■はぎうだ光一の永田町見聞録

　令和初の国賓として来日されたトランプ大統領は全ての日程を終え帰国されました。経済界の方々との意見交換に始まり、ゴルフ、相撲、炉端焼き、宮中晩さん会に、締めくくりは海上自衛隊の横須賀基地を訪れ、いずも型護衛艦「かが」を視察。安倍政権とトランプ大統領が日米同盟の絆の強さを内外に示す良い機会でした。
　首脳会談では日米貿易、日朝関係、イラン関係など懸案事項も率直に話し合い、拉致家族の皆様とは予定時間をオーバーし一人一人のお話を写真を見ながらよく聞いていただき、「必ず会える」と励ましたそうです。
　両陛下との通訳なしでのやりとりなど、多くの国民は歓迎の気持ちで見守ったと思いますし、国賓を迎えるにふさわしいふるまいを政府はしっかり行ったと思います。世界中のメディアは二国間の友情を羨望の目で評価していました。一方、日本のメディアは国技館の自販機が使えず不満を言う人をクローズアップしたり、ゴルフ場のカートを運転する総理を「米国の運転手」とこきおろし、挙句の果ては川崎の事件を「トランプ滞在中に起こしたかったのでは」と根拠のない犯罪心理を語るコメンテーターにしゃべらせるなど、どうしても失敗にしたかったようです。因みに米国でのゴルフではトランプ大統領がカートを運転する姿が直ちにネットに拡散されました。ホスト国の総理として何らおかしなことではありません。

　党を代表して日本鳶工業連合会の定期総会に出席しました。建設業に従事しながら伝統の「木遣り」を守ってくださり、毎年新年には党本部でご披露もいただく友好団体です。どんなに建築技術が進歩しても、人の手を通じて施工する鳶職の力は不変で、連合会では技術研修や後継育成にも力を入れていただいています。せっかく建設関連など仕事が増えているのにもかかわらず、技術者不足で不調が続いていることは残念です。「コンクリートから人へ」という間違った政策の結果、流出した業界人口を取り戻し、育てるのは一朝一夕では叶いません。悪夢の政権交代のつけはここにも大きく残っています。

　児童虐待防止法等の改正案が衆議院で可決されました。近年、痛ましい虐待死事件が繰り返され、かけがえのない子供の命が奪われる事態を何としても打破すべく、与野党協力して結果を出す事ができました。
児童相談所の体制強化や児童虐待のリスク要因であるDV対策との連携、特別養子縁組の上限年齢を6歳未満から15歳未満へ引き上げる事等を盛り込みました。
社会全体で見守りを強化して虐待から子供たちを守る決意です。

〈おまけの一言〉
　川崎の事件は胸が痛みます。どうしたらこういう事件を無くすことができるのか？子供たちを守れるのか？早速党内でも議論を始めました。




※日曜報道THE PRIMEに出演


※「全国青年部長・青年局長合同研修会」・「学生部全国研修会」　開会式


※北条早雲公顕彰500年　第1回 八王子馬上弓くらべ大会


※ＮＰＯ法人八王子市体育協会　2019年度総会



※八王子市町自連定期総会


※市議選の応援で千葉県へ
　

　党政治制度改革実行本部「衆議院改革実現のためのPT」座長就任以来取り組んできた、国会のペーパーレス化がやっと実施の目途がつきました。
今回、全議員への配布を止める事となったのは質問主意書とその答弁書です。自分の所属委員会以外にも政府に対し文書をもって質問できる仕組みは、与野党問わず大切なツールです。しかし、その全てを配布しなくとも国会のHP等へアクセスして見たい人だけ見れるシステムを作れば解決するのではと議論を重ねてきました。もちろん、求めれば紙ベースを入手する事も可能としました。いずれも、インターネットや、議員会館にパソコンが配備されていない時代のルールですから、これ以外にも同様の仕組みで削減できるものはありますが、まずは第一歩です。経費は配布の手間など、ただちに換算しづらいものを除き、印刷代だけでも年間約5000万円が削減されます。

