■はぎうだ光一の永田町見聞録

　明日で節目の満50才を迎えます。子供の頃に感じた50才のイメージはかなりの「おっさん」でしたが自分がなってみるとまだまだで、永田町では「若手」とも呼ばれます。4年前の誕生日は初めての落選という最悪の日でした。以来、後援会の皆さんと選挙事務所や議員会館の片付けに追われていたのを毎年思い出します。
言葉に出来ない脱力感と再起への闘志が相互に巡ってくる文字通り生まれ変わりの日だったのかも知れません。その後の3年4ヶ月があったからこそ今日、こうして充実した日々を送らせていただいております。神様がちゃんと考えた試練だったのでしょうし、当たり前になってしまっていた身の回りの全てにもう一度感謝を感じる機会を与えてくれたのだと思います。メタボと高尿酸値は否めませんが幸い健康です。20代で市議会議員、30代で都議会議員、40代で国会議員、政府高官、浪人までの貴重な経験を礎に、これからの50代、党と国を代表する政治家として存在感と実績を残せるよう頑張ってみようと思います。この間、ご縁のあった全ての皆さんに感謝しながら新たな半世紀(?)に挑みます。

　いよいよIOC総会に向け最後の招致活動を展開しております。手分けでIOC委員のいる友好国の大使や関係者にアプローチをしつつ、現地先乗り部隊はロビー活動に余念がありません。
直近の文科省調査では東京開催賛成92%まで世論が高まってきました。選挙は投票箱の閉まるまで・・・。夢と感動を日本に持ち帰れるよう来週からブエノスアイレスで頑張ります。








<おまけの一言>
　八王子の盆踊りラリーもいよいよ最終コーナーです。本市は合併により地域の夏祭りや盆踊りの時期が異なるのも特徴で一夏中、どこかで祭礼があります。今年はIOC総会で参加できませんが、7日8日の新町しょうが祭と踊れ西八夏祭りで一区切りです。

靖国参拝を終えた夜には安倍総理、森元総理はじめ閣僚の先輩方にまざって河口湖の日本財団笹川会長宅での会食にお招きいただきました。68年前に思いめぐらせ今日の平和に感謝をしながら次の世代に責任あるど真ん中にいる事を感じる会でした。
私は故・笹川良一会長が創立したＢ&Ｇ財団主催の「少年の船」と「青年の船」にそれぞれ高校生、大学生の時代に参加をし、その航海の中で硫黄島の慰霊祭にも参列した経験があります。初めて行ったグアムは常夏のビーチではなくグラスボートから見る海底のゼロ戦でしたし、サイパンのバンザイクリフは自決した多くの先人への花を手向ける旅でした。「今から思えば青年期にこういう経験をした事が今の政治信条をつくる礎になっているのかも知れませんね」と会長と先代の思い出話をしながらご縁を感じる終戦の日でした。
翌日、総理は「萩生田に負けたらゴルフを引退する」と臨んだプレーでしたが、どうにか親分の数少ない趣味を守る事ができました(笑)　もっとも私に言ったのではなく一緒に回った山本予算委員長達の話ですので真偽のほどは･･･？
束の間ですが楽しい夏休みでした。

市の課長職の皆さんが研修に国会へ見えました。総務省の担当者の講義の後、私からも外から見た八王子の潜在的な魅力、可能性、問題点について忌憚ない意見を申し上げました。同じ問題意識を持ってチーム八王子の一員としてがんばろうと誓い合いました。







〈メルマガの一言〉
オリンピック招致に向け都庁で出陣式が行われました。いよいよ最終コーナーをまわって最後の直線です。4年前は落選しプレゼン会場に入れなかった私ですが、
今回は招致委員会の制服を着てＩＯＣ総会会場へ臨みます。

　「終戦の日」の15日、自民党総裁特別補佐として靖国神社へ安倍総裁の意を体して玉串の奉奠、参拝をさせていただきました。
この10年間、2007年の総理在任中を除いて毎年ご一緒してまいりましたのに一人で参拝するのは一抹の寂しさはありましたが、様々な状況を総合的に判断しての結果だと思います。もっとも事務方ではなく私を代理に立てたのは総理の靖国への不変の思いの強い現れだと思います。心の代理を務められる役には足りませんが「尊い犠牲となられた先人の御霊に尊崇の念を持って哀悼の誠」を捧げました。
改めて現役に戻った私にとって今年は平和国家日本を守る決意を誓う参拝でもありました。







