2018年07月

2018年07月27日

■被災地支援

 国会は閉幕しましたが、党本部では西日本豪雨災害対策や、来年の概算要求に向け会議や陳情団体の訪問が続いています。特に被災地では日ごとに変わる要望に応えながら各省庁の現場での対応報告の聴取を行い、次なる支援策を講じます。
その一つで、避難所での介護や物資の整理の為、広島の現場に菊池製作所(美山町)のマッスルスーツを貸し出す事となりました。電源や燃料のいらないよう開発されたスーツは、機動性に優れ、身体に負担なく重いものを持つことができます。地元企業の逸品が被災地でも活躍する事を誇りに思います。
対策会議では今後の課題として、「発災後の報道ヘリのあり方」、「地方自治体の職員力の向上について」を私から提案しました。熊本地震や昨年の北関東大雨でも課題となりましたが、発災直後はやむを得ないとしても、2日目以降のヘリ取材が、音も風も救命活動に影響を与える実態が改善されません。報道の自由は尊重しますが、同じ場所に何社ものヘリがホバリングしています。同じ映像を撮るのではなく、代表社のカメラが映像をシェアするのではダメなのか?せめて生死を分ける72時間までは何らかのルールを作る事ができないか。民放連等と会議を持って相談してほしいと要望しました。因みに、ガイドラインはとっくに出来ているのですが…(参照http://blog.livedoor.jp/hagiuda1/日本民間放送連盟%20航空取材ガイドライン.pdf
一方、近年の行革により指定管理者制度や民間委託が普及し、その結果、役所内の技術者の減少が災害時の支障になっている実態を指摘しました。重機のオペレーターもいなければ、エアコンや無線電話などを国から送っても業者の到着を待たなければ稼働せず、水道復旧の計画も技術通訳を入れなくては進みません。建築・土木・電気・水道・設備・無線など専門職で採用するのではなく、一般職で採用した若い職員に何か一つでも資格を取る事を促してはどうか?と提案しました。
今後の定年延長を考えれば大卒でも40年前後役所で働くんですから、20代のうちに一つ資格を持ってもらえば地方自治体の強化にもつながるはずです。

 党八王子総支部の日帰り研修が行われ、今年は「国立映画アーカイブ」を訪問しました。約8万本の貯蔵フィルムの活用と、映画文化の振興など、副長官時代からの取り組みをご紹介し、是非皆さんにも映画の応援団になっていただきたいとお願いしました。
小津安二郎監督の「お早よう」を皆で鑑賞しましたが、昭和30年頃の古き良き日本の暮らしに先輩方は懐かしさを感じていました。かつてはいくつもの映画館を有した八王子も、今は南大沢のシネコンのみ。なんとか中心市街地に映画館を取り戻したいと思います。
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 30数年ぶりに新日本プロレスの興業が八王子で行われ、試合前にチャリティ募金を受け取り挨拶しました。主催者側からもエスフォルタアリーナの使い勝手が良く、又続けて開催したい旨相談がありました。猪木世代の私にとっては女性のファンの多さに驚きましたが、満席のアリーナは大いに盛り上がりました。相撲の土俵に続き、今度はリングに上がりましたが、スポーツイベントで街の活性化につながれば幸いです。
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<おまけの一言>
 地元のフットサルチーム、ファイルフォックスのホームゲームに激励に行きました。東京都社会人サッカーリーグ1部の八王子FC、アローレ八王子も今年は順調です。FもJも道のりは遠いですが、一つずつがんばります。
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※都議会議員との懇談会

