■はぎうだ光一の永田町見聞録

　１４回目となる東京ルネッサンス２１時局セミナーは多忙を極める石破茂幹事長に講師をお務めいただき盛会に終了する事ができました。私にとりましてはあっと言う間のこの一年間、都議・参院・都知事の３つの選挙、そしてブエノスアイレスでのＩＯＣ総会等、国会での活動を含め実に充実した毎日を送らせていただいている事への感謝を申し上げ活動報告をしました。
幹事長は政権奪還で自民党が変わった事、国の将来の為に時には国民の嫌がる事にも逃げずに取り組み、国際社会での役割の大きさや、子供や孫に負担を残さない財政再建の責任をわかりやすくお話しいただきました。後の予定もあったのですが「車に弁当だけのせてくれ」と懇親会までお付き合いいただきました。
ご来場いただいた皆様はもちろん、雪の残る中駐車場や会場整理をいただいたスタッフの方々、多くの方々に支えられ今がある事を再認識する一日でした。


　



　
　ソチオリンピックが閉幕しました。日本選手団は羽生選手の金を含む８個のメダルを獲得し長野大会に次ぐ好成績でした。あと一歩の惜しい競技もたくさんあり、次回へ期待を繋げる大会でしたし、上村さん、真央ちゃん、高梨沙羅選手等メダルは無くても国民に勇気と感動を与えてくれたスポーツの持つ力を示した１７日間でした。やはり冬季のナショナルトレーニングセンターは必要ですし、選手の往復が基本、エコノミーである事も信じられません。選手を雇用してくれる企業への支援策や引退後のセカンドキャリアのあり方など本格的にスポーツ立国としての体制づくりを急ぐ事を下村大臣はじめ関係者と確認しました。来月７日からはパラリンピックです。

　１ヶ月にわたり朝から夕まで詰めっきりの予算委員会はいよいよ採決となりました。ベテランの二階委員長のもと順調、円満に進んできたのですが最後に来て民主党が反乱を起こしました。今日、２８日に衆議院を通過する事は年度内自然成立が確定する事であり野党の面目が潰れる等々言い分はあるのでしょうが、ねじれが解消されたという事はこういう事です。決める事は決める政治を進めるのみです。





〈おまけの一言〉
　党政治大学と石垣市長選対応でルネッサンスの翌日には沖縄へ飛びました。
プロ野球オープン戦も花盛りで一足早い春を感じました。

　56年ぶりの大改革となる教育委員会制度改正に向け私を含む小委員会での長い議論の末、党内の案がまとまりました。最大のポイントは責任の所在があいまいだった教育長、教育委員長を新しく一体化させると同時に首長が任命、罷免権を持つ事になります。選挙で選ばれた首長の意向を教育行政に反映し又、危機管理にも迅速な対応が可能になります。又現在では指導にとどまる国の関与を強め、いじめ事案や新型インフルエンザ対応等不測の事態にも柔軟に要求や指示ができる権限の見直しを加えました。一方、今まで守ってきた教育の政治的中立性も担保する為にも、地方議会のチェック機能を高めていただき地方教育行政の責任を共有する意識をより高く持っていただけると期待します。

　2週続きの豪雪は首都の都市機能を完全に奪い混乱が続きました。特に私達の三多摩は電車が止まり、高速が閉鎖され陸の孤島化と言っても過言ではありませんでした。八王子も高尾や恩方等、西側では積雪が80cmにも達し除雪要請を相武国道事務所や都へ繰り返しました。もちろん行政側にも一定の資材や人員はおりますが限界もあり主要道路の坂道や交差点から対応するのがやっとでした。一方、地元の建設関連業の方々と災害対策協定を結んではおり主要道路の雪かきをしていただく体制にはなっておりますが近年、重機は工事を受注した時だけリースで借りる傾向にあり迅速な対応ができません。党の対策本部では日頃からこういった資材を身近に置きやすい様維持費の軽減策、重機の免税やオペレーターの養成支援、購入資金の補助等を検討をはじめました。昨年法律で位置付けが高まった地域の消防団の更なる活用を含め災害への対応レベルを高めて参ります。それにしても雪による首都の弱さを痛感させられ、雪道の甲州街道で行く永田町は遠かったです。

