■はぎうだ光一の永田町見聞録

　空き家対策特措法が施行されました。本市も例外なく社会問題になっている「危険な空き家」や「ゴミ屋敷」を市の権限で所有者へ指導・勧告・命令ができ、違反者には強制撤去もできるようになります。そもそも建物が存在した方が税が安いという今までの税制度にも原因があり、この際、固定資産税や都市計画税の軽減もセットで進める事で更地化が進むと期待します。
一方、解体費用等を一時的には自治体が負担しなくてはならないケースも想定され、回収の為の更なる法手続き等問題点も残ります。
人口減少社会に対応する新たな街づくりは地方創生の課題の一つであり、現場に照らしてしっかりと改善していきます。

　国立競技場の建設を巡り、国と都の齟齬でご心配をおかけしております。都の一定額の負担は一昨年12月の会合で私も同席の上で合意している事であり、舛添知事の一方的な批判は的外れなのですが、当時は猪瀬前知事の辞任騒ぎと国の予算要求の時期が重なっての事で、本来でしたら新知事の下で当時の関係者で再度確認をすべきだったと思います。
一方、部材の高騰や職人不足等建設費が高騰してしまった事も問題を複雑にしました。いずれにしても国際社会との約束もあり一日も早く収束させ、しっかりと完成させる為、文科省と都庁・組織委員会を飛び廻っています。


　文部科学委員会では小・中一貫校が正式に可能となる学校教育法の一部の改正案を可決しました。審査の中で港区が取り組んでいる「お台場学園」を視察しましたが、義務教育を9年間のカリキュラムで行う事で中1ギャップの解消や小学生段階で専科の教員による授業、中学校へのクラブ活動への参加等、メリットも数多く見受けられます。
一方、場所柄、中学進学時に半数以上が私学へ転校してしまい9年一貫教育が完遂できていない矛盾も感じました。本市でも加住小中学校、第六小学校、第三中学校のいずみの森を特例校としてスタートしていますが、法改正を機に本格的に充実させていきます。

<おまけの一言>
　平和・安全法制での議論が始まりました。「説明が足りない」「国民の理解がない」と審議を求めていた野党は、今度は不思議にも「総理に聞いてない」「総理の答弁は結構」と答弁を拒んでいます。総理がきちんと説明すると国民が理解してしまうのが困るようです。


第55回八王子市総合団体卓球選手権大会　開会式にて


鈴木もとし後援会　当選報告会及び選対解散式にて


八王子商工会議所　議員懇親会にて

　自民党三多摩支部連合会主催の統一地方選報告会が行われ、4年前より21名増えた三多摩中の新議員が集結しました。中央高速が集中工事で使えない為、四ツ谷から中央線に乗りましたら事故で不通となり、慌てて新宿まで移動し京王線―南武線と乗継ぎ、改めて三多摩の鉄道の貧弱さを味わいながらなんとか立川へ。中央線の複々線化はじめ20号バイパスの延伸、横田基地の軍民共用化等、三多摩の共通の課題にこの仲間としっかりと取り組んで行く決意を挨拶で訴えました。又、長い間会長を務めていただいた三田敏哉先生が勇退され、吉野利明新会長にバトンタッチされました。


　例年通り都議・市議合同の国政勉強会を行いました。当選間もない新人の皆さんも初参加して「地方創生」「圏央道・20号バイパスの現状」「子ども子育て支援新制度」「中核市における教員研修」等、各省庁の役人と現場の声を届けながら直接意見交換をして頂きました。
又、これから4年間活動を支えて頂く奥様方(1名は男性)にもご一緒に国会へおいで頂き、研修の間に党本部や国会を見学し、谷垣幹事長から心構えもご指導頂きました。
　道路一本、保育園一つ作るにも市と都・国との連携、協力が必要であり、政治がチームプレイである事を新人の皆さんも感じて頂いた一日なら幸いです。







第49代市議会議長に福安徹議員、副議長に小林すず子議員が選出されました。中核市になった八王子市をしっかりと引っ張っていって頂く事を期待します。

<今週の一言>
テレビタックルに出演しました。タックルには出演しない宣言から11年、今まで断り続けてきましたが、今回テーマがIRで責任上、出演しました。深夜バラエティなので、その前提で観て下さい。
6/1（月）23:15〜24:15　テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」

　母の日恒例となりましたKo-1 Cupレディースフットサル大会は16チームが参加し、ハイレベルな熱戦が繰り広げられました。休憩時間では地域や子育て等、お母さん達からの陳情や意見を聞く事もでき、夏日の中、皆さん真赤に日焼けしてしまいましたが、事故もなく無事終了しました。
女性活躍社会の推進も安倍内閣の大切な政策です。現場の声を活かして少しでも前進させていけるようがんばります。







　所属をする清和政策研究会（細田派）の懇親の集いはかつてない盛会でした。メンバーが100名となり党内最大グループとしての存在感は大きなものですが、誰がメンバーだか解らなくなってしまい風通しは良くありません。気がつけば私も中堅幹部、後輩達を束ねて総理の出身グループとして皆で支えていく決意です。一方、私の関係でお付き合いいただいたお客様を1時間前に別室にお招きし「茶話会」を行っております。会場の混乱の中ではお会いできない方もいるので、せめてお茶でもと始めたのですが、楽しみにして頂いている方もいてありがたいです。レアな近況を報告させていただきました。








