2015年12月

2015年12月25日

■内閣130周年

オーストラリアのタンブル首相が訪日され、今年最後の首脳会談が行われました。
安倍総理とアボット前首相との親密な関係は世界が認めるほどでしたので、その後、党内抗争で勝ち上ったタンブル首相との距離感が心配されました。しかし、就任後、アジアで真っ先に日本を訪れた新首相の対日政策は明確で、「くじら」以外ではゆるぎない日豪関係を再確認することができました。
迎賓館での初めての歓迎会を楽しみにしておりましたが、いつも通り記者ブリーフ対応があり、残念ながらデザートしか食べられませんでした。
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 内閣制度創始130周年記念式典が行われました。中曽根大勲位をはじめ、歴代の総理、官房長官、副長官経験者の先輩方が一堂に会し、式典の後は多くの歴史の舞台となった旧官邸(現在の総理公邸)へ移動し、懇親会が開かれました。
「大変だろう?」、「一番勉強になるから…」と副長官OBの皆様から労いと励ましをいただきました。
その時代、時代の難題に挑み、この国の将来の為に汗した先輩方からの大切な襷を繋ぐ歴史の走者であることを改めて感じた一日でした。

 市議会初挑戦の前年から続く地元町会後援会の忘年会は26回目となりました。
町会会館の二階で何人集まるか心配しながらはじめた会ですが、今では会場を天理教さんの食堂へ移し、全ての準備を皆さんが手分けで対応していただき、賑やかに開催しております。
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かつてはオードブルやお刺身も地元の商店で作ってくれていたのですが、高齢化や後継者不足、スーパーの充実などにより次々に閉店してしまいちょっぴりさびしい状況です。高齢化社会を迎え、地域の商店街の大切さが見直されており、地方創生では形態を変えても存続できる仕組みを検討しております。

生まれ育った地元ですから、どのテーブルを回っても「こーちゃん、がんばれ!」と声を掛けていただけます。昨年で閉店した肉屋のおやじさんからは「こーちゃん用の正月のチャーシューだけは作っておくから!」と言っていただきました。
初心を忘れず新しい年に向かいたいと思います。

<おまけの一言>
来週28日が仕事納めなのですが、外相の訪韓報告や在京当番もあり、いつまで続くのやら…です。
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※伝統文化茶道子ども教室 修了茶会 にて



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※明神町2丁目町会青年部 餅つき大会にて

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2015年12月18日

■インド訪問

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 「日印新時代」の幕開けを宣言するに相応しいインド訪問でした。この一ヶ月余の間にトルコのG20、フィリピンのAPEC、パリのCOP21、そして、今回の訪印と、4度の首脳会談を重ねてきた安倍総理とモディ首相の信頼関係は揺るぎないものとなりました。インド西部への高速鉄道計画では日本の新幹線技術を輸出する事で合意しました。又、平和利用に限定した日本の原子力技術輸出が可能となる原子力協定でも原則合意。更に、インドがアメリカと行っている海上訓練への自衛隊の参加や防衛備品の技術協力等を定めた安全保障上の合意等、両国にとって極めて有意義な将来への夢を育てる未来図を描く事が出来ました。報道には中々出ませんが、これ以外にも留学生受け入れの拡大や、新幹線保安技術を移転する為の4千人の技術者育成等、従来の経済支援やインフラビジネスとは異なり、ソフトパワーでの支援も盛り込まれたのが特徴です。
首脳会談後はモディ首相の地元であり、ヒンズー教の聖地でもあるヴァラナシを訪問しました。飛行機で約90分のヴァラナシはデリーの都会とはうって変わって、昭和の田舎町を彷彿させるのどかな地方都市で、沿道を日の丸の小旗を持った市民達が埋め尽くし大歓迎をして頂きました。ガンジス川のほとりで行われたヒンズー教の行事への参加は実に神聖なものでした。
地政学上も歴史上も緊密な関係にある両国、同じ価値観を有するアジアの2大民主国家がしっかりと手を携える事で、平和と安定に貢献していきたいと思います。
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 かねてから取り組んできた国道20号八王子バイパス―日野バイパスの未事業区間が都市計画決定されました。この事により北野卸売センター前の道路が拡幅され、新たな橋梁ができ、日野側へ繋がり、国立インターへと通じます。この事業を機に、四ヶ所に分散する青果、魚、卸売センターを一つに結合して、準中央市場的な整備ができないか?老朽化した各市場の建直しの時期も迎えておりますので、総合的に考えてみたいと思います。都内の市場は流通システムの変遷等により公設民設共に閉鎖傾向にありますが、三多摩の中核市としての本市には存在し続けて欲しいと願いますし、単に業販だけでなく防災拠点や食育教育等、様々な食にまつわる試みも可能と思います。
 もう一つ、朗報として、中央高速渋滞解消の為の調布〜三鷹間上り車線の三車線化事業が完了し25日に開通となりました。
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<メルマガの一言>
 光栄にも、天皇陛下と昼食を共にさせて頂きました。年に一度、年末のこの時期に大臣・副大臣の認証官が宮中に参内し陛下主催の午餐に参列します。
貴重な経験をさせて頂きました。


