2013年09月
2013年09月27日
■公務員制度改革
臨時国会に向け行革推進本部はじめ関連会議で「公務員制度改革」が大詰めです。主な内容は、現在総務省、人事院等に分散している機能を集約し総人件費等も所掌する「内閣人事局の設置」。各省の部長・審議官以上「600名規模の幹部人事の一元化」、ノンキャリや民間人でも能力や専門性で幹部になれる「幹部候補育成システムの創設」などです。
既に平成19年から基本法の制定を経て今日まで中々、決められない政治を繰り返してきましたが、強い日本を取り戻す為には、縦割りの生涯一省庁帰属人事を改め、幹部としての最盛期の数年は出身省庁ではなく内閣の幹部スタッフとして横断的に働いてもらう大改革です。
進まなかった原因は私達自民党政権にもあります。毎年総理が代わる内閣に「今までの全てのキャリアをぶつけて忠誠を誓え、働け」と言われても説得力がありませんでした。政治が安定しつつある今こそ、真の政治主導のもと公務員が使命感と行政のプロとしてのプライドを持って働ける仕組みづくりに挑戦していく所存です。我党の役人出身議員からは「600人の人事など出来るわけない」、「政治におもねる役人ばかりになる」とネガティブな意見が出されましたが、私は「完璧な人事システムなど存在しない。人事におもねる役人がいるとすればそれは仕組みではなく人間性の問題、もっと日本の公務員の力を信じたい。まずは一歩を踏み出そう」と呼びかけました。
出身省庁へのシンパシーは否定しませんが、幹部になったら「どこにお勤めですか?」と問われたら「日本国の内閣です」と胸をはって答える公務員を育てたいと思います。
第67回の市民体育大会が開会し週末ごとに各競技が行われております。今年は国体に併せオリンピック・パラリンピックの招致も決定した事もあり各団体とも盛り上がりを見せております。一方、市内施設の不足や老朽化が大きな課題で多摩地区では最も早い時期に一通りの整備を行った本市だからこそ、この辺での再整備が求められています。どの会場に行っても最後は施設の陳情会の様になってしまいますが、この7年間を時間軸としてできるだけの努力をしてみます。
明日は調布の味の素スタジアムにて天皇陛下をお迎えしての国体開会式に臨みます。

※弓道大会にて。
〈おまけの一言〉
「あまちゃん」が終ってしまいます。もう何年も朝ドラなど観た事がありませんでしたが、家内の影響で録画で追いかけています。70年代のアイドル全盛期に青春期を送り今、親となった私達世代には何とも言えないノスタルジーを感じますし、明るく取り組む被災地の姿に勇気をもらいます。
もちろん現実はそんなに明るい事ばかりではなく、政治の責任も感じながらですが…。

※写真は子安神社の泣き相撲の様子です。
既に平成19年から基本法の制定を経て今日まで中々、決められない政治を繰り返してきましたが、強い日本を取り戻す為には、縦割りの生涯一省庁帰属人事を改め、幹部としての最盛期の数年は出身省庁ではなく内閣の幹部スタッフとして横断的に働いてもらう大改革です。
進まなかった原因は私達自民党政権にもあります。毎年総理が代わる内閣に「今までの全てのキャリアをぶつけて忠誠を誓え、働け」と言われても説得力がありませんでした。政治が安定しつつある今こそ、真の政治主導のもと公務員が使命感と行政のプロとしてのプライドを持って働ける仕組みづくりに挑戦していく所存です。我党の役人出身議員からは「600人の人事など出来るわけない」、「政治におもねる役人ばかりになる」とネガティブな意見が出されましたが、私は「完璧な人事システムなど存在しない。人事におもねる役人がいるとすればそれは仕組みではなく人間性の問題、もっと日本の公務員の力を信じたい。まずは一歩を踏み出そう」と呼びかけました。
出身省庁へのシンパシーは否定しませんが、幹部になったら「どこにお勤めですか?」と問われたら「日本国の内閣です」と胸をはって答える公務員を育てたいと思います。
第67回の市民体育大会が開会し週末ごとに各競技が行われております。今年は国体に併せオリンピック・パラリンピックの招致も決定した事もあり各団体とも盛り上がりを見せております。一方、市内施設の不足や老朽化が大きな課題で多摩地区では最も早い時期に一通りの整備を行った本市だからこそ、この辺での再整備が求められています。どの会場に行っても最後は施設の陳情会の様になってしまいますが、この7年間を時間軸としてできるだけの努力をしてみます。
明日は調布の味の素スタジアムにて天皇陛下をお迎えしての国体開会式に臨みます。

※弓道大会にて。
〈おまけの一言〉
「あまちゃん」が終ってしまいます。もう何年も朝ドラなど観た事がありませんでしたが、家内の影響で録画で追いかけています。70年代のアイドル全盛期に青春期を送り今、親となった私達世代には何とも言えないノスタルジーを感じますし、明るく取り組む被災地の姿に勇気をもらいます。
もちろん現実はそんなに明るい事ばかりではなく、政治の責任も感じながらですが…。

