■はぎうだ光一の永田町見聞録

　母校、早稲田実業の校友会設立80周年記念大会に光栄にも来賓としてお招きいただきました。
学校は110年を超える歴史がありますが、卒業生の同窓会ができたのはその30年後という事なのでしょう。
学生時代は立たされていた私(笑)が立食パーティーのメインテーブルに着席するのも落ち着きませんが、ソフトバンクの王会長、ヤクルトの荒木コーチ、テリー伊藤さん、小室哲哉さんらと時代を超えた連帯感を共有させていただきました。
隣の席で私以上に座り心地悪く恐縮していた日本ハムの斉藤佑樹選手とは久しぶりの再会でしたが身体も一回り大きくなりプロ3年目の決意と、八王子の思い出話に花が咲きました。
現職の代議士は5名おり、東京では菅原一秀経産副大臣(練馬区)と平将明経産政務官(大田区)と共に力を合わせて日本を引っ張っていくご挨拶をしました。
当時お世話になった先生方、応援いただいた皆さんとの再会に感謝すると共に各界で活躍する多くの同窓に刺激をもらう一日でした。

そんなブログを書いていると4年ぶり20回目の春の選抜出場の吉報が入りました。

　全国の公立学校教員が定年を待たず、退職手当減額前の「駆け込み退職」は残念な事です。中には担任を持つ教員も多数おります。年度途中の制度変更を批判する人がいますが教育公務員は一般公務員と異なり人材確保法による優遇措置がなされているある意味、特別職の公務員です。その先生との出会いが子供達の人生観をも変える大切な職業だからこそ給与等級も高く4%の調整額の上乗せもあります。確かに先生方の人生設計もあるでしょうが3月まで働いた場合の給与分を差し引いても平均約58万の差です。給与は大切な働く要素ですが、志なき教員をいくら増やしても公教育の向上は望めません。もっとも採用時から退職金の事を考える新人もいませんが・・・。奥深い問題です。

　総裁特別補佐兼副幹事長として両上司と都議候補の写真撮影を行いました。6月の決戦に向け支援体制の打合せも始まります。

　総裁特別補佐としての初仕事は明治神宮への参拝同行でした。多くの参拝者から拍手で迎えられた総理はお宮参りの赤ちゃんを抱き写真撮影にも笑顔で応えていました。森内閣までは毎年１月に総理が参拝をしていましたが小泉内閣で途絶え５年前に安倍総理が参拝して以来とのこと。五箇条の御誓文と教育勅語を発せられた明治天皇が祀られた明治神宮を参拝した事は教育再生をはじめ、日本を取り戻す総理の秘めた決意の現れでもある事でしょう。

　翌日、東京は初雪。振り袖姿の新成人も慣れない草履と雪で気の毒でしたが「これからの長い人生、晴れの日もあれば雨の日も雪の日もある。どんな困難も乗り越えていく記念の日にしてほしい」と街頭から先輩顔をしてエールを送りましたが、一方、初の党役員会に残雪の影響で高速道路の事故が相次ぎ、電車に乗り換えましたが遅刻をしてしまいました。石破幹事長からは「どんな理由があってもダメ！」と叱責を受けましたがその通りです。総理以下わずか１７名の最高幹部会議のメンバーになった以上大いに反省し、国政に戻った責任の重大さを噛み締めて頑張ります。

　7日の仕事始めからわずか5日。正直、大変ですが仕事をさせてもらえる喜びも感じながら目の回るような毎日を過ごしております。

　年末、皆様には党副幹事長と選対事務局長に就任のご報告をしましたが、年が代わったら自民党総裁特別補佐になってしまいました。官邸での公務以外の総理総裁の仕事全般をサポートするのが役目ですが週2回行われる党役員会にも総裁と共に出席しなくてはならず、党と官邸をつなぐ大切な連絡調整役です。
　併せて2020年のオリンピック・パラリンピック招致や国交のない台湾との外交、民間の安全保障研究会等への出席等特命事項もこなさなくてはなりません。
　「私の能力ではそんなにできない」と泣き言を言いましたら選対事務局長から選対事務局次長へ降格されました(笑)。しかし、なぜかやる事は同じなのですが・・・。総裁室、幹事長室、選対委員長室と直属の上司は誰だかわからない不思議な、しかし重要な党務に駆け回っております。

　政策面では党教育再生本部の副本部長として「公教育の再生」「教育力の向上」を担当する事となりました。
　併せてスポーツ立国調査会の事務局長としてオリンピック招致とスポーツ庁設置の準備に取り組みます。

　本日から圏央道八王子西インターのスマートインター(ETC対応)によるフル化に向けた協議会が正式にスタートしました。平成25年度の接続許可、27年開通に向け国政から頑張ります。

　八王子では元旦から良い天気が続いております。 年末は各地の夜警へ激励に伺い、大晦日には上野町で除夜の鐘をつき新しい年を迎えました。皆さんからは新年おめでとうと当選おめでとうの二重の声をかけていただき身の引き締まる思いです。 早速、神社の元旦祭や元朝式等夜通し駆け回って一年のスタートを切りました。

　一方、官庁は年末年始返上で補正予算の準備が続いております。予算委員会の理事になった事もあり、各省からのレクは大晦日まで続きました。「もう八王子なので・・・」と断ると「八王子の事務所へお邪魔します。」と間髪入れず返答が・・・。しかし、ありがたいことに公約にも入れた「給付型奨学金制度の構築」や震災後経験した停電に対応する「救急病院の電力２way化」等頭出しが出来そうです。
　地元にあっては来週正式発表しますが「圏央道八王子西インターのスマートインターによるフル化」が決定しました。当面はETC装備車だけですが近い将来完全フル化ができるよう道路付けも幅員も物流拠点に繋がるよう充分に確保する事となりました。八王子南バイパスも追加メニューに加えるべく準備中です。
３年４ヶ月の遅れを取り戻すべく全開で頑張ります。

　皆様お揃いで健やかな新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
昨年の総選挙では皆様のご支援に支えられ3年4ヶ月ぶりに国政復帰を果たす事ができました。
改めて心よりお礼を申し上げる次第です。

　長い浪人期間でしたが振り返れば、各地に出向き、多くの皆様の声を賜り、現場感覚を磨き直すかけがえの無い勉強の機会だったと感謝しております。
　この上は、外から見た永田町の違和感、国民目線のずれを正すべく、しっかりと発言をして参る所存です。
何より議席を取り戻す事は手段であって、目的はしっかりとした国づくり、公約、政策の実現であり、我街のたった一人の代表として国政から故郷八王子の街づくりに責任を持つ事です。
仕事をもって皆様にご恩返しできるよう、持ちうる力の全てを発揮して頑張る事をお誓いし、新年のご挨拶といたします。

　今年一年もお世話になりますがよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２５年１月
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　衆議院議員　萩生田光一