国も無い。政府の本気度を信じたい。
hagiuda1 at 10:56|Permalink│
2010年10月22日
■鳥獣慰霊祭
自民党都連の第97回定期大会が開催された。昨年12月に設置をされ本部長として約10ヶ月にわたり議論を取りまとめてきた再生案の中間答申を行った。もちろん党の理念や政策等、大局的な議論も活発に行ってきたがそこは本部に委ねるとして東京として野党に転落したからこそやり抜かなくてはいけないこと、また、予てから改革の必要性が分かっていながら手を付けてこなかったこと等、組織論を中心に赤裸々にまとめたものだ。ややもすれば特定の団体や個人を批判するとも取れる内容もあり、何となくタブーになってきた事柄も多くあり、政権政党の時代は細かなことと見過ごしてきたが、後のない今の自民党では一つ一つ潰していかなくてはならない。耳障りな話も皆さんよく理解してくれ了承をいただくことができた。今後は期限を区切って改革実行に移さなくてはならず苦難は続く。
地元では9年目を迎えた鳥獣慰霊祭に出席した。山間部の農地を荒らすサルやイノシシの駆除のため、地元猟友会の皆様の協力を得て「追い払い駆除隊」を結成した後、人間との共生のためやむを得ず犠牲になった動物達の慰霊碑を夕やけ小やけふれあいの里内に建立した。当時、都議会では“どこの県の話だ?”と冷やかす声もあったが、都下最大の農産量を誇る八王子の地場農業にとっては死活問題で行政当局の理解をいただき今日に至った。猛暑の今年は山の木の実等の食料不足から全国で熊やイノシシの被害が増加しているが、本市も例外ではなく農家の皆さんの心配は大きい。
改めて八王子の広さ、奥深さを感じる一日だった。

hagiuda1 at 14:30|Permalink│
2010年10月15日
■リーダーシップ
チリ北部サンホセ鉱山の落盤事故で地下700mに閉じ込められた作業員33人全員が無事帰還した。事故発生からなんと70日。過酷な環境の中で支え合いながら頑張った隊員の努力に敬服するが、特に初期段階で救出までは20日間を想定し、パニックを防ぐ為、規律を保ち、48時間ごとの食糧配給制を断行したリーダーのルイス・ウルスアさんの指導力に世界中の称賛が集まった。その後も隊員一人一人に役割を持たせ常に前向きに皆を引っ張るリーダーの存在は頼もしい限りだが、地上とは困惑の思いをたびたび手紙にしたためていたと言うから人間らしい。いずれにしてもリーダーの危機管理能力によって奇跡を呼び寄せた事を祝福すると共に政治にも照らして見習いたい。
チリ側のマスコミ各社は日本からの支援に感謝の言葉を発したが、残念なのは政府レベルではなく、「民間レベルで日本の皆さんに最大の支援をいただいた」と言うコメントだ。勿論南米の遠い地ではあるが政府として何か出来る事もあったのではないだろうか?一方、最初に地下の映像を映し出したのはソニーの高性能カメラ、高湿の地下でシャワーも無い中、吸収性に富んだ着替えが喜ばれたが、これはJAXAから送った日本製、食料のカップラーメンや救出時のカプセル「フェニックス」に搭載された隊員の健康管理をチェックする医療機器もパナソニックと日本の技術が裏方で頑張った事は誇らしい事だ。
何より感動したのは国への帰属意識と信仰心の強さだ。国旗を纏い、肩を組み国歌を歌い、神への感謝を忘れない。日本で同じ事をすれば戦前への回帰だとあげ足を取る勢力が多いが、極限状態を迎えた人間を救うのは国民の連帯感と見えない物への畏敬の念である事を今回の事件は教えてくれたと思う。私達が改正した新教育基本法は真にその事の大切さが盛り込まれていると思う。強烈なナショナリズムはともかくとして当たり前に日本精神を子供のうちから自然に身に付ける事が真の国益を守る日本の礎になる。