※写真は子安神社の泣き相撲の様子です。
hagiuda1 at 18:00|Permalink│
2013年09月20日
■ペルー訪問
ブエノスアイレスからの帰路、文科委員会理事一行でペルーを訪問しました。教育・文化担当大臣らと教育行政について意見交換を交わす一方、今年は移民140年の記念年にもあたり、五輪招致にも協力いただいた日系人会の皆さんにお礼方々、リマ市の日本人学校、日系人コミュニティの実情について様々お伺いしました。
既に日系人は3世〜6世の世代に入って人口は増えておりますが、残念ながら日本語が話せる人が激減しております。私達が訪問した日系人学校でも小〜高校まで日本語の授業があり片言は話せますが、高校生になると将来の就職等を意識して公用語のスペイン語、英語に次ぐ第3外国語は韓国語や中国語になると聞いてちょっと残念に思いました。
ペルーでの日本企業はトヨタと味の素を除くと中小企業で、充分な雇用の受け皿になりづらく、一方韓国企業はホテル経営や工場等幅広く根付いており日本語が話せるインセンティブが低くなっております。一方、校内には「誠実」「勤勉」「おもいやり」など日本の道徳に基づく看板が数多く設置してあり、先人達が地域での信頼を築く礎となった「日本人の心」を大切にしている点は国内以上に日本らしさを感じました。





高校生達に「将来日本へ留学したくないか?」と尋ねた処、中々手があがらず、聞いてみると奨学金があれば可能だが遠く、物価も高い事を心配していました。そこで私達としては早速、奨学金制度の再構築をはかり「日系人・日系人学校枠」の創設検討を始めました。敗戦後の貧しい時代はペルーはじめ南米の日系人社会が懸命に送金や食物を送ってくれた歴史を考えれば今度は私達が教育の機会を提供できるよう取り組んでみようと思います。
正直、一生に一度訪問すれば良いと思っていたペルーですが、歴史を感じる遺跡の数々や日本人に合う食事、マチュピチュやナスカの地上絵を観るとなると2日を要するとの事でいつの日かもう一度訪れたいと思いました。
<おまけの一言>
東京オリンピック・パラリンピック招致決定の報告会が都庁で行われ、ブエノスアイレスの同志と再会しました。
これからが東京、日本の底力を見せる本番です。五輪担当大臣を兼務をする事となった下村大臣と誓いを新たにしました。
泣き顔ばかりが世界に配信されたフェンシング太田選手、今日は笑顔でした。
既に日系人は3世〜6世の世代に入って人口は増えておりますが、残念ながら日本語が話せる人が激減しております。私達が訪問した日系人学校でも小〜高校まで日本語の授業があり片言は話せますが、高校生になると将来の就職等を意識して公用語のスペイン語、英語に次ぐ第3外国語は韓国語や中国語になると聞いてちょっと残念に思いました。
ペルーでの日本企業はトヨタと味の素を除くと中小企業で、充分な雇用の受け皿になりづらく、一方韓国企業はホテル経営や工場等幅広く根付いており日本語が話せるインセンティブが低くなっております。一方、校内には「誠実」「勤勉」「おもいやり」など日本の道徳に基づく看板が数多く設置してあり、先人達が地域での信頼を築く礎となった「日本人の心」を大切にしている点は国内以上に日本らしさを感じました。