　すぎやまこういち先生が主宰する「ドラゴンクエストコンサート」が今年も八王子で開催され、楽屋へ激励に伺いました。2011年のオリンパスホールのこけら落としイベントでお願いして以来、八王子は「ドラクエの聖地」と化し、毎年遠方からも多くのファンが集まります。チケットは数十分で完売と言う大人気。ドラクエで育った親子二代が静かにオーケストラコンサートを楽しむ姿はほほえましい限りです。
すぎやま先生が心を痛めていたのは、チケットが高額で転売されている事態です。都合悪く行けなくなった人が気持ちよく第三者に譲渡できる仕組みは、真に来年のオリパラの課題の一つです。来月から施行される「転売規制法」の下、しっかりと実効性が確保されるよう注視していきたいと思います。
写真は米寿を迎えた先生が「あと何年できるかな」と弱気を言ったので、「あと12年はお願いします」申し上げ、「よし、わかった！」と指切りならぬ腕を組んで誓った一コマです。



　「2019サンヴァンサン八王子」のオープニングに行きました。私の幼馴染でもあるバーゼルの渡辺君たちを中心に始めたイベントですが、完全に定着して毎年盛況を極めています。ワイングラスを首から下げ、市内のお店を巡るラリーは八王子再発見の良い機会ですし、これをきっかけに有名店に躍り出たお店も後を絶ちません。本市の誇る市民力の一つです。



〈おまけの一言〉
　　所属する清和政策研究会のパーティーが開催されました。当方でご協力をお願いした方々対象の「茶話会」では近況報告と夏の参議院選への支援をお願いしました。多くの方々にご来場賜り感謝です。






※市議選候補者の選対解散式


※市内の町会運動会


※2019　健康フェスタ・食育フェスタ　開会式


※党本部で茨城物産展

　内外情報調査会の名古屋での例会に講師としてお招きいただきました。愛知県下の経済界、政界等の皆様に「令和の時代、安倍内閣のめざす新しい日本」について語り、地元のご意見をいただきました。参加者の中には自治体関係者も多く、私が進めてきた若手職員に有用な国家資格等を取得させる「地方自治体の強靭化策」については共鳴をいただきました。一方、制度について全く知らなかったという自治体も多く、今後の周知の必要性を感じました。

　「ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア」が竣工し、お披露目の祝賀会がありました。散在していた日本スポーツ協会（旧体協）・日本オリンピック委員会・岸記念体育会館・日本青年館を神宮球場目の前の複合ビルに統合し、各スポーツ団体の事務局も集め、人・物・情報の発信基地となりました。宿泊施設・レストランも入り、スポーツ各団体のミーティングもここを中心に行われる事となるでしょう。
　私にとっては思い入れのある施設で、2016年オリパラ招致に失敗し、私も議席を失った3年3か月の中で、2020年招致と国立競技場の改修を目指し、併せて周辺一帯を「都のスポーツクラスター構想」と位置づけ、この施設を整備をする方針が決められました。私は直前の文科政務官、都議会出身という各方面に精通している上、浪人中で時間がある（笑）という事で各省との調整など、森会長に代わって手伝う事となりました。たまたま同じ頃、隣接する外苑ハウスというマンションが老朽化し建て直しを検討中で、管理組合の副理事長が八王子の方で、「中々皆さんの意見がまとまらず困っている」と相談を受けました。当初は公有地だけを利用して街づくりを考えていましたが、私の提案で外苑ハウスの土地も計画区域に入っていただく事によって道路や土地利用計画が大きく変わり、今日の施設規模が確保できる事となりました。ハウスの方々も公共事業に協力するというインセンティブも働き、最後は全員が協力いただける事となりました。私としては良い街づくりができたと自負しておりましたが、後に都議会で「なぜ私が関わっていたのか」と難癖をつける政党もあり週刊誌にも掲載され嫌な思いをしたこともありました。しかし、出来上がった施設、街並みを改めて見てその判断に間違えはなかったと確信した次第です。久しぶりにお会いをした、事情を承知している関係者の皆さんからは最大の謝意をいただきました。



