■はぎうだ光一の永田町見聞録

　TICAD7（第7回アフリカ開発会議）が横浜で開催され公式サイドイベント「越境するアフリカ映画-新たな連携を目指して」のシンポジウムにお招きいただきました。2月に総理特使として訪仏した際、ユネスコのアズレー事務局長と会談し、日仏とユネスコによりアフリカの映画人材の育成等に向け協力する事を合意し、その成果として早速実施したものです。開会前には事務局長と再会し、引き続き発展させていくことを確認しました。



　会では本年のアフリカ映画祭でグランプリを受賞した「The Mercy of the Jungle」の特別上映が行われました。コンゴの内戦を描いた物語ですが、少ないセリフの中で戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴えるに充分な発信力を持った素晴らしい作品でした。今後、技術者の日本での研修や現地での制作協力など本格的に始動します。








　




　韓国で行われる「U-18高校野球WC」に参加する高校日本代表の日の丸をはずした無地ポロシャツが永田町でも話題になっています。生徒の安全を優先した引率する側の高野連の憂慮は一定理解しますが、生徒を守ることは開催国の責任であり、国際スポーツの場でいかなる理由でも国旗を隠すなどという行為はあってはならないと思います。もっともパラリンピックのメダルデザインにまで難癖をつけてくるのですから心配も解りますが…。
　
　一方、20名の選手選考基準も解かりづらいです。かつては直近の甲子園ベスト8を中心になど慣例があったと記憶しますが、今年からは「国際対策プロジェクトチーム」なるものを編成し、昨年の秋の地方大会の成果などから春には候補選手を集めたとの事。個人的には大船渡の佐々木投手の活躍など楽しみですが、全国制覇を果たした履正社からは一人も選ばれないとなれば優勝チームの権威はどこに？野球は個人戦ではなくチームプレーです。仲間がいて初めて力を発揮する事もあれば、高校生は半年、一年で実力も大きく変わります。全国大会に出場できずとも選ばれる一定枠はあっても良いと思いますが、もう少し客観的な基準を示さなくてはチームの正当性に疑問符が付くのではと心配します。この手の話題にコミットすると「政治介入だ」と非難する輩がいますが、事は教育現場の話です。高野連がプロ野球の下部組織なら黙りますが…。

＜おまけの一言＞
　リトルリーグの西東京大会が開会しました。うれしい事にこの夏、甲子園ベスト4まで進み1年生ながらクリーンナップで活躍した中京学院（岐阜）の小田君や関東一高（東東京）の二枚エースの一人として頑張った谷君ら卒業生が応援と手伝いに来てくれました。子供の頃から知る彼らがテレビを通じて活躍する姿を観る事は何とも言えぬ感動で勇気をもらいました。更なる活躍を祈ります。










※地元の夏祭りで挨拶



※北朝鮮ミサイル会議



※第37回上地流空手道国際大会



※火山議連

　韓国政府は、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を発表しました。東アジアの安全保障環境を考えれば、常軌を逸した愚策と言わざるを得ません。地続きの北朝鮮では、核・ミサイル開発が引き続き行われている今、今回の協定破棄を喜ぶのが誰なのか？まともな政治家なら考えれば解ると思いますが．．．。朝鮮半島出身労働者問題、レーダー照射、和解・癒し財団の解散等、いくら政権が代わっても国際約束を守るのは当然の事です。文政権になってからは、逆ギレとも言える対応が続いており、かつての日韓関係なら日本が大人の対応で一歩引いて我慢をして収めるという手配を繰り返してきましたが、その事が結果として韓国側を勘違いさせる事になってきたのだと思います。ここはしっかりと我が国の正当性を訴え、新たな信頼関係をゼロから再構築する事が両国の将来の為に大切だと感じます。

　今年で９年目となる福島県と八王子市の少年野球交流事業が開催されました。２０１１年の発災直後、校庭が使えない、プールで泳げないという福島の小学生野球チームをホームステイで受け入れ、高尾山やサマーランドへ連れて行き、野球の試合も行いました。卒業生の中には高校野球で甲子園に出場した選手もおり、未だに子供達同士の交流が続いていると聞き嬉しく思います。


　各省の概算要求、全国からの予算要望など千客万来の毎日です。二階幹事長と手分けで対応しておりますが、それでも間に合わず幹事長代理や副幹事長の皆さんにも手伝ってもらってます。それぞれの地域性や課題が良く解り、実に勉強になります。

〈おまけの一言〉
　夏祭りもいよいよ終盤です。先週は高尾氷川神社の祭礼にお邪魔しました。合併により今の市域になったので、お盆の時期も祭りの時期も異なり、一夏中どこかで祭礼や盆踊りが続くのが八王子の特徴です。


※高尾氷川神社の祭礼



※地元の祭礼・夏祭り


※東京の精神科医療充実のための意見交換会

　７４回目の終戦記念日は例年通り靖国神社を参拝しました。先の大戦で尊い犠牲となられた先人の御霊に悼んで哀悼の誠を捧げ、恒久平和をお誓いしました。参拝後のぶら下がり会見では「戦争を知らない世代の多くが政治に携わる時代を迎え、戦争の悲惨さを忘れる事なく恐れを持って、平和の尊さの時代へ繋いで行く」と決意を申し上げました。４月に当選を果たした新人議員の皆さんが東京都連の青年部・青年局合同参拝に初参加。私も合流し、記念写真を撮りました。



