■はぎうだ光一の永田町見聞録

　 16回目となる「東京ルネッサンス21時局セミナー」は、菅官房長官を講師に迎え、盛会に終了する事ができました。当日は北朝鮮への制裁強化を決める臨時閣議が夕刻から行われた為、私も長官も到着が大幅に遅れて皆さんをヒヤヒヤさせてしまいました。その分、私が予定を越えて近況を報告させていただきましたが、「公務で新年会に3割しか出れなかった」という私の話を聞いていた長官からは「3割も地元へ帰っていたとはびっくりです。もう帰しませんから」と、やぶへびになってしまいました。二人で官邸を離れる事は滅多にありませんので、留守を守ってくれた世耕副長官はじめ皆さんにも感謝です。






　 八王子ボランティアネットワーク（塚本会長）の皆さんが「ドクター・コエヌマ」の生涯をテーマにシンポジウムを開きました。八王子生まれの肥沼信次医師は1937年に放射線医学の研究でドイツに渡りました。戦火を潜り抜け、終戦後もドイツのヴリーツェン市に残り伝染病医療センターの責任者を務め、劣悪な環境の中で発疹チフスに苦しむ人々を救った市民から尊敬を集める医師でした。自身もチフスに罹り37才の若さで亡くなりましたが、市庁舎の記念銘板にはその名が刻まれ、80年以上経った今でも彼の墓には多くの市民が花を手向けています。最近になってこの話が八王子市民にも広がり、来年の市政100年に合わせて何かのイベントで偉業を後世にも伝えていこうとなりました。
私は、肥沼医師に限らず、本市縁の偉人をまとめた小学校での副読本を作ってみてはと提案しました。







　宇宙飛行士の油井亀美也さんが私の部屋を訪ねてくれました。国際宇宙ステーションでの実験の数々など興味深いお話を直接お伺いしました。レタス農家の長男だった油井さんは子供の頃から夢を追いかけ、自衛隊のテストパイロットから宇宙飛行士になりました。長男として家の手伝いをやりすぎて農家が嫌になってしまったそうですが、今回ステーションの中では二酸化炭素の数値の高さを利用した植物栽培がミッションとなり、図らずもレタスの栽培に成功したそうです。「やっぱりレタス農家なんです。親父のレタスには敵いませんでした。」と笑っていらっしゃいました。
　日本人としての偉業に心から敬意を表し、引き続き我国の宇宙科学技術の発展にご協力をお願いしました。








<おまけの一言>
　箱根駅伝2連覇を達成した青山学院大学の選手一行が官邸に見えました。原監督の明るさがチームづくりの原点である事がよく解りました。

　本日夕刻に臨時閣議が開かれ、北朝鮮への独自制裁案の一つとして特定船舶の入港を厳しく規制する新たな措置を決定しました。今回の決定で、北朝鮮に寄港した外国籍の船も入港を禁止します。核実験・ミサイルと横暴を繰り返す北に対し、明確な日本の意思を示さなくてはなりません。

　久しぶりに「新報道2001」に出演しました。テーマは「北朝鮮」だったのですが週末の宮崎前議員の辞職や株の急落など予定外の時局についてお詫びと解説をしなくてはなりませんでした。
日銀のマイナス金利導入による影響を指摘される専門家もいらっしゃいますが、政府としては市場を注視するというコメントしかできません。株価は中国等新興国経済の失速と石油価格の下落等外的要因によるものが大きく、国内の経済指標は着実に良いトレンドを示しております。お金が無くなった訳ではなく、各金融機関がマイナス金利に対応するメニューが用意しきれていないので少し時間をみて、落ち着きを取り戻してほしい旨発言しました。
党では私がテレビで舌足らずの経済解説をすると、翌日は株価が上がるジンクスがあったのですが、今回も1069円上昇しました（笑）もちろん直接の関係はありませんが…

