2011年09月

2011年09月30日

■万理一空

谷垣総裁との意見交換
  やっとの事で開会された衆参予算委員会では閣僚人事が適材適所かどうかの質疑に終
始した。山岡消費者担当相のマルチ商法業界からの献金やセミナーでのプロパガンダな演説は明らかにアウトであろう。第三次補正の提出が無い中での予算委員会が故、具体的な復興の議論にならないのは仕方ないが野党時代にはあれほど厳しく不正を質していた野田総理が有罪判決の示された国会議員に対して何らコメントしないのは残念だ。記者会見からも逃げ回り党内からも骨抜きにされてしまった総理ならこの先も期待出来ない。

 一方、落選中の仲間を代表して谷垣総裁に今後の対応を申し入れした。代表質疑で解散を求めるのはありがたいが現実性が無い中で解散を叫び続けるだけでは・・・。こちらもそれを言い続けなくてはならない党内事情があるのだろう。外から見ている政治は実に分かり辛い事、国会のルールや党の主張を丁寧に説明する事、参院の人事でゴタゴタが続いている事に国民は呆れている事を訴えた。本当に自民党が変わる為には落選中の私達の声を聞くのが一番の近道なのだが・・・。

 四年ぶりとなる日本人大関「琴奨菊」が誕生した。日本人に拘るのは国際技になった相撲を見る目が偏狭だと言われるかもしれないがやっぱり国技として日本人に期待したい。
Tシャツ姿で四字熟語の辞典で口上を探す青年を微笑ましく思ったが、不祥事続きの角界に久しぶりに明るいニュースとなった琴奨菊には文字通り「万理一空」の思いで頑張って欲しい。


hagiuda1 at 15:35|Permalink

2011年09月23日

■台風15号

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日本政策研究センター主催(伊藤哲夫代表)の全国研修会にシンポジウムのパネラーとしてお招きいただいた。23年目という研修会は全国から300名近い方々が2泊3日でびっしりと日程をこなし、様々な研修を積まれている。
私は衛藤晟一、義家弘介両参議員、下村博文代議士と共に「迷走する政治に私はこう斬り込む」と題し、議論に参加した。文教関係の4名なのでどうしても教育や科学技術からの日本像になりがちだったが、全員が地方政治や地方行政を経験している事で、より身近な話題となり参加者の皆さんも良く理解してくれたようだ。
コーディネーターの伊藤代表からは「民主がダメなのは国民は解かっているが、自民党なら大丈夫とも思えない。どうしたら自民党が変わるのか?」という質問に「失敗して地べたを這いつくばって自民党のどこがいけなかったかを肌で感じている私達落選議員が、戻ってもう一度政策も体質もかき混ぜれば変わる。私を戻してほしい。」と現職の皆様に一人まざった意味を訴えた。
いずれにしても、言う以上はやらなければならず、自分を鼓舞して、浪人中でもこういう機会を与えて期待してくれる皆様に証明をしなくてはならない。

台風15号は猛烈な風雨と共に日本列島を駆け抜け各地に爪あとを残した。八王子市でも浅川の水位が避難判断水域の2.32mに達し、一時は十小や五中を避難所として指定する準備をしたが思いのほか速度が速く、何とか難を逃れる事ができた。
27年前にも暁橋の下流が削られ一部避難をした経験もあり、以来護岸工事を続けているがそれでも水位には対応できていない。こういう安全の為の公共事業は効果が計りづらく中々理解をしてもらえないがやはり市民の生命と財産を守る為にも一級河川である浅川の整備は国の責任で進めなくてはならない事を痛感した。
又、私の近所でも倒木が民家を直撃する被害があったが若いご主人が町会活動にも参加をしており隣の町会役員さんと携帯の連絡先を交換していた事から町をあげての支援が直ちに出来た。やはり地域の絆は大切だ。
一連の市役所の冷静な対応や消防団皆様の献身的活動にも感謝と敬意を表したい。


hagiuda1 at 16:01|Permalink

2011年09月16日

■朝の駅頭

 採決で押し切ってまで4日間にこだわった臨時国会だが、どうやら世論の批判が届き今月末まで延長となった。本来、野党側は来月14日までの要求をしたのだが、それでも1日でも短くしたい程、自信がない内閣で本当に今の国家危機を突破できるのだろうか?3次補正の提出も含め、一日も早く再開し、復興支援に全力を挙げるのが国会の役目で休む間などない。

 落選の翌日から続けている朝の演説で今朝は堀之内の駅頭に立った。私にとっては馴染みの薄い地域だが、最近は声をかけていただける方も増えた。
福島県から親戚の処へ避難して来たご婦人は故郷へ帰れない不安を語られたが、同時に私が南相馬の支援をしている事をどこかで聞いた事、八王子の皆さんが親切な事に感謝の言葉をいただいた。一日も早く被災地の皆さんが自宅へ帰れるよう政治の力を結集しなくてはならない。「有権者じゃないのにごめんなさいね。」とご婦人は微笑み、去られたが、私こそ遠くで見ていてくれる人がいるんだと勇気をいただき、逆に感謝を申し上げた。

