2012年01月

2012年01月27日

■石森新市長

IMG_9253 石森孝志新市長が誕生しました。先月15日の出馬表明以来40日の短期決戦でしたが多くの皆さんのご支援に支えられ何とか目的達成をする事が出来ました。これから公約の一つ一つ実現に向け努力されると信じますし、私も一日も早く国政に戻って石森新市政の目指す街づくりを後押ししたいと念じます。IMG_9127 敗れたとは言え12000票差まで迫った両角氏の健闘も労いたいと思います。本当はしっかりとした政策を持って戦いたかったのでしょうが、反現職の同床異夢連合に囲まれ、批判とパフォーマンスに終始した感は残念でした。大きな選挙と失敗を体験した事で何かを感じてくれるなら又一緒に出来る仕事もあると期待したいと思いますが、選挙の義理に縛られて中々身動きがとれないのかも知れませんね。いずれにしても新市長には批判票の重みも踏まえて広く市民の声に耳を傾け、開かれた市政を望みますし石森さんならそれが出来ると期待します。私も連帯保証人としてしっかり支えていく事をお約束申し上げます。

IMG_9282 一方、黒須市長が多くの支援者、職員に見送られ12年間務めた市役所を後にしました。選挙中は自身が候補者であるかのように批判にさらされる場面もあり気の毒でしたが、本人は意に介せず石森候補の応援を正々堂々行いました。まことしやかに傀儡後継者と揶揄されましたが二人の政策の優先順位は大きく異なり影響力を残すような政治はありえませんし、「後輩達の応援団になりたい。」という市長の言葉は立派だと思います。先輩達が後輩の足を引っぱる八王子のおかしな政治風土を変える第一歩だと期待しますし、この12年間で行った行財政改革はいずれ歴史が正しい評価をするものと思います。今後は、海外姉妹都市との民間交流はじめボランティア団体への参加や自らがつくった「八王子学園都市大学・いちょう塾」へも講師ではなく受講生として参加したいそうです。私が選挙中提案した市の施設見学会の説明員は「バカにすんな(笑)」と怒ってましたが「市長以上に詳しく説明できる人いないんですよ(笑)」と返すと「そうだな(笑)」とまんざらでもなさそうでした。

 33才、市議初当選から37年。現役の政治家からは引退しますが故郷のためにこれからも様々な分野で元気に活躍いただく事を祈ります。

 本当にお疲れ様でした。
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hagiuda1 at 17:51|Permalink

2012年01月20日

■思い出の旗

IMG_9001 私が会長を務めるボーイスカウト(BS)・ガールスカウト(GS)連合育成会の会旗が先日新年会で披露されました。披露といっても初ではなく実は40年以上も幹部のお宅に眠っていたものがこの度見つかっての事です。この旗は当時の幹部だった長沼のSさんが寄贈して下さったものなのですが、そこには悲しい歴史がありました。Sさんのお嬢さんは小さい頃からGSに参加していた活発な方だったのですが20才の時、不慮の事故でお亡くなりになったそうです。通夜や告別式を手伝う後輩のスカウト達の姿に心打たれたご両親がせめてもの娘の証にと作って下さった物ですが、当時元本郷にあったBSの倉庫はたびたび不審火にあい、大切な旗にもしもの事があってはいけないと幹部の質屋さんの耐火倉庫にしまっていたのです。保存状態が良かったので新品同様の素晴らしい旗でした。その後、連合会長の交代等もあり、いつしか取り出す機会を逸し、今日に至ってしまったようで、「そなえよ
つねに」のスカウトとしてはいささかかっこ悪い話ですが、昨年の震災を機にスカウトの技術や、各団の倉庫にある備品が全国的に見直され、一連の整理の中で発見されました。折角なのでご遺族にも連絡しその会に参加していただいたのですが、故人のお姉様からの話に皆で涙し、改めて素晴らしい歴史と伝統ある八王子のスカウト活動を盛り上げて行く決意をしました。
 震災が気づかせてくれた絆の一つなのかもしれませんね。

 選挙戦もいよいよ終盤、昨日は茂木政調会長、今日は安倍元総理、林芳正元防衛相も応援に駆けつけていただき、みぞれの中街頭に立っていただきました。残りあと一日、正々堂々と戦い抜いて新市長のもと「魅力あふれる八王子」を目指して街づくりを攻めに転じて行きたいと願います。
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hagiuda1 at 18:33|Permalink

2012年01月13日

■出たい人、出したい人

 どじょう内閣のにわか改造は同じ顔ぶれが党と政府を行ったり来たりと人材不足を露呈するばかりです。
あんなに擁護していた一川、山岡両氏を結局交代させるなら復興支援や北朝鮮の政変等々いくらでも重要な議論があったにもかかわらず長い冬休みを取った政治空白は何だったんでしょうか?蓮舫行政刷新相や平岡法相を代えるならその理由が週刊誌の通りなのかを総理は説明する責任があります。いずれにしても改造の大義が「臭いものに蓋をする延命」だけなら税制改正のような大きな仕事は中々国民の信頼を得る事は難しいのではないでしょうか?