　石森市長選の選対解散式が行われました。
市政100年を来年に控えた大切な向こう4年間を政治に携わる私達と、市民の皆様がしっかりと連携して、八王子市を発展させていく事を誓いました。来場された皆さんからは「感動した！琴奨菊よりでっかかった」と違う話で盛り上がってました。







　古河市の桃娘の皆さんが官邸に一足早い春を届けて下さいました。茨城といえば水戸の梅が有名ですが、地元ではそれに並ぶ観光地で今年で桃まつりは40回を迎えるそうです。私の地元の日野自動車が近く古河市へ一部移転をするご縁もあり、県議会の皆さんに受入れの暖かい対応をお願いしました。来週は予算委員会も大詰めでこれを越えれば春はすぐそこです。






<おまけの一言>
自民党三支連青年部のOBの皆さんが官邸に激励に来てくれまして、若き日に共に汗を流した仲間や後輩達と楽しい一時でした。

北朝鮮は国際社会の制止を振り切り、4回目となる長距離弾道ミサイルの発射を強行しました。明白な国連の安保理決議違反であり、我が国の安全に対する直接的かつ重大な脅威であり、北東アジア及び国際社会の平和と安全を著しく脅かすものとして断じて容認できません。
当初、8日からと申告していた発射予告を突然1日前倒しした事から政府内には緊張感が高まり、前日からの待機となりましたが、幸い関係者全員が発射から30分以内には参集し対応を協議する事ができました。国会での非難決議、日米・日韓首脳による電話会談、我が国独自の制裁措置の発表と間髪入れず、強い意志を示す事ができたと思います。今後は速やかな実施に向け手続きを進めます。

一方、制裁を強化すれば拉致問題への影響を危惧する声がありますが、ストックホルム合意から既に1年半、回答を引き延ばしている不誠実な姿勢を変えさせていかなければなりません。加藤拉致担当相も家族会の皆さんの意見を聴取し北との対話の窓口を保ちながらの対応を約束しました。

地元新年会もほぼ日程終了に近づいています。今年は公務の為3割程度しか出席できませんでした。金曜日も向かった途端に桜島が噴火してUターン。皆さんからは「心配しないで仕事をしてこい。」と有難い声をかけて頂いています。

後援会青年部の皆さんが官邸に激励に来てくれました。留守を皆で守ろうと誓い合って頂き、久しぶりに近所で一献交えました。











<おまけの一言>
2/14(日)7:30〜フジテレビ「新報道2001」に出演します。
北朝鮮への対応がテーマです。

　やっと予算委員会が動き出しました。大臣の辞任等、元々の原因はこちら側にありますからやむを得ませんが…。石原大臣の所信質疑を条件に本会議が行われましたが、大臣ではなく総理へ答弁を求めるばかりで何だったのかという感じです。
昨年までとは変わり、委員会への常時出席は無くなったのですが、他方、毎朝7時からの政府答弁の確認作業とバックヤードでの答弁チェックで結局は目が離せません。年度内予算成立に向け、ひたすら前進です。

　海外の投資コンサルタントの皆さんが行っているミーティングにお招き頂きました。日銀による日本初のマイナス金利政策で一時は市場が反応しましたが、その後は厳しい状況が続いています。財政再建と経済成長の双方を目指すアベノミクス、規制緩和への決意、観光振興などについてお話ししました。立場上発言がマーケットに影響を与える事もある（と言われておりますが…？）ので慎重なお話しかできませんでしたが、逆に質問は外交や憲法でした。イノベーション技術については海外でも高い評価があり、2020年までに日本が何をするかに注目が集まっています。
八王子インターから市内に向けての国道16号拡幅工事が順調に進んでおります。何十年も進まなかった事業ですから様々な課題を含みますが一つ一つ解決をしてきました。関連する中野中央区画整理事業も併せて石森市長の攻めの街づくりにしっかり伴走したいと思います。

<おまけの一言>
　来週8日から25日まで北朝鮮のミサイル警戒が続きます。万一に備え様々なシミュレーションを行っておりますが、いずれも危機管理対応で官邸に居なくてはなりません。