チリ側のマスコミ各社は日本からの支援に感謝の言葉を発したが、残念なのは政府レベルではなく、「民間レベルで日本の皆さんに最大の支援をいただいた」と言うコメントだ。勿論南米の遠い地ではあるが政府として何か出来る事もあったのではないだろうか?一方、最初に地下の映像を映し出したのはソニーの高性能カメラ、高湿の地下でシャワーも無い中、吸収性に富んだ着替えが喜ばれたが、これはJAXAから送った日本製、食料のカップラーメンや救出時のカプセル「フェニックス」に搭載された隊員の健康管理をチェックする医療機器もパナソニックと日本の技術が裏方で頑張った事は誇らしい事だ。
何より感動したのは国への帰属意識と信仰心の強さだ。国旗を纏い、肩を組み国歌を歌い、神への感謝を忘れない。日本で同じ事をすれば戦前への回帰だとあげ足を取る勢力が多いが、極限状態を迎えた人間を救うのは国民の連帯感と見えない物への畏敬の念である事を今回の事件は教えてくれたと思う。私達が改正した新教育基本法は真にその事の大切さが盛り込まれていると思う。強烈なナショナリズムはともかくとして当たり前に日本精神を子供のうちから自然に身に付ける事が真の国益を守る日本の礎になる。
hagiuda1 at 18:37|Permalink│
2010年10月08日
■ 立ち話
久しぶりに明るいニュースに国中が沸いた。鈴木章北大名誉教授と根岸英一米バデュー大学特別教授の二人がノーベル化学賞を受賞した。炭素結合を効率よく進める「クロスカップリング」の研究によって様々な素材開発を可能にし、世界中が恩恵を受けていると言うから誇らしい。改めて日本の人間力、科学技術力を世界に誇示する偉業を讃えたい。
一方、政治における国際社会での信用は大きく後退を続けている。国会日程を変更してまで出席を決めたASEMでは最大の目的である中国船長逮捕の大義や領有権をアピール出来なかったのみならず日中首脳会談は実現せず、廊下での立ち話に終わったと言う。たとえ非公式でもチャンスをうかがった結果だろうから
その努力は理解したいがならば何故、中国語の通訳を付けていなかったのか?
‘‘あうんの呼吸で25分会談した。尖閣の領有権を主張した‘‘ と総理は帰国後、胸を張るが肝心のフジタ社員の釈放には一言も触れなかったと言うから驚きを超え怒りを覚える。日本語と英語→中国語、またその逆では正味10分。どうしても言わなくてはならない事を一つ選ぶとすれば領有権と共にまずは日本人の釈放要求ではないか?国民の生命と財産を守ると言う最も大切な政府の使命を菅内閣は明らかに放棄している。
落選後、初めての後援会映画会は、昼夜2回盛会に開催する事が出来た。16回続けて来た映画会の大半をこの市民会館で行ってきたが、今回を最後に来年からは駅・南口に新設された新市民会館オリンパスホールに移る。そんな思いの詰まったホールで一抹の寂しさを感じながら国政復帰の決意を訴えたが、私以上に集まっていただいた皆様が落選の悔しさを共有し、次に向け闘志を燃やしていただいている。皆様の激励を糧に引き続きの努力を誓う。
一方、政治における国際社会での信用は大きく後退を続けている。国会日程を変更してまで出席を決めたASEMでは最大の目的である中国船長逮捕の大義や領有権をアピール出来なかったのみならず日中首脳会談は実現せず、廊下での立ち話に終わったと言う。たとえ非公式でもチャンスをうかがった結果だろうから
その努力は理解したいがならば何故、中国語の通訳を付けていなかったのか?
