2011年02月
2011年02月25日
■責任感なし
ニュージーランド南島クライストチャーチ市で起きた地震では、多くの日本人が被災した。未だ行方不明者の懸命の救出活動が続いているが、希望に胸ふくらませ語学研修で努力している学生を何としても助けて欲しいと願う。
地震発生直後、私達は東京都連の会議を予定していたが、石原幹事長が谷垣総裁と共にNZ国の大使との打合せの為遅らせた。その後、都議会の皆さんと東京消防庁へ“ハイパーレスキューの出動要請が必ず来るから”と準備を促した。野党の立場で直接指揮をとれない事に居合わせた全員がイライラしたが、ここは与党も野党もないと信じ出来うる全ての対応をしたが、驚く事に政府専用機が飛び立ったのは翌日。「NZ政府からの正式な救助要請がなければ動けない」というのが建前であり、作業はその通りだが、近くの空港まで行っておいて待機する事だってできたはずだ。地震国日本だからこそ72時間の壁の大切さは誰よりも知っている。そしてその時間、小沢前代表の処分を巡って多くの時間を費やしていた事も国民は知っている。被災者の家族を“政府専用機に乗せて行く”と軽口を叩いて“やっぱり無理”と断る前原外相にもあきれるだけだ。この内閣では国民の生命を守る事はできない事は明白だが、今はとにかく一刻も早い救出を願い見守りたい。
さて八王子でも駅ビル“そごう”が来年1月を持って撤退というショッキングなニュースがかけめぐった。子供の頃から親しんだ伊勢丹、大丸、西武、丸井そしてそごう…。折角南口がオープンしたのに残念でならない。様々な原因はあるが、いずれも大型店というには半端な売場面積で百貨店の魅力を発揮しきれなかった背景等きちんと検証しなくてはならない。
JR、市、商工会議所の皆さんと連携をし、57万都市の玄関口を空き家にする事のないよう努力をしたい。こんな時に第一線に立てない事が本当に悔しい。
地震発生直後、私達は東京都連の会議を予定していたが、石原幹事長が谷垣総裁と共にNZ国の大使との打合せの為遅らせた。その後、都議会の皆さんと東京消防庁へ“ハイパーレスキューの出動要請が必ず来るから”と準備を促した。野党の立場で直接指揮をとれない事に居合わせた全員がイライラしたが、ここは与党も野党もないと信じ出来うる全ての対応をしたが、驚く事に政府専用機が飛び立ったのは翌日。「NZ政府からの正式な救助要請がなければ動けない」というのが建前であり、作業はその通りだが、近くの空港まで行っておいて待機する事だってできたはずだ。地震国日本だからこそ72時間の壁の大切さは誰よりも知っている。そしてその時間、小沢前代表の処分を巡って多くの時間を費やしていた事も国民は知っている。被災者の家族を“政府専用機に乗せて行く”と軽口を叩いて“やっぱり無理”と断る前原外相にもあきれるだけだ。この内閣では国民の生命を守る事はできない事は明白だが、今はとにかく一刻も早い救出を願い見守りたい。
さて八王子でも駅ビル“そごう”が来年1月を持って撤退というショッキングなニュースがかけめぐった。子供の頃から親しんだ伊勢丹、大丸、西武、丸井そしてそごう…。折角南口がオープンしたのに残念でならない。様々な原因はあるが、いずれも大型店というには半端な売場面積で百貨店の魅力を発揮しきれなかった背景等きちんと検証しなくてはならない。
JR、市、商工会議所の皆さんと連携をし、57万都市の玄関口を空き家にする事のないよう努力をしたい。こんな時に第一線に立てない事が本当に悔しい。
hagiuda1 at 18:41|Permalink│
2011年02月18日
■方便
鳩山前総理の「方便」発言に仰天した。在任中、沖縄に米軍海兵隊が抑止力として必要だと発言した真意が方便だったとの事。
予算委員会は菅総理が社民党との協議を思いかばって沖縄基地関連予算の「削除」を匂わせた。2/3の再議決の数合わせの為またも大切な安全保障をないがしろにする姿勢はもはや一国の宰相の体をなしていない・・。これで沖縄の基地問題は更に迷路に入り日米関係の信頼は更に疑問符が付く。もっとも社民党の賛否以前に民主党の16人が会派離脱を表明し、予算関連法の成立はほぼ絶望的となった。
党に籍を置きながら会派だけ別にするというのは永田町的にはあり得ない話で非常識な事なのだが「菅政権はダメだ」という彼らの主張に妙な説得力があるのが情けない。
いずれにせよ、内閣総辞職か解散総選挙以外道はなさそうだ。心して準備をしたい。