 さて、地元ではいよいよ15日から市長選です。
IMG_8708成人式の翌日には石森候補予定者の総決起大会がオリンパスホールで行われ、応援に駆けつけてくれた石原幹事長もびっくりするほど会場あふれる大盛況で終了しました。本来政党間の対立ではない首長選なので、民主の市議も含め党派を超えた良識ある仲間がそろい勇気百倍ですIMG_8678相手方を応援している中にも私の支援者がいますがここは筋を通して正々堂々と戦いたいと思います。残念なのは5日までに市議を辞すれば市議会の補欠選挙が行われたのに(都議は知事選時)その機会が奪われた事です。昨年の4月からわずか9ヶ月。
政治は生き物ですから任期途中の転身を否定しませんが「公」の気持ちがあるのなら市民の市政へのパイプをつなぐ機会をあえて断絶するのは市議の仕事を否定する事にもなります。きっと市民は気がつかないと高をくくっているのでしょうか?都議を辞する為に長い時間をかけて都政に迷惑をかけない努力と体制をつくってきた石森さんと比べ、政治家としての責任感の違い、出たい人と出したい人の違いが際立ちます。
 58万市民の舵取り役です。間違いのない選択をお願いします。


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hagiuda1 at 13:50|Permalink

2012年01月06日

■戦う政治

 新年から早や一週間、連日全開で活動を続けております。神社の元旦祭、町会の新年会、お会いする多くの方々が「今年こそ」と声をかけていただき、改めて特別な年のスタートを感じます。
 さて、永田町では年末年始をはさんで民主党からの離党者が続出、にわか新党騒ぎで賑やかです。毎年この時期に新党おばけが出るのは一月一日現在の国会議員数で政党交付金の配分が決まる基準日だからです。
それぞれに離党理由を正当化し、民主党批判を論じてますが大義に乏しく、次の選挙をにらんだ保身である事は透けて見えます。政治に離合集散はつきものですから全てを否定するつもりはありませんが、看板の挿げ替えだけで、もう国民は騙されないと思います。

 一方、谷垣総裁も年頭から対決姿勢を鮮明にしておりますが元々消費税の見直しを言い出したのは我党である以上、協議そのものの否定は誤解を受けかねません。もちろんマニフェスト違反の末の消費税アップがでたらめで「言う資格がない!」という気持ちは分かりますが、ここはどこが政権を担ってもいずれ手を入れなくてはならないテーマであり「協議に応じず解散が先」では解決になりません。デフレ経済の今、増税は私も賛成ではありませんが、税と年金の新たなルールづくりは時間をかけて議論のテーブルをつくっておかなくてはならないのではないでしょうか?

 同時に国民は、ちっとも進まない議員定数の削減や公務員制度改革を先送りして増税議論をクローズアップする事に不信感を抱いています。自民党が政権を奪還したらどうするのか?財政改革の明確な数値目標、時期、経済成長戦略の道筋をはっきり示す必要があります。「ここまでの努力はするので国民にもこれだけの負担をお願いしたい。そして、その後の社会保障はこの様になる。」という我党の主張と政府との違いをしっかりと説明しながら税と社会保障は政争の具にしない政治体制を与野党でつくり、前へ進めていかなくては民主党の前に日本が沈んでしまうと危惧しています。

 「自分達の身を切るルールづくりはつらかろうから落選中の我々に党内協議に参加させてほしい。」年末の総裁との意見交換でも「奪還の会」のメンバーと提案した事柄です。私達が目指すのはかけ声ばかりの「戦う姿勢」ではなく政策と未来へのロードマップを掲げた「真の戦う政治」です。


hagiuda1 at 18:10|Permalink

2012年01月01日

■新年のご挨拶

 皆様お揃いで健やかに新しい年をお迎えの事と存じます。
私の力不足で議席を失い3度目の春を迎えました。
27才で八王子市議に当選以来、都議会、国会と19年余にわたり地元の皆様にお育ていただき、政治の道を歩ませていただく中で常に皆様と同じ目線で仕事をしてきた自負がありましたが、
こうして在野に身を置くと政治家然として見えなくなっていた事もあったと反省しております。

 私の所属する自民党も長期政権による官僚との馴れ合い、安易な世襲化、一年ごと代わる総理、立党の精神を忘れた姿に国民は「一度政治の流れを変えたい」と願ったのは分からないでもありません。
しかし、あれから2年余、政権交代から既に3人目の総理。
外交も経済も安全保障も日本は明らかに危うい方向に向かっていると言わざるを得ません。

 未曾有の大震災を経て、未だ多くの被災者が瓦礫の山に囲まれた仮設住宅で厳しい生活を送る中、政府の対応はあまりにも遅く政治の閉塞感は広がるばかりです。

 一方、地元にあっては在任6年間で取り組んできた街づくりがすっかり停滞してしまって各地から落胆の声が聞こえます。
国道16号の拡幅や20号バイパスの延伸、中央線の複々線化等は本来20世紀中に終わらせておくべきだった都市基盤整備ですし、圏央道八王子西インターのフル化や高尾駅の橋上化、
医療刑務所跡地の整備や市内に散在する国の出先機関を束ねる合同庁舎整備等は本市の将来を考えれば当然主張すべき重要政策であり、贅沢な公共事業とは思いません。
地域の実情が詳細に解からない国に対し、その街の歴史的背景や特殊事情、政策効果や将来の展望を正しく、説得力を持って伝える事も選挙区代表の大きな仕事のはずです。

 財政や社会保障、教育といった国の根幹創り、大局での議論の礎になるのは実はそれぞれ環境の違う全国の現場の声であり、その中から法律や予算が最大公約数の議論の結果として生まれてくるのです。
近所の皆さんと雪かきをしたことのない雪国の国会議員、火山灰で煤まみれになった事のない火山の街の国会議員では本当の議論はできず、政策には繋がりません。
そして、八王子も同様の状態が続いています。
私にとっての八王子市は選挙区以前の故郷であり、生活の場であり、政治を志す原点です。
とことん八王子の代表にこだわり、日本を変える原動力となるべく次の機会を目指して活動を続けてまいりますので皆様の一層のご指導とご支援を心よりお願い申し上げます。

 私が変える!次の日本、そして自民党!


前衆議院議員
萩生田 光一




hagiuda1 at 17:04|Permalink