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※八王子市内の夏祭り


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2018年07月20日

■国会閉幕

 西日本豪雨災害の現地調査に、党としても二階幹事長班はじめ4班を編成し、各地へ派遣しました。一方、私は本部に残り、上京してくる被災自治体の要望聴取にあたりました。それぞれ現場の細かい要望、問題点を汲み上げ、対策本部で直ちに対応を指示する毎日です。改めて、こういう事態になると初動で最も頼りになるのは隣組、ご近所、町会や自治会の皆さんとのつながりである事が本当に身に沁みます。東北大震災以後、一度は大きく見直された町会、自治会ですが、残念ながら都会では未加入が増える一方です。地域に共に暮らすという事はある意味運命共同体である一面も、災害は教訓として教えてくれているはずです。
他方、指定管理者制度や民間委託等、行革を進めてきた結果、各自治体に技術者が減っている事で、国との通訳が必要となり支障をきたしております。電気、水道、無線通信などでやはり最低限は役場の中にわかる人がいないと困ります。今後、地方自治体職員のあるべき姿についても検討を加えていくつもりです。
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※西日本豪雨の募金を都連へ

 1月から始まった通常国会は、土日を残し事実上の閉幕となりました。
本日は年中行事とも言えるお約束の内閣不信任案が提出され、多くの時間を費やしました。もちろん野党に与えられた権限ですから行使を全て否定するつもりはありません。しかし、その権限で与党の委員長が委員会を開けば問責が出され、これまた長い時間が費やされるのはいかがなものかと感じます。小泉筆頭らにおまかせしている超党派議連では、衆議院へのボタン採決の導入の検討も始まりました。民主主義は時間とコストがかかる事はやむをえませんが、後世まで政治家一人ひとりの賛否を残すものと、結果はどうあれ処理すべき案件とは、その 対応も分ける必要があると思われます。秋以降は国会改革の議論が本格的になる事を望みます。

<おまけの一言>
 地元ではいよいよ夏祭りのシーズンが到来し、週末は会場をかけ廻っています。すべてにお邪魔する事はできませんが、一つでも多くの会場を廻り、皆さんとお会いできれば幸いです。
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※武州今熊太鼓の会長と

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2018年07月13日

■西日本豪雨

 西日本を襲った集中豪雨では200名を超える方々が犠牲となり、今なお50名余りの安否不明者の捜索が続いております。お亡くなりになられた方々に心からのご冥福をお祈りします。
党としても「平成30年7月豪雨対策本部(本部長・二階幹事長)」を立ち上げ、私も副本部長を拝命し、現地に入っている三役に代わって連日各県からの要望を整理し、関係各省との打合せが続いております。愛媛県は水道管は無事でしたが、浄水場そのものが土に埋まってしまい、飲み水はもちろん農業用水も確保できず産業に与える影響も甚大です。政府と連携し、財政的な事も含め、やれる事を全てやるという姿勢で各地の支援体制を急いでいます。幸い我党は県議、市町村議員というネットワークがあり、現場のかなり細かい状況まで情報があがってくるので要望にできるだけ合わせた支援を迅速に行っています。
それにしても、仕分けにあって一度止まった砂防ダムやスーパー堤防、あの3年3か月が悔やまれます。


 都議転身時から連合後援会長をお務めいただいた田中貞男さんがご逝去され、弔辞を捧げました。ここ数年は体調がすぐれず入退院を繰り返していましたが、入院先の病院では私との写真を見せては「応援してやってくれ」と皆さんに声をかけてくれていたと看護師さん達から聞かされました。最後まで後援会長としての務めを果たしてくれたと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。弔辞では、会長に作って頂いた着物のエピソード(2013.2.1ブログ参照http://blog.livedoor.jp/hagiuda1/archives/52059404.html)や、園遊会の思い出を披露しました。責任感が強く、明るく、若い人達からも人気のあったすばらしいリーダーでした。心からご冥福をお祈りします。
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※作って頂いた着物を着て、田中会長と
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※弔辞

 「八王子南バイパス・日野バイパス延伸を促進する議員連盟」の皆さんが例年の要請行動で各省並びに党本部へお見えになりました。連盟結成から11年が経過しますが、ここ数年は、予算規模も順調に加速し、昨年は北野(市場前)から日野(西平山)に渡る新橋の都市計画決定も行いました。館町の医療センター、日野市民病院その先の都立府中メディカルセンターの3次救急救命施設をつなぐこの道路は真に命の道です。一日も早い開通に向け、八王子・日野双方で地権者の協力など全力でサポートする事を確認しました。
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<おまけの一言>
 今年も夏の風物詩(あさがお市)が行われました。
去年まで3軒の花き農家で作っていた「あさがお」ですが、今年は後継者不足で、由木の加藤さん一軒で600鉢を育てたそうです。
今週からは各地の夏祭りも始まります。
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※幹事長の代理として自民党役員会、記者会見の対応