‘‘あうんの呼吸で25分会談した。尖閣の領有権を主張した‘‘ と総理は帰国後、胸を張るが肝心のフジタ社員の釈放には一言も触れなかったと言うから驚きを超え怒りを覚える。日本語と英語→中国語、またその逆では正味10分。どうしても言わなくてはならない事を一つ選ぶとすれば領有権と共にまずは日本人の釈放要求ではないか?国民の生命と財産を守ると言う最も大切な政府の使命を菅内閣は明らかに放棄している。
落選後、初めての後援会映画会は、昼夜2回盛会に開催する事が出来た。16回続けて来た映画会の大半をこの市民会館で行ってきたが、今回を最後に来年からは駅・南口に新設された新市民会館オリンパスホールに移る。そんな思いの詰まったホールで一抹の寂しさを感じながら国政復帰の決意を訴えたが、私以上に集まっていただいた皆様が落選の悔しさを共有し、次に向け闘志を燃やしていただいている。皆様の激励を糧に引き続きの努力を誓う。
hagiuda1 at 10:52|Permalink│
2010年10月01日
■官邸崩壊
沖縄・尖閣諸島の問題は日本外交史上最悪の汚点を残す事となってしまった。次の一手が打てないのみならず、菅総理は「釈放の判断に政治介入は無く、あくまで地検の判断」を強調するがそれが事実なら新たな問題を生む事を理解していない。今度ばかりは民主党内からも怒りと懸念の声が上がり、二つの議連で約100名が声明を発表したり、官邸への申し入れを行った。事は日本の主権を守る大切な問題、野党もいたずらに政府対応を批判するのでは無く超党派で検討を加えているが政府のその場凌ぎの対応は変わらず、国会審議を通じて更に事態を深刻にしている。
昨日は政府以外の議員が北京を訪問し総理の親書を渡したという二重外交ぶりが報道されたが官邸は無関係を装い、一方海保の撮影したビデオを総理は観ていないと言うから官邸の危機管理は既に機能停止状態だ。この一週間、在野の私だが党も民主党の良識ある同志とも意見交換の場に呼んでいただき各省からの直接の説明も聞かせていただいた。識者の方々とも危機感を共有しそれぞれの場面で末席をけがしている。こんな時にあの人がいれば・・・。中川昭一先生の一周忌・偲ぶ会が行われ参列させていただいた。
東シナ海でのガス田開発を巡る経産相としての対中対応等、多くの方々から故人の実績が回顧された。「日本が危ない!」遺言となった中川先生の危惧は現実のものとなりつつある。しっかりと同志の後方支援をしながら少しでも国際社会の信用を取り戻していきたい。昨年、悔し涙を共にした西部事務所の関係者が中心に旅行会を企画していただき伊豆へ出掛けた。春に行う後援会女性部とは対照的に男性が半数を占める会だが久しぶりにゆっくり酒を飲み交わし様々な意見を聞かせていただいた。水族館では皆、童心に帰ってイルカの芸に歓声を上げる一面も。皆さんの想いを背負って戦いに挑む。
昨日は政府以外の議員が北京を訪問し総理の親書を渡したという二重外交ぶりが報道されたが官邸は無関係を装い、一方海保の撮影したビデオを総理は観ていないと言うから官邸の危機管理は既に機能停止状態だ。この一週間、在野の私だが党も民主党の良識ある同志とも意見交換の場に呼んでいただき各省からの直接の説明も聞かせていただいた。識者の方々とも危機感を共有しそれぞれの場面で末席をけがしている。こんな時にあの人がいれば・・・。中川昭一先生の一周忌・偲ぶ会が行われ参列させていただいた。
東シナ海でのガス田開発を巡る経産相としての対中対応等、多くの方々から故人の実績が回顧された。「日本が危ない!」遺言となった中川先生の危惧は現実のものとなりつつある。しっかりと同志の後方支援をしながら少しでも国際社会の信用を取り戻していきたい。昨年、悔し涙を共にした西部事務所の関係者が中心に旅行会を企画していただき伊豆へ出掛けた。春に行う後援会女性部とは対照的に男性が半数を占める会だが久しぶりにゆっくり酒を飲み交わし様々な意見を聞かせていただいた。水族館では皆、童心に帰ってイルカの芸に歓声を上げる一面も。皆さんの想いを背負って戦いに挑む。
hagiuda1 at 18:25|Permalink│