高校生達に「将来日本へ留学したくないか?」と尋ねた処、中々手があがらず、聞いてみると奨学金があれば可能だが遠く、物価も高い事を心配していました。そこで私達としては早速、奨学金制度の再構築をはかり「日系人・日系人学校枠」の創設検討を始めました。敗戦後の貧しい時代はペルーはじめ南米の日系人社会が懸命に送金や食物を送ってくれた歴史を考えれば今度は私達が教育の機会を提供できるよう取り組んでみようと思います。
正直、一生に一度訪問すれば良いと思っていたペルーですが、歴史を感じる遺跡の数々や日本人に合う食事、マチュピチュやナスカの地上絵を観るとなると2日を要するとの事でいつの日かもう一度訪れたいと思いました。
<おまけの一言>
東京オリンピック・パラリンピック招致決定の報告会が都庁で行われ、ブエノスアイレスの同志と再会しました。これからが東京、日本の底力を見せる本番です。五輪担当大臣を兼務をする事となった下村大臣と誓いを新たにしました。
泣き顔ばかりが世界に配信されたフェンシング太田選手、今日は笑顔でした。
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2013年09月13日
■2020年オリンピック・パラリンピック 東京
構想から8年。前回の敗戦から再起し、史上最多メダルのロンドン大会を経て国民が心一つになり、ついに夢を叶える事ができました。真に「チーム日本」の熱い思いが世界に伝わった勝利でした。
振り返れば4年前の招致活動とは比較にならないオールジャパンの総力戦でした。94人の投票権のあるIOC委員を大陸別、出身カテゴリー別等に分類したリストを作り水面下では最もコネクションのあるルートから直接、間接のアプローチを重層的に行い日本の本気度を伝えてきました。安倍内閣の9ヶ月では全閣僚、政務三役が外遊時にオリンピックのパンフを持参し臨みましたし、馳本部長を先頭に私たち特選対がロビー活動で世界を廻りました。
そして迎えた最後のプレゼン。現場にいた我々は涙を浮かべ身震いするほどの感動と確かな手応えを感じました。
高円宮妃久子殿下は深夜まで40名を超える委員との会談を続けてくださいましたし、数カ国語を駆使し素晴らしいスピーチでした。「政治利用」という宮内庁長官の発言などどこ吹く風のお姿は皇室の重みを感じるものでした。
学生時代に骨肉腫で片足を失い、失意のどん底から陸上というスポーツに助けられたというパラリンピアンの佐藤真海さんは、東北の被災地出身という重なる逆境も全て明るく前向きにとらえる生き方を見事に、そして飾らず訴えました。「失ったものを嘆くのではなくできる事を喜びにする」という真海さんに敬服です。
安倍総理の堂々たるスピーチ。直前に汚染水問題解決を自らの責任で行う原稿に変え、何度も練習をしていましたが質問への答弁も国会以上にかっこよかったです。
竹田理事長の「日本に投票して下さい」と繰り返す姿は我々の選挙最終日の連呼、最後のお願いそのものでした。
「前回の失敗を教訓に最後の一分まで招致活動を続けよう」と投票2時間前からヒルトンホテルのロビーに戻ってグレーの背広でフロアを埋め尽くした我々チーム日本は文字通り投票箱の閉まるまで招致活動を続けました。
予選一位で通過したとは言え、相手はイスラム圏初の開催を目指し4連敗にもめげないイスタンブール。控室で緊張する皆さんに総理は「大丈夫、私は決選投票には強いんですよ」と笑いを誘って和ませてくれました。
そしてあの瞬間、ロゲ会長から「TOKYO」の言葉が出た時は今まで体験した事のない興奮と感動でした。思わず隣りの鈴木大地水連会長と抱き合った後はトルコのエルドアン首相が総理に駆け寄り祝福する姿に心からの拍手を送り、スポーツの素晴らしさを再認識しました。もちろん滝川クリステルさんとのハグも忘れませんでした(笑)
いよいよこれからが本番。さすが東京、さすが日本と言われるよう世界中の皆様をおもてなしで迎える準備に取り組みます。
7年後。私は56歳、順調に行けば当選5〜6回。森会長が涙ながらにおっしゃった「7年後はお前が責任者でやらなきゃならんのだぞ」という激励の言葉を胸に世界に誇れるオリンピック・パラリンピックの開催国、国際都市として頑張っていく決意です。
あの瞬間に現場に居る環境をつくっていただいた八王子の皆様にも心からの感謝を申し上げます。
<おまけの一言>
プレゼン会場に向かうリハーサルで、理事の荒木田さんが「みんなで心を一つにするため、あのビデオを流せないですか?」と突然発言し「何だろう?」と思っていましたら、この4年間の招致活動のスライドが「ゆず」の「栄光の架け橋」にのって流されました。広告代理店が非公式に作ったものらしいですが、その中には私も登場していました。思わず皆さんがむせび泣くほどの感動ものなので帰国後、最後の当選シーンを加えてコピーをして欲しいとお願いしました。
hagiuda1 at 18:00|Permalink│
2013年09月06日
■IOC 総会
落選中に結成頂いた税理士の皆さんの後援会総会が行われました。現役の時は様々な業界、団体の方々が支援の申し出をしてくれますが落選すると様子は一変します。雨降りの友の有り難さを噛みしめながら近況を報告しました。

IOC総会に向けブエノスアイレスに向かっております。地球の裏側で24時間、昨日の悪天候で出発が2時間も遅れて、今はニューヨークで乗り継ぎを待っています。最後まで全力で招致に取り組み、東京開催を持ち帰りたいです。日本時間では8日の早朝になりますが私はフジテレビの「報道2001」に現地からコメントする予定です。強行日程ですが頑張って行ってきます。

IOC総会に向けブエノスアイレスに向かっております。地球の裏側で24時間、昨日の悪天候で出発が2時間も遅れて、今はニューヨークで乗り継ぎを待っています。最後まで全力で招致に取り組み、東京開催を持ち帰りたいです。日本時間では8日の早朝になりますが私はフジテレビの「報道2001」に現地からコメントする予定です。強行日程ですが頑張って行ってきます。
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