　夜には恒例の日本財団の笹川山荘での懇親会に出席の為、河口湖へ向かいました。安倍総理や茂木大臣など政府側は台風１０号の災害対応で動けず欠席となりましたが、甘利選対委員長、加藤総務会長ら我々党側メンバーが、森元総理、小泉元総理を囲んで有意義な一時を過ごしました。内政・外交もさる事ながら、一番の話題は進次郎氏の結婚。小泉元総理が来年にはおじいさんになる為、今からデレデレでした。

　本日は北朝鮮のミサイル発射で緊急対策会議が開かれました。お盆休みで集まるか心配をしましたが、二階幹事長はじめ、多くの幹部は台風により飛行機や新幹線が動かず、ほとんどが出席となりました。短距離とは言え、新型の実験を繰り返す事態は将来の我が国への新たな脅威となる事は否めません。様々な意見が出て真剣に対応を協議しました。



〈おまけの一言〉
超大型の台風１０号は大きな人的被害は無く、日本列島を縦断しましたが、各所に様々な爪痕を残しました。台風一過、明日からは３５度を超える予報です。

　八王子まつりは晴天にも恵まれ、多くの人でにぎわいました。昨年、あまりの高温でいくつかのイベントが中止になりましたが、今年はそれを取り戻すかのように各所で皆さんが笑顔で集う素晴らしいまつりとなりました。完成は間に合わなかったものの、遮熱舗装の効果は上々で皆さんに喜んでいただきました。来年は全線完成するので、より環境の良いイベントが開催できると思います。




　こども食堂「ふくろうはうす」が一周年を迎え、記念の食事会が行われました。支援農家の差し入れ野菜でつくったランチを子供達とごちそうになりました。財政的には厳しいようですが、ボランティアスタッフの皆さんのがんばりと近隣の皆さんの支援で何とか続けていけそうとの事です。


　「ダブルダッチワールドコンテスト2019」がオリンパスホールで開催され7ヵ国の選手がパフォーマンスを競いました。私は挨拶の中で、来年のオリンピックの競技の隙間でニュースポーツを紹介する一つにダブルダッチを採用する予定であることを告げました。二本のロープを使うなわとび競技ですが、音楽や様々なパフォーマンスとあいまって観せるストリートスポーツの次世代を代表する競技です。


　度重なる北朝鮮によるミサイル発射を受けて、党では対策会議が開かれました。距離が短く、直ちに日本への脅威にはならないとは言え、国連安保理違反に日本政府はだまっている訳にはいきません。政府に対して厳しく対応を求めました。

〈おまけの一言〉
　永田町は進次郎さんと滝川クリステルさんの結婚の話題で大騒ぎです。令和の時代にふさわしいお似合いのご夫婦の誕生をお慶び申し上げたいと思います。

　令和元年八王子まつりが今日から３日間の日程で幕を開けました。関東屈指の伝統の祭りはお囃子の音色が響き渡り、山車や神輿が中心市街地を練り歩きます。昨年は猛暑で民踊流し等、いくつかのイベントが中止となり、寂しい思いをしましたので、今年はメイン会場となる甲州街道の遮熱舗装工事を国に陳情しました。全国で祭りやイベントなどに大々的に国道を活用している3ヶ所が採択され、その第一号に八王子市が選ばれました。ところがJR八王子駅北口から追分までを７月末までに施工する事となっていたのですが、困った事に完成が間に合いませんでした。なんでも２４時間、晴天が続かないと施工ができない特殊工事で、何と八王子市内は７月中、夕立など２８日間が使えない状況が続いてしまったとのことです。公の席でも私から報告してしまったにも関わらず、不測の事態とはいえ約束が果たせなかった事は、お詫びを申し上げます。今年は国の責任で散水車を派遣して対応する事にしました。八日町交差点から八幡町など６割方は完了していますので、歩いて違いを体感していただければ幸いです。

　台町の浅間神社の本殿が新築され竣工奉告祭にお招き頂きました。富士森公園の高台に建つ社は、約４００年前に八王子の基礎を作った大久保長安によって、この地に塚を盛り、その頂上に建てられたという歴史があるそうです。今でも木立や建物の間に富士山の一部を見る事ができますが、当時はこの場所からはっきりと富士山を仰ぐ事ができ、この地名が付けられたのだと思います。隣接する富士森陸上競技場は、フィールドを全天候の人工芝に貼り替えて、トラックは土からアンツーカーに変え、間もなく完成します。歴史に思いをはせ、令和の時代、変わりゆく街中に伝統を大切にする地域の皆さんの頑張りに敬意を表しました。


＜おまけの一言＞
　改選後の参議院議員を迎えた令和初の国会が開会しました。新天皇陛下のご臨席を仰ぎ、開会式が行われましたが、今までとは異なるテンポや雰囲気で新しい時代の到来を改めて感じました。気持ちも新たに頑張ります。


※八王子南バイパス・日野バイパス延伸を促進する議員連盟 勉強会


※三議連夏期全議員 研修会・懇親会



※地元の夏祭り