　Ko-1CUPフットサル大会は第10回の記念大会を迎え、参加チームを4チーム増やし、20チームで行いました。又、従来の後援会の方々が中心に行っていた政治活動から実行委員会方式に切り替え、私はサッカー協会会長として大会会長を務める事となりました。私にとっては休憩時間にお母さん方から様々な意見を聞く政治活動の一面がありますが、10年間で女性のフットサル人口も増え、競技の機会提供が大きな目的となってきましたし、スタッフの皆さんは全員が良い仲間として大会を支えていただいており、もはや市サッカー協会の年間行事の一つにも成長したからです。競技のレベルも年々上回っており、選手宣誓では「日本代表を目指す」と意気込みが示されたほどです。毎年応援についてくる子供たちに会うのも楽しみの一つで、空いているコートでは子供サッカー教室も行っています。



〈おまけの一言〉
　党全国女性議員研修会が開催され、安倍総裁と共に挨拶をしました。本市の3名も含め全国的に女性議員が前回より増え、300名を超えました。





※市議選選対解散式


※八王子市総合水防訓練


※八王子リトルシニア 関東連盟夏季大会　壮行会


※第14回学生天国セレモニー


※第43回八王子空手道選手権大会

　初の10連休は心配していた大きなトラブルも無く終了しました。高速道路の渋滞も例年より小さく、意外だったと言う方も多かったと思います。
市内各地では令和を寿ぐイベントが開催されました。今年で30回を迎える「長房ふれあい端午まつり」は、先月23日の両陛下の御来王に合わせていつもより準備を早め、両陛下にも南浅川橋から多くのこいのぼりを観ていただける事ができたようです。まつり会場から近い武蔵陵入口には宮内庁による「令和」の記帳台が設けられ、多くの市民が訪れました。八王子市ならではの事です。
連休明けの国会では衆参両院で天皇陛下のご即位に祝意を示す「賀詞」を全会一致で議決しました。新時代を希望に満ちたものにできるよう国政に邁進します。



　程永華中国大使の離任レセプションに出席しました。史上最長の9年を超える在任期間の中、日中間はめまぐるしく変わる情勢が続きご苦労もあったと察しますが、大使のご努力もあり、今日の正常化を迎えることができました。
特に副長官時代に始まった日中映画合作協定は大変なご理解をいただき、昨年、合意署名まで至ることができました。二人でいくつもの映画に関する会議やイベントに出席したのも良い思い出です。最も日本を知る友人として両国友好の為にご活躍することを祈ります。

　久しぶりに本市最西端、陣馬高原下の「山下屋さん」にお邪魔しました。三代目店主の山下さんはライブもこなす歌って踊れるそば職人。新緑の中で朝採りの山菜をつまみに昼間から一杯。美味しい十割そばをいただきました。なんと6月から数か月、食イベントの一環で自由が丘駅前に出店することになったそうです。都心の方も是非お出かけください。



＜おまけの一言＞
　国会は残り２か月を切りました。参議院選の準備も加速しなくてはなりません。週末ごとに地方出張の予定が入り始め、中々地元へ戻れません。



※市内企業の創立記念式典に出席


※第36回センターまつり

　昨日、天皇陛下が御退位され「平成」が終わりを告げ、いよいよ本日、新天皇陛下が御即位され「令和」の御代を迎えました。
希望に満ちた新たな時代の幕開けを国民の皆様と共にお慶び申し上げる次第です。
「令和」は国書、万葉集に典拠し、人々が美しい心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められているそうで、英語では、Beautiful Harmony と訳される事となりました。
国民一人一人が持てる能力を発揮できる世の中を創り、力を合わせ国を前進させ、世界から更なる信頼を集める平和国家日本を目指し、政権与党の一員として邁進する事をお誓い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和元年　5月1日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自由民主党幹事長代行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　衆議院議員　萩生田　光一