＜おまけの一言＞
　金美齢先生のお宅で行われる「日台友情の夕べ」で総理とご一緒しました。米国滞在の舞台裏などウィットに富んだお話を披露し、仲間と久しぶりにリラックスして楽しんでいました。この後、総理と私はベランダにある肉コーナーに移動したのは言うまでもありません（笑）

多摩産材をふんだんに使った、木の香りあふれる京王高尾山口新駅舎の一部が観光協会に解放され、高尾山口観光案内所「むささびハウス」がオープンしました。
ミシュラン三ツ星の追い風もあり年間300万人の登山客の内、約1割強が外国人観光客、その数は年々増加傾向にもあり、このたびの施設では英・仏・中国語等6名の案内人を配置しました。京王も駅北側に日帰り温泉施設を建設中ですが、周辺施設との回遊性を高め、更にお客様を呼び込んでいきたいと思います。


　一年ぶりの台湾訪問は友好一色とはいかない難しい交渉の連続でした。今月15日から始まる日本農産物等輸入規制拡大の撤廃を求め各要人との会談に臨みましたが、そもそもきっかけとなった年初の産地ラベル偽装事件は、輸出した日本側企業なのか、輸入した台湾側企業なのかも特定ができておらず、その後のサンプル調査でも一切放射性物質の検出はなく問題の本質がぼやけたままです。ある野党議員のツイッターから国内消費者団体に火がついてしまい、台湾側も日本の食の安全性の高さには充分理解しているにも関わらず国内世論鎮静化の為のやむを得ない対策のような状況です。相互370万人の往来のある日台関係に悪影響の出ないよう、とにかく両国間で調査検討機関を設け、一日も早い規制回避を求めました。












　李登輝元総統は我々を自宅へ招いて頂き、日台関係の今後や日米安全保障の進化について自論をお話いただきました。93才、真に戦後の台湾民主化のリーダーとしての実績に裏打ちされた風格は言葉にできないオーラがあります。そして何より日本への理解と深い愛情はありがたいものです。今年も訪日を予定している李先生は、「これが最後の訪問になる」と言いますので、私が「先生、3年前から最後とおっしゃってますよ」と大笑いしました。いつまでもお元気でご指導いただきたいと再会を約束しました。






＜おまけの一言＞
　各議員の当選報告会や選対解散式が続いています。勝利の笑顔は良いものですね。力を合わせて、しっかり仕事します。

　八王子市議会議員選挙では、16名の公認・推薦候補中14名の当選という結果となりました。全員当選には届きませんでしたが4年前より2名増員、又、24年ぶりの党女性議員の誕生も達成できました。友党 公明党も10名当選で市議会の中でも自公で安定過半数を得る事ができました。
前回に続き次点で敗れた伊藤だいすけさん、公募で初チャレンジをした立山大二朗さんは本当に残念でしたが敗戦の翌日から駅頭に立ち、新たな目標に向かって動き始めました。
中核市初の議員となられた皆さんの活躍を期待し、ご支援いただいた皆様にお礼申し上げます。







　一昨年、没後400年を記念して始まった大久保長安 慰霊祭が産千代稲荷神社で行われ、今年は露店も出る賑やかなものとなりました。どちらかといえば島根県の石見銀山などの鉱山開発で知られている長安ですが、徳川家康の側近として八王子へ入った後は、現在の甲州街道や浅川の堤防整備に尽力し、その後江戸時代に新宿以西の宿場町として栄える礎をつくった八王子の建設者と呼ばれております。八王子千人同心を組織し、防災・防犯に目配りをしたのも長安の偉業の一つと言われております。時代は異なりますが、21世紀の今、八王子市を次代に渡す都市基盤や安心安全を、私も負けずに頑張る決意をご挨拶で述べました。

　台湾からの帰路です。駆け足でしたが台中市長と面談後、本市との姉妹都市でもある高雄市長とも面談しました。お陰様で友好関係は官民共に発展しており、ボーイスカウトのキャンプや女子サッカーの交流試合、民踊の皆さんもらんたん祭り等に参加しておりますし、近日中に本市発祥のレストラン「うかい」も高雄市に新店舗を出すそうです。台南市長ともお会いした後は台北へ戻り、先程 李 登輝 元総統にも久しぶりにお会いする事ができました。

　今回のミッションの大きな一つに「日本からの輸入農作物規制強化」の見直しのお願いを各市長にも立法委員の皆さんにもさせて頂きました。
馬英九総統との会談では、日本の高い検査技術と食品衛生基準の高さを改めて説明し、今後相互が納得するシステムの確立を急ぐ事で同意しました。

＜おまけの一言＞
米国議会での安倍総理の演説は素晴らしいものでした。



武蔵陵にて


高尾山口観光案内所オープニングセレモニーにて


フラワーフェスティバル由木 にて