<おまけの一言>
　ソチ五輪で寝不足の毎日です。メダルが取れても取れなくても日本選手の頑張りに心からのエールを送ります。

　お陰様で舛添新知事が誕生しました。前日の記録的な大雪の影響もあり低投票率は避けられませんでしたが２位、３位を合わせてもその上を行く目標通りの結果となりました。新知事には選挙期間中の公約一つ一つの実現に向け努力をしていただけると信じますし、私達も推薦をした責任を共有しながら都政を支えて行く覚悟です。早速、ロシアから帰国したばかりの安倍総理出席の党役員会にも挨拶に見え、東京五輪、少子高齢化社会、首都直下型地震対策等、国政との連携を約束しました。
過去の経緯を飲み込んでご支援いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。





　ソチ五輪開幕、知事選を受けてのTV出演が続きました。「クローズアップ現代」では選挙の役割を、「プライムニュース」ではジャーナリストの後藤謙次さんと都知事選を振り返り今後の国政への影響、大阪市長選についてコメントしました。「新報道2001」では直前にメダルを逃したモーグルの上村愛子選手のご主人、アルペンスキーの皆川さんとご一緒しました。メダルこそ逃がしましたが、18才の長野から今日まで上村さんの頑張りはどれだけ多くの国民に夢と感動を与えてくれた事かと労いの言葉をかけました。
スケートもジャンプも今のところ苦戦をしていますが、雪や氷の違いや、整備を担当する国や企業の違いで環境が大きく変わる事も出演者の皆さんから伺いました。スノーボードでは10代の2人、平野君が銀、平岡君が銅を獲得し勢いをつけてくれました。
　女子と若手が多い今年のチームニッポンはまだまだ期待出来そうです。

　予算委員会で缶詰の毎日が続き自分の部屋にも戻れません。来週は何とか地方公聴会までセットできたのですが私はその裏で文科委員会を進めなくてはならず年度内成立を目指して綱渡りの日程が続きます。

<おまけの一言>
　リアルタイムでソチオリンピックをみたいのですが予算委員会でウトウトするわけにもいかずニュースを楽しみにしております。
　先週の雪でソチへ行けなかった、党の調査団がパラリンピックへ行く事になり再び私をエントリーしてくれましたが、多分予算委員でダメと言われるでしょう。

　限られた時間でしたので2020東京オリンピック・
パラリンピックに関連した内容だけでしたが予算委員会の集中審議、今年はトップバッターで質疑に立たせていただきました。
総理には6年の時間軸を使ってどんな大会を目指すのか？又、ソチ五輪の開会式と日露首脳会談に臨む決意をお尋ねしました。就任以来5度目となるプーチン大統領とは着実に信頼関係のレベルを上げていると察します。1855年2月7日に日露間で国境を平和的に定めた「日魯通好条約」の記念の日は1981年には「北方領土の日」となりロシアに抗議をする日となりました。偶然にも2014年2月7日は平和の祭典ソチ五輪の開会式、国内での「北方領土」返還要求の式典を終えた後、あえてこの日にロシアに赴く安倍総理には新たな日露関係をつくる「2月7日」にしてほしいと願います。
又、東北復興に加え五輪整備が始まる事により建設業界の技術者不足は深刻です。一定金額以上の工事では一級施工管理士を専任で置かなくてはならない現状ですが、技術困難な案件は除き、安全管理が確認できる場合には二級施工管理士を専任技術者と認める工事規模を拡大して、技術者不足のミスマッチの解消を図るべきと国交大臣に提案し、早速検討を約束いただきました。

　八王子でのますぞえ要一個人演説会は前日の雪が残る寒い中でしたがホワイエまで来場者で溢れる1500名余の方々にご参集いただき、盛り上がった大会となりました。予定していた茂木経産大臣は参院予算委で出席が叶いませんでしたが代わって森田健作千葉県知事がかけつけてくれました。地元のみならず各地の会合、集会へも選対を代表して出席をしておりますが着実に支援は広がっており、油断ないよう最終盤へ向かいます。






<おまけの一言>
・2/9(日)　7:30〜8:52
フジテレビ「新報道2001」に生出演します。
ソチオリンピックの現場と繋ぎながら2020年東京オリンピック・パラリンピックのあ
り方についてスポーツ関係　　者の皆さんとお話しします。

・2/10(月)　19:30〜20:00
NHK「クローズアップ現代」にビデオで出演

・2/10(月)　20:00〜22:00
BSフジ「プライムニュース」に生出演します。新知事誕生を受けて都政の課題を話
し合います。