 節電で小学校の体育館が使えないというサラリーマンからは「我慢する時は我慢するが国も解除を決定、他市も開放をしているのにどうして八王子だけ?」新住民の多いニュータウンエリアでは、スポーツ等を通して折角築き始めた地域コミュニティが崩れてしまうマイナスの方が大きいのでは?
「市の事なのにすみません」と言われたが、国と市と繋がらない事などない。既に市側も見直しを検討しており、「節電の精神は大切だが、スイッチはオンとオフだけでなく半分だけつけて行えるスポーツもあり、そういう啓蒙に切り替えるべきだ」と申し上げ改めて早期の開放を要請した。

 朝の通勤のわずかな時間だが市民の皆さんからいただく声を政策のエネルギーに、そして闘志に変えて来たる時に備えたい。


hagiuda1 at 18:34|Permalink

2011年09月09日

■不完全内閣?

 野田内閣は高支持率でのスタートとなった。今までの菅内閣と比べれば誰もが期待をするのも解かるが、その実力は?本来なら堂々と所信を述べ、予算委員会も開くのが当然だが、サミットを理由に臨時議会は4日程度の日程にこだわっているようだ。サミット中は総理の陪席のない委員会等いくらでも対応策はある。
 本音は内閣の準備不足。平野国対委員長も「不完全内閣」である事を認めたが派閥均衡の党内融和優先人事のつけは、結局は国民にまわる。小沢元代表がいみじくも「民主党は雑巾がけや下積みなし、突然偉くなる。」と語ったが、財政の解からない財務大臣、安全保障の素人の防衛大臣、自らがマルチ企業からの献金で事情聴取が必要な国家公安委員長では…。大臣の予習の為に1ヶ月も政治空白をつくる余裕はない。
どじょうは危険を感じると泥に逃げ込む習性があるそうだが、野田総理には逃げずに国難に立ち向かって欲しいと願う。

 さて、都議会議員時代、西八商栄会の皆さんと相談し、「元気を出せ!商店街事業」のわずかな補助金を元手に始まった「踊れ!西八夏まつり」が記念すべき第10回を迎え、台風の中ではあったが盛大に開催された。初年度は高円寺の阿波踊りとヨサコイ・ソーランの団体を招き、中通りを止めて始めた商店街イベントだったが今では周辺道路を全て通行止めとし、参加団体をお断りするほど盛況となり、今年からは八王子市を代表する祭りの一つに格上げされ、補助もいただく事となった。真に継続は力なりと言うが、この間道路や駐輪場整備も進み商店会員の意識も変わってきたし、千人町二丁目を中心とする地域コミュニティも熟成してきたと思う。IMG_6545
 皆さんには最初の功績を評価していただき今でも名誉会長の役職をいただき、仲間に加えていただいているが、何とか名実共に名誉会長に戻れるよう頑張らなくてはならない。


hagiuda1 at 17:23|Permalink

2011年09月02日

■野田新総理

 民主代表選では上位2名の決選投票の末、野田新代表が選出された。小鳩連合の傀儡、海江田某だけは嫌だと思っていたので、保守派の野田総理誕生に少しはまともな政治を期待したが、翌日には何と輿石幹事長。朝鮮学校無償化も菅前総理の最後っ屁で突然決定したが、新総理はどうするか?かねてから文科相になりたいと言っていた野田氏が日教組のドンを政権与党の幹事長に据えて、本当に教育改革ができるのか?結局は全ての候補が小沢氏の軍門にくだった代表選だった。翻って我党は参院の人事で内紛をしているらしい。予算委員会等で若手を前面に押し出した中曽根執行部は衆院に比べ、よっぽど野党らしく好感がもてるが…。

 いずれにしてもここは復興の為の3次補正に全面的に協力し、一方、平成24年度予算にばら撒き廃止の3党合意がきちんと反映されている事を確認し、成立させるか、不備があれば徹底抗戦を臨むか…。その先は解散しかないと思う。

 さて被災地の子供支援の一環として都が主催しているスポーツ交流で福島の少年野球チームが八王子を訪れた。
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 都が主催と言っても往復のバスと引率の宿泊費、弁当2食で後はこちらの努力。急な企画だったのでグランドの確保等大慌てで対応したが、子供達は各チームの代表の家へホームステイをし、わずか3日間ですっかり仲良しに。サマーランドが場所を、食材をアルプスさんが提供していただき行った、BBQ大会では「地震や原発に負けずに野球を続けていつの日かこの仲間で甲子園で対戦してほしい」と激励をした。ほとんどグランドが使えず運動らしい事が出来なかった子供達も「久しぶりに一日中野球ができました。」と大喜び。当初は高尾山へ登る予定だったが、前日BBQでサマーランドを横目にしてはかわいそうと、最終日は遊園地とプールで元気に福島へ帰っていった。
ご協力していただいた皆様に感謝申し上げる。


hagiuda1 at 18:54|Permalink