■はぎうだ光一の永田町見聞録

　第198回国会が閉会しました。平成の新年に始まった会期は、150日の中で令和という新しい時代を迎え、幼児教育無償化や児童虐待防止改正法など次世代につなぐ新しい54本の法律を成立させました。私自身も2月には予算委員会の質疑の機会をいただき、無償化対象から外れてしまった幼稚園類似施設の救済案、地方公務員の自治に有用な国家資格の取得支援など新年度に活用できる制度を作る事ができました。（2019年2月8日予算委員会　http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=48627&media_type=）又、国会のペーパーレス化という試みも一歩を踏み出し、行革の成果を示す事ができました。
　国会最終盤では野党から内閣不信任決議案が提出され、私が党を代表して反対討論に立ちました。（2019年6月25日本会議　http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=49224&media_type=）
前日まで「出す」「出さない」と野党の対応が定まらなかった為、原稿を書き上げたのは開会30分前でしたが、しっかりと皆さんの思いを伝える事ができたと思います。本会議場での登壇は約4年ぶりですから少し緊張しましたが…。

　いよいよ来月4日公示21日投開票の第25回参議院選挙へ突入します。本部・都連共に選対本部の看板かけを行い、必勝を誓いました。今までとは立場も責任も変わり、東京のみならず党幹部として全国へ応援に廻る事となります。



　党都連では来年の都知事選に向けての候補者選考会をスタートさせました。現職知事の支援という選択肢も排除せずに議論を始めましたが、メンバーの中からはこの3年間の都政での様々な失政と混乱が指摘され「都民の信用に値しない」という結論が出されました。パフォーマンス先行の都政から、世界都市東京として日本を牽引していくことのできる、しっかりとした行政力と何よりも「信頼できる都政」を取り戻すため、都連としては独自候補の擁立を目指し、開かれた議論を進めて行こうと確認しました。

〈おまけの一言〉
　今週は日曜討論を終え広島へ行きました。今週末は福井、週明けは愛知、福島へ向かいます。中々地元へ戻れませんが是非ご理解下さい。
7/4（木）は18：00〜 丸川珠代三多摩第一声 立川駅北口
　　　　　 20：00〜BSフジ「プライムニュース」
『参議院選挙スタート！…各党戦略を問う（仮）』に出演します。



※参院選候補予定者の総決起大会

　参議院選を前に、安倍総裁出席のもと全国幹事長会議が党本部で開催されました。12年前の失敗を繰り返さない為にも、全国の都道府県連としっかり連携してこの選挙戦を勝ち抜かなくてはなりません。会議では、政策以外の質問は幹事長に代わって私から答弁させていただきました。知事選のしこり等の残る県連もあり、厳しい意見もありましたが、なんとかご理解をいただき結束する事ができたと思います。最後はまとまって事に当たる自民党の伝統です。



　党八王子市議団の皆さんを党本部へ迎えての勉強会を開催しました。毎年この時期に本市と関わりのある事案について関係省庁の担当者と直接意見交換を行い、現場の実態を伝えたり、又、役所側の質問に応えたりと双方にとって有意義な機会となります。
国道整備や学校施設整備などのハード面と、職員研修や幼児教育無償化、児童虐待防止などのソフト運営面など、市の事例を示しながら具体的なやりとりを行いました。新人の皆さんは初めての経験で緊張していたようですが、真に市政・都政・国政が一体となって政策が前進している事、国と地方の関係についてよく理解をいただいたと思います。
懇親会には菅官房長官も駆けつけていただき、「令和」発表の時の貴重なお話も聞かせていただきました。

〈おまけの一言〉
　会期末を迎え、野党からは麻生大臣の不信任案が提出され、否決しました。来週には内閣不信任案が提出されるのではと言われています。
明後日には党を代表してNHK「日曜討論」に出演します。
（6/23（日）9：00〜10：10　NHK総合）
残り数日、緊張感を持って臨みます。