さて、八王子では明神町の裁判所跡地に建設を計画している簡易裁判所庁舎にエレベーターをつける、つけないで国と市が争っていたが市側に軍配が上がった。
ご案内の通り地裁、地検が立川へ移転するに伴って地検の建物を改修して税務署、登記所等が入る国の合同庁舎に変える事と地裁は移転をするが簡易裁判所だけは新築して存続するというのが、私が在任中に決定した内容だ。残念ながら合同庁舎は政権交代によって全く前へ進まない。裁判所は建築確認申請が出されたが、2階建てなのにエレベーターの計画が無い事から市が不許可にしていた。市長から「萩生田代議士が不在になってから国との風通しが悪く強権的なのでここは争ってみようと思うがどうか?」と尋ねられ私も同意した。障害者が車椅子で来庁した時はどうするか?の質問に国側は職員が担いで上がると答えたそうだ。国は自らがバリアフリー法を施行し公共施設へはエレベーターの設置を義務付けている。当然の責務として市側は主張をし、計画変更が叶ったが、本当は一番困っているのは国の担当者かもしれない。コンクリートから人へは実は人に優しくない予算である事を一日も早く国会に戻って訴えたい。
予算委員会は菅総理が社民党との協議を思いかばって沖縄基地関連予算の「削除」を匂わせた。2/3の再議決の数合わせの為またも大切な安全保障をないがしろにする姿勢はもはや一国の宰相の体をなしていない・・。これで沖縄の基地問題は更に迷路に入り日米関係の信頼は更に疑問符が付く。もっとも社民党の賛否以前に民主党の16人が会派離脱を表明し、予算関連法の成立はほぼ絶望的となった。
党に籍を置きながら会派だけ別にするというのは永田町的にはあり得ない話で非常識な事なのだが「菅政権はダメだ」という彼らの主張に妙な説得力があるのが情けない。
いずれにせよ、内閣総辞職か解散総選挙以外道はなさそうだ。心して準備をしたい。
さて、八王子では明神町の裁判所跡地に建設を計画している簡易裁判所庁舎にエレベーターをつける、つけないで国と市が争っていたが市側に軍配が上がった。
ご案内の通り地裁、地検が立川へ移転するに伴って地検の建物を改修して税務署、登記所等が入る国の合同庁舎に変える事と地裁は移転をするが簡易裁判所だけは新築して存続するというのが、私が在任中に決定した内容だ。残念ながら合同庁舎は政権交代によって全く前へ進まない。裁判所は建築確認申請が出されたが、2階建てなのにエレベーターの計画が無い事から市が不許可にしていた。市長から「萩生田代議士が不在になってから国との風通しが悪く強権的なのでここは争ってみようと思うがどうか?」と尋ねられ私も同意した。障害者が車椅子で来庁した時はどうするか?の質問に国側は職員が担いで上がると答えたそうだ。国は自らがバリアフリー法を施行し公共施設へはエレベーターの設置を義務付けている。当然の責務として市側は主張をし、計画変更が叶ったが、本当は一番困っているのは国の担当者かもしれない。コンクリートから人へは実は人に優しくない予算である事を一日も早く国会に戻って訴えたい。
hagiuda1 at 13:23|Permalink│
2011年02月11日
■地方議会
愛知では大村知事、名古屋では河村市長が当選した。お二人とも永田町ではさほ
ど存在感のある先輩では無かったがTVタックルの常連として全国的知名度は高く、
マスコミを意識したパフォーマンス選挙は功を奏した。もちろん既成政党への閉塞感や県民・市民の心を引く減税政策等勝因はあるだろうが議会を徹底的に悪役に仕立てる手法は二元代表制の我国の民主主義を危うくすると思えた。
解散に追い込まれた名古屋市議会の報酬は諸手当てを含め年約1600万。とかく西日本の議会は高額で都議会より高い報酬は私も見直しの必要はあると思う。しかし一方で政令市の議会活動の内容や議員に当選する為の努力や出費、日頃の議員活動に掛かる経費等の報道は全く無く、あたかもそれが全て生活給の様に報じられるのはいかがなものか?市長自らが選任した報酬審議会と言う第三者機関がその機能を果たしていないとすれば実は市長が批判されるべき内容だが・・・。もう一点は評論家が好んで持ち出す欧州型のボランティア議会だが地方自治の在り方や機能が異なるのに報酬だけを外国と比較するのは乱暴な話だと思う。
私はこれからの分権の時代、地方議員に課せられる使命は今迄以上に大きくなると期待する。単なるチェック機関では無く時に首長や行政側と対峠し、時に協力し市政全般を見渡し政策立案をする各分野で専門性の高い議員の存在が必要だと感じている。その為には議員の位置付けや権能は見直す時期に来ているのでは無いか?