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2015年12月11日

■ウエストサイド物語

 天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、日本学士院で挙行された「国際生物学賞授賞式」に出席しました。
昭和天皇の御在位60周年を記念して創設された生物学研究の奨励賞で世界的な研究者が歴代、受賞している権威ある賞です。
今年の受賞者、大隅良典博士の受賞理由は「オートファジー」という生物自らの治癒力、再生力のシステムの解明を前進させた事です。有り難くも先生ご自身から解説を受けたのですが、私も文科大臣も何となくは解ったような…?(笑)その事より、デフレが続き日本中の研究費が削減された事で将来の科学技術の成果が細っていく事を心配され、「若い研究者達がしっかりと研究を進められるよう頼みます。」と、陳情を受けました。
一昨日は野依教授をはじめノーベル賞を受賞された5名の先生方も官邸に総理を訪ね、同様の要請を受けました。日本の資源ともいえる科学技術・イノベーション、それを支える人間力の強化、未来への投資を怠らず取り組む決意です。
大隅教授(受賞者)御夫妻との懇談2






 永田町では先週NHK BSで放映された八王子発ドラマ「東京ウエストサイド物語」が話題となっています。
突然、芸者を志願した母親と就活連敗中の娘の葛藤、家族の絆を描いたストーリーは、ややコメディタッチですが私達地元には馴染みの人や街が出て懐かしく微笑ましい番組でした。一方、周りは八王子に「花街」がある事も「芸者」がいる事も作り話だと思っている人が大勢います。
かつて八王子は、織物最盛期には関東一円の商談の場として賑わい280名を超える芸者衆がいた事もありましたが、今は20名弱。それでもここ数年、番組中も女将を演じためぐみさんを中心に若い人達も増え、熱心に稽古に励み、地域文化の継承者としてのプライドを持って皆さん頑張っています。
又、地元経済界も「黒塀を守る会」という応援団を作り様々な活動をサポートしております。さらに近年、市も石畳の舗装等で風情ある街並みづくりにも取り組んでおります。ドラマには、八王子の誇る山車や囃子、市の職員や北島三郎さんまで出演され、挿入歌はファンモン、八王子の人情味が伝わる番組ですので見逃した方はNHKオンデマンド、又は再放送をお楽しみに。地元を代表する高尾山と共に、市政100年の歴史と文化を是非全国の人に知って頂き、観光へも繋げていきたいと思います。


<メルマガの一言>
今年最後の海外随行となるインドへ向かっております。
安倍総理とモディ首相の信頼関係によって「日印新時代」の幕開けとなる訪問になるようサポートします。
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2015年12月04日

■立党60年

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 日曜日に行われた自由民主党立党60年記念式典は全国から3000名を超える地方議員、党役員を迎え盛大に開催されました。昨年から10月の内閣改造までは私が実行委員長でしたので心配をしながら臨みました。しかし、後を引き継いで頂いた幹事長室の皆さんが見事に仕上げて頂きました。定期党大会と異なり、特徴は何と言っても全国の地方議員に参加を呼びかけた事です。企画当初は「交通費や宿泊代を出さなければ集まらない」という意見もありましたが、私は「ご自身の意思で必ず参加する議員は大勢いる」と地方議会出身の思いを貫きその通りの結果となりました。政治もルーティーンが大切というコンセプトで、サプライズでお願いしたラグビー日本代表の五郎丸 歩選手の登場には会場もマスコミもビックリの演出でしたが「内閣人事は漏れるのに五郎丸は漏れなかった」と党では大笑いになりました。
60年前保守合同によって作られた我党の党是は憲法改正です。初心に帰って国民の皆様へ理解を頂く努力を誓いました。


 閉会後、その足で羽田からパリのCOP21 (世界環境国際会議)へ向かいました。厳戒下のパリでは凱旋門の前もガラガラでクリスマスイルミネーションも心なしか寂しく見えました。そんな私も朝の一時、秘書官と散歩に出たのですがホテル近くの検問で止められ、身分証明が何も無い為に戻れなくなる一幕も…。
 フランス オランド大統領はじめ各国首脳との会談に陪席し、その都度会場内に入れない随行記者団に遠隔でのブリーフを繰り返しました。会議の合間のラウンジでは各国首脳が安倍総理へ声を掛けてきて40ヶ国を超える国と首脳の名前をメモするのに大変でした。いずれも総理が訪問したり、日本へ訪問された国々や、この一年で新たに就任した方々で、改めてこの3年間の安倍外交の神髄を垣間見ました。
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 パリから移動したルクセンブルクは、日本の総理が正式に首脳会談で訪問するのは初めての国ということで大歓迎を受けました。人口46万の小国ですが、EU議長を務めるなど欧州の中心的役割をしっかり担っております。現在は貨物便が小松空港へ入っているだけなのですが、今後は欧州の窓口的役割を果たす相互乗り入れの拡大に向け航空協定を加速化する事を確認しました。

 いずれの国ともテロへの国境なき対応がテーマになりましたが、正しい情報を入手するには国連の国際組織犯罪防止条約を批准する為の環境整備を考えなくてはならないと痛感しました。

<おまけの一言>
 地元から正月の風物詩である箱根駅伝に出場する4校合同の壮行会がありました。中央・法政・拓植・帝京の各選手が新春の箱根路を疾走します。私はラグビー日本代表の堀江副主将と会った時の話に触れ、帝京大だった彼は「4年間八王子の土にまみれて頑張り今日の自分がある」と話してくれました。暑い夏も冷たい冬も八王子の道々を走った集大成を見せて欲しいと激励しました。
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※八王子リトルリーグ・リトルシニア合同入卒団式にて




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※国会答弁(衆・災害対策特別委員会)



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※「創生」日本 東京研修会にて

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