※市内コンサートにて


※市議選 選対解散式

　党都連では統一地方選で初当選を果たした新人議員の研修会を行いました。元々は私が都連青年部長の時代に若手を対象に始めたのですが、今では正式行事になりました。地方議員の心構えから始まり、後援会づくり、政調会、法曹会等、党組織の活用、年間活動などを各講師から伝え、党歌「われら」の練習も行いました。無所属議員には無い党所属議員のメリットは、政策を具現化する為に活用できるこれら組織と、都議・国会・他市区町村と縦横につながるネットワークです。私からは「政策の議論に上下無し」という党の伝統をお話ししました。政策議論に限っては国会だろうが地方だろうが、当選回数に関係なく対等に、そして大いに意見を言い合えるのが我が党の良さです。但し、宴会の席は間違えない事。（笑）
終了後は千葉県連の定期大会へ飛んでいきました。



　歴代青年局長を中心に若手有志の皆さんが
国立高専の視察を兼ね八王子を訪問してくれました。私はかねてから高専を評価しておりますが、中学卒業の15歳から5年間の教育課程は技術者の育成のみならず、今日のICT人材、化学分野など専門性を高める上で我が国が誇る最高の教育システムと自負しております。プラス2年間の専門課程に進む者や、大学・大学院へ編入する者も多くなっていますが、卒業時の求人は優に15倍を超える人気です。親元を離れて寮生活をする者もいるのですが、建物の老朽化が激しく、廊下の突起物に頭がぶつかるほど低く気の毒です。企業と異なり様々な工作機械も償却年数が長い為、時代遅れになっています。授業中の一年生に話を聞きましたが、将来はロケット開発や環境プラントなど目を輝かせて語る姿に、逆に勇気をもらいました。
上級生たちが開発し、ものづくり大賞で内閣総理大臣賞を受賞した「シンクロスポーツ」を全員で体験しましたが、既にJOCとも連携してアスリート達も活用しているそうです。技術立国としての日本を支える高専を更に応援していこうと誓い合いました。折角なので武蔵陵の公式参拝、高尾山薬王院にも足を伸ばし、八王子を満喫してもらいました。

※国立東京工業高等専門学校


※武蔵陵、高尾山薬王院

〈おまけの一言〉
　丸川珠代三多摩事務所開きを行いました。
私は三多摩の責任者を務める事となります。
東京二議席死守に向けて頑張ります。





※全日本教職員連盟第36回定期大会

　関西経済団体連合会（関経連）主催の講演会で大阪にお招きいただきました。会の前にはG20の会場となる舞洲、EXPO会場となる夢洲を視察しました。東京オリンピック・パラリンピック招致を責任ある立場で経験した一人として、スタジアムの設計変更の反省点や今後想定される国際協会からの様々な要求にどう対応するかなど、自らの体験と考えをお話しさせていただきました。大阪はG20、IR、EXPOといったビッグイベントを一過性のものにする事なく、最大のチャンスと捉え、長期のビジョンに立って地域活性化を目指すべきです。妙なスマート都市など目指さず、コテコテの大阪らしさも残しながら、東京とは異なる西の拠点としてのステータスを高めていってほしいとお願いしました。今後、有志の皆さんが私の大阪後援会の設立をしていただけるとありがたいお話もいただきました。



　事務所スタッフも大好きなとんかつ屋さん、「象の仔」のマスター、斉藤さんがご逝去されました。カウンターと小上がりの店はご夫婦で切り盛りし、いつも常連さんで賑わっていました。ご無沙汰がちの私が行くと連絡すると、お土産のカツサンドまで用意して待っていてくれました。巨人の大ファンで、店ではいつもナイター中継が放映されていて、試合が白熱すると注文を忘れる事も度々（笑）。何度か病気でお店を閉める時期はありましたが、80歳を超えてもその都度復帰し笑顔で厨房に立っていたのですが…。ご冥福をお祈り申し上げます。
一方、学生時代からお世話になった「中華大乗」も閉店してしまいました。閉店後に、「最後に料理を事務所の皆さんで食べてほしい」とマスターの宮本さんから連絡をいただき、取りに伺いました。お店の駐車場に都道の拡幅が引っかかり、車が十分に停められない事と高齢が理由だそうです。ここ数年、個人経営の飲食店が次々と閉店していく寂しさを感じますし、何とか後継者とのマッチングができないかと悩みます。

〈おまけの一言〉
　6月最初の閣議と党役員連絡会はかりゆしデーです。涼しいかりゆしデーは、過ごすと背広が着られなくなります。





※ 女性活躍に関する提言書二階俊博幹事長申し入れ


※党本部にて紀州材展


※自民党新政会青年部　街頭活動