生業の傍らでは無く人数は最小限に絞り、常勤職に近い形で議会棟に陣取り、日頃からチェックと提案、必要な会議をこなす専門職化を目指すか、それとも諦めて大人数で夜や日曜にボランティアでチェックだけ対応するか?いずれにしても多様化する市民ニーズや複雑な行政課題はかつての様な名誉職議員ではこれからは対応出来ないのは明らかだ。
議員のレベルが上がれば職員のレベルも上がり、自治の中身はいくらでも充実する。
もう一つ首長や職員にとって議員は少ない方がやりやすい事も忘れてはならない。
首長の独裁化、職員団体の怠慢にしっかり対峠するのも議員の役目である。
要は税の無駄と思う様な議員を選ばない事が第一歩かもしれない。
ど存在感のある先輩では無かったがTVタックルの常連として全国的知名度は高く、
マスコミを意識したパフォーマンス選挙は功を奏した。もちろん既成政党への閉塞感や県民・市民の心を引く減税政策等勝因はあるだろうが議会を徹底的に悪役に仕立てる手法は二元代表制の我国の民主主義を危うくすると思えた。
解散に追い込まれた名古屋市議会の報酬は諸手当てを含め年約1600万。とかく西日本の議会は高額で都議会より高い報酬は私も見直しの必要はあると思う。しかし一方で政令市の議会活動の内容や議員に当選する為の努力や出費、日頃の議員活動に掛かる経費等の報道は全く無く、あたかもそれが全て生活給の様に報じられるのはいかがなものか?市長自らが選任した報酬審議会と言う第三者機関がその機能を果たしていないとすれば実は市長が批判されるべき内容だが・・・。もう一点は評論家が好んで持ち出す欧州型のボランティア議会だが地方自治の在り方や機能が異なるのに報酬だけを外国と比較するのは乱暴な話だと思う。
私はこれからの分権の時代、地方議員に課せられる使命は今迄以上に大きくなると期待する。単なるチェック機関では無く時に首長や行政側と対峠し、時に協力し市政全般を見渡し政策立案をする各分野で専門性の高い議員の存在が必要だと感じている。その為には議員の位置付けや権能は見直す時期に来ているのでは無いか?
生業の傍らでは無く人数は最小限に絞り、常勤職に近い形で議会棟に陣取り、日頃からチェックと提案、必要な会議をこなす専門職化を目指すか、それとも諦めて大人数で夜や日曜にボランティアでチェックだけ対応するか?いずれにしても多様化する市民ニーズや複雑な行政課題はかつての様な名誉職議員ではこれからは対応出来ないのは明らかだ。
議員のレベルが上がれば職員のレベルも上がり、自治の中身はいくらでも充実する。
もう一つ首長や職員にとって議員は少ない方がやりやすい事も忘れてはならない。
首長の独裁化、職員団体の怠慢にしっかり対峠するのも議員の役目である。
要は税の無駄と思う様な議員を選ばない事が第一歩かもしれない。
hagiuda1 at 15:00|Permalink│
2011年02月04日
■八百長?

予算委員会での質疑がやっと始まった。小沢元代表の強制起訴を受けても何ら指揮は取れない菅総理のリーダーシップの無さは際立ち何も決まらない国会が続きそうだ。
変節ぶりを次々と指摘された与謝野大臣は「議席を返せ」との我党の要求に「続ける事が有権者への責任。バッチは仕事をするモチベーションの為」と開き直った。民主党政権に入閣した事が有権者への最大の裏切りである事には気付いていない様だ。
菅総理は社会保障と税の抜本改革についてアリバイ造りの与野党協議を盛んに呼び掛けているが各党からは“民主党案をまとめてから言って来い”と門前払いを受けている。
小沢問題しかり社会保障しかり党内がまとめられないのに各党に抱きつくのは実に情けない。

さて例年通り各地の節分にお招きいただいた。
高尾山では今年も北島ファミリーやファンキーモンキーベイビーズも参加し、大賑わい、
宝生寺では一年ぶりに小川直哉選手と会った。
各会場では関取や親方とも一緒になったが「ご心配掛けて申し訳ないっす」と頭を下げる力士の姿が・・・。
相撲界では八百長疑惑が大騒ぎとなり、大混乱が続いている。
携帯メールで勝星の現金による譲渡が証拠として確認され、八百長を認める力士も出てきた。背景には十両以上で無いと協会から給料が支給されず、万年幕下力士等には食う為に
星を売り、生活費を稼いでいる実態が見え隠れする。
かつては部屋制度や師弟関係がしっかりしていて何とか面倒を見ていた互助機能も崩壊してしまっているのだろう。事実とすれば伝統の国技の存亡の危機となる。
もっとも国民の範となるべき国会議員もお互いの政策の違いをどっぷり四つに組んで勝敗を決する選挙がどちらが勝っても同じ内閣で大臣では八百長に等しい。八百長大臣のもとで社会保障の在り方を議論しようと言っても土俵に上がらないのも分からなくも無い。

hagiuda1 at 15:55|Permalink│