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※萩生田光一を支える税理士の会





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2018年07月06日

■インドネシアの高校生

 日本インドネシア国交樹立60周年記念事業の一環で、高校生60名を招聘しました。今年1月に二階幹事長と共に訪問した際に発表した、「青少年交流プログラム」です。60名をどう選ぶか議論の末、私の提案で、「日本語パートナーズ」で教員派遣をしている学校から希望者を募集する事にしました。日本語パートナーズとは、国際交流基金が行っている日本語教員の派遣事業で、インドネシアに限らずアジアの各国で展開しております。教員資格を必要とせず、リタイアされたシニアの方、転職インターバルの若い人など、様々な方にご協力いただいており、各国から大変好評です。そんな責任から、私が丸1日、日程を預かる事となり、蒲田にある東京工科大と日本工学院専門学校の視察に連れて行く事になりました。日本への親しみと憧れを持つ60名は目を輝かせてアニメやゲームソフト開発、ロボット技術を見学し、大興奮!!日本への留学を希望する生徒も大勢いました。学校のはからいで留学生との意見交換や、素晴らしいホールでの日・インドネシアの映画「海を駆ける」の試写会も行っていただき、次の訪問地・和歌山に送り出しました。
いつの日か両国の懸け橋となって活躍していただけると信じます。
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※日本工学院専門学校蒲田校にて

 文部科学省の局長が国の補助制度への便宜の見返りに我が子を入学させるという信じがたい容疑で逮捕されました。教育行政の司令塔たる文科省の幹部がもしこのような対応をしていたとすれば、許されない事です。一方、相手方の東京医大も本市に附属病院を持つ第三次救急救命を担う市民の拠り所です。私にとっては縁の深い二つの組織の不祥事は残念でなりません。文科省は、組織的な天下りが昨年一月発覚、大量の処分者を出し、前川次官が辞任に追い込まれ、真に信頼回復に向けた道半ばの出来事でした。幼児教育の無償化、給付型奨学金の導入など、折角、人への投資がクローズアップされているこの時期にこそ、組織の立て直しが急務です。

 多賀神社の総代会の皆様から、役員半纏を贈っていただきました。まもなく開催される八王子祭り(8/3-5)の起源は、上(かみ)の多賀神社、下(しも)の八幡八雲神社の夏の例祭を同時に行い、そこに市民祭りを合わせた事から始まりました。それぞれの氏子町が所有する山車や神社の神輿が繰り出す、荘厳な雰囲気は関東屈指の祭りとして多くのお客様を迎え盛り上がります。
昨年は市制100周年の記念祭で、初めて上の山車総覧が行われました。そこにお招きいただいた際、やむをえず実行委員会の半纏で出席したのですが、若い人達から「先生、八幡神社の半纏は着てるのに、なんでうちのは着てくれないんだ!」と絡まれました(笑)。「ごめん、持ってないんだ。もっとも下は私が国政に行った時、総代会で作ってくれたんだよ」と説明すると、「そりゃあうちの総代が気がきかねえ!!」となり、めでたく新調していただいた次第です。
今年は着替えながら各町会を廻る予定です。
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 <おまけの一言>
 東京ルネッサンスゴルフコンペが無事終了しました。
国会延長で参加できず、朝の時間だけ皆さんを迎えました。
「さっきまで八王子にいたのに、午後には記者会見に出てた」と皆さん驚いたようですが、私不在でもしっかり地元を守っていただく皆様に感謝です。


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※自民党群馬県議団の皆さんとの意見交換

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※横山農協女性部の皆さんと

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※「日本研究賞」授賞式

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※ボーイスカウト 受賞祝賀会

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※市内企業の皆さんと



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