　S36年の都市計画決定から長い年月のかかった都市計画道路3•4•17号線の開通式が行われました。
めじろ台入口から散田を通り、緑町へ抜ける東西路線が出来たことで北野街道の渋滞解消、利便性の向上と安心•安全が拡がりました。在任中、この路線のみならず遅れている都計道の整備に尽力してまいりましたが、落選で事業が遅れ迷惑をかけてしまいました。私は挨拶の中で「反対しておいて式典だけ出席する議員の皆さんに今後整備が必要な路線については是非チーム八王子の一員として協力してほしい」と申し上げました。

　　臨時国会は参議院正・副議長、各常任委員長を決定し閉幕しました。通常は開会前に各党候補者を決め提出するのですが、民主党の内紛から名簿があがらず、又、副議長選挙では出席人員を3名上回る奇妙な投票が行われたりと最後の「決められない政治」を恥ずかしく演じておりました。やっと体制が整いましたので秋以降はしっかりとした国会運営を進めます。

　　八王子祭りは晴天に恵まれ多くの人出で賑わいました。私は姉妹都市台湾の高雄市の歓迎会にはじまり、御輿会の御霊入れ、民踊流し、祭囃子連合会と大忙しで各所を廻り多くの皆様とふれあう事が出来ました。
久しぶりに会う同級生や先輩、後輩からは「良かったな〜」と声をかけられ、改めて多くの皆さんが支援していただき今日がある事を感謝しながら、珍しく遅くまではしご酒をしました。




　

　　




　　

　一方、祭り3日目は秘書を務めてくれた糸岡君の結婚式に熊本へ飛びました。
4年前の落選でやむを得ず退職をして実家の塾を手伝うと帰ったのですがなぜか結婚式場のプランナーとなり、ちゃっかり元ミス熊本代表の美人を射止めました。八王子祭りの日に結婚式を行うのは秘書失格(笑)ですが、私の落選で幸せになる人もいたのは良かったです。仕事も家庭もしっかり頑張って欲しいと願います。


<メルマガの一言>
　区画整理、道路事業、来年度予算に向け連日要請行動を行っています。国道
20号バイパスは、繋がる日野・八王子両市議会合同の勉強会を国会で行いました。
隣接行政間で同じ問題意識を持つ事で事業にはずみもつきます。

　参議院選挙後、初の臨時国会が召集され、天皇陛下をお迎えし開会式が行われました。我党は衆参合わせて408人の大所帯となり両院議員総会の会場は息もできないほどの鮨詰め状態。今後の党運営は喜んでばかりもいきません。新人の中には公募も多く、幹事長室として夏の間に新人研修を行い、国民の皆様の期待にしっかりと応えていく院や党のあり方を徹底していく事となりました。



　ベンチプレスの世界マスターズ12連覇を果たした八王子の澤千代美さんが文科大臣表彰を受けました。市役所の給食調理員時代に健康の為にはじめたとの事ですが、今や世界記録保持者です。定年退職後は市民体育館の職員として働きながら指導にあたっています。
重量あげと比べるとマイナー競技ではありますが、世界一はやっぱりすごいです。
下村文科大臣からも賞賛をいただき13連覇に向け始動しました。
私も4年ぶりに文科省に伺いましたが皆さんから「お帰りなさい」と声をかけられ寄り道ばかりで帰れなくなりました。

　相川・近藤両都議の選対解散式が行われご支援いただいた皆さんと再会しました。喜びもつかの間、お祝いムードもなく参院選に突入してしまいましたので改めて選挙を振り返って楽しい一時でした。久しぶりに国政・都政・市政のパイプつながったのですから、この時期に懸案事項の解決に向け連携をとって取り組む決意です。夏の間も区画整理、国道20号八王子-日野バイパス間の推進等、都議・市議の皆さんも永田町へ来ていただき勉強会や要請行動が予定されております。






<メルマガの一言>
　先週の花火大会はあいにくの天候で、各地の盆踊り等も途中で中止となるところもありました。私もびっしょりになり、あちらこちらお邪魔しました。
今日からは八王子祭です。天気は大丈夫そうなので楽しい3日間になる事を祈ります。

　姉妹都市の台湾高雄市の皆さんがパフォーマンスの披露をしてくれます。
8/3・8/4 それぞれ15:30〜　18:00〜　八日町交差点です。