■はぎうだ光一の永田町見聞録

　昨年は非接触、モバイル対応だった「八王子いちょうまつり」ですが、今年は規模を縮小したとはいえ、好天の中、多くの人でにぎわいました。祭典委員会（水野淳会長）もイベントや出店の数をしぼり、できる限り密を避けた企画で頑張りましたが、それ以上に市民の皆様がこの日を待っていた感じがいたします。選挙直後という事もあり、市民の皆さんからは激励の声をいただく二日間でした。



　経済対策で打ち出した半導体産業の基盤強化実現に向け、最前線で活躍する方々の生の声をお聴きするため、三重県・熊本県に出張しました。製造現場や車座での意見交換を通じ、人材の確保・育成や、地場の中小企業との連携など、解決すべき課題を改めて認識しました。
　特に人材育成については、各者がバラバラに行うのではなく、国と地方、産業界や高専・大学、官と民が、一体となって取り組まなければなりません。九州シリコンアイランド復活に向け、産学官の連携による枠組みを早速立ち上げ、取組を進めてまいります。
　半導体は、スマートフォンや自動車、住宅など、生活の様々な場面に使われる、産業の基盤となるものです。個社企業の支援ではなく、半導体産業全体の基盤強化に向けて、政策を前に進めてまいります。


　来日中のベトナムのチン首相・ジエン商工大臣と会談を行いました。ベトナムとは、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ」を通じて、水素や燃料アンモニアをはじめとした具体的な協力を進めていくことで合意し、ジエン商工大臣と共同で声明を発表しました。
　先週開催されたCOP26でも話題に挙がったように、「脱炭素社会」というゴールは共通ですが、登り方には各国ごとに違いがあります。各国や地域の実情を踏まえ、アジアならではのエネルギートランジションを一緒に進めてまいります。


＜おまけの一言＞
　選対解散式が行われ、この度の選挙日程全てが終了し、そして次への戦いが始まりました。
熊本出張中に携帯が壊れ急遽代替機で対応していますが、ピンクの電話は恥ずかしいです。（笑）




※全国中小企業団体中央会　第73回中小企業団体全国大会


※東京都商店街連合会との会談


※第1回　絆　繋ぐ西八王子まつり

　第1回「U-16プログラミングコンテスト八王子大会」が国立東京高専の主催により開催されました。GIGAスクールの始まった小中学校の更なる取り組みにもつながり、学園都市ならではの環境を改めて嬉しく思います。
予選を突破した腕自慢の市内小学生約30名が自身の設定したテーマで競いましたが、大人顔負けの迫力です。次回からは中学生も加わるそうです。
来年は高専制度60年、デジタル時代の人材育成に向けこれからも高専から目がはなせません。


　月曜日は日本経済団体連合会、木曜日は日本商工会議所の皆さんと懇談会を行いました。岸田内閣の目指す新しい資本主義、コロナ禍からの再起動支援など現場の声を聞かせていただき、経産省側の政策もお話しさせていただき、賃上げに向けての協力も要請しました。


　今週は、私のカウンターパートである米国のレモンド商務長官とタイ通商代表が来日しました。
レモンド商務長官とは、通商拡大法２３２条に基づく鉄鋼・アルミ製品に対する追加関税措置の問題解決に向けた協議開始と、日米商務・産業パートナーシップ（JUCIP）の設立について合意し、発表しました。また、タイ通商代表とは、日米通商協力枠組みを立ち上げるとともに、インド太平洋地域への米国のコミットメントや、市場歪曲的措置への対応について議論しました。併せて、鉄鋼・アルミ製品に対する追加関税措置の協議開始についても確認しました。
また、オーストラリアのティーハン貿易・観光・投資大臣とのテレビ会談では、インド太平洋地域における連携強化について議論。欧州委員会のドンブロフスキス上級副委員長とは、貿易や経済など幅広く意見交換し、日EU間の協力を進めることで一致しました。
我が国としては、自由貿易の旗手として、自由で公正なルールに基づく国際経済体制を構築していくことが重要です。私もその先頭に立って、精力的に通商外交を続けてまいります。



＜おまけの一言＞
　吉本孝良議長の就任祝いが少人数で行われました。慣例ではパーティー形式で行うのですが、コロナ禍に配慮しての対応です。父上の吉本良久と親子二代の議長就任は市政でも初めてです。57万市民のリーダーとして更なる活躍を期待します。




※佐々木会長(全日本きものコンサルタント協会)ほか　訪問


※地元の美術工芸展

　選挙後の特別国会が召集され、中央階段を登り、記章を胸に6期目の議員活動が始まりました。この階段は各国会の開会式に天皇陛下がお使いになる以外は選挙後の初登院の日のみ許される特別な機会で、私自身6度目の階段です。その度に初登院の事が思い出され、真に「初心を忘れず」の先人の知恵かも知れません。決意も新たに地元の皆さんの思いを抱いてしっかり頑張る事を誓いました。


　衆参の本会議で岸田総理が101代の内閣総理大臣に選出され、直ちに第2次岸田内閣の組閣が行われました。私は再び経済産業大臣を拝命しました。宮中での認証式に臨み天皇陛下からお言葉を賜りました。わずか１ヶ月前に行ったばかりですが、憲政上、4度目の入閣となります。
官房副長官と合わせ6度目の官邸階段での記念撮影に臨みました。身の引き締まる思いです。


　青森県にある日本原燃の六ヶ所再処理工場を訪問しました。青森県の三村知事と六ヶ所村の戸田村長に直接お会いして、核燃料サイクル政策に長年に渡り多大な貢献をいただいていることについて、私から感謝を申し上げ、お二人からは、消費地も含めた国民全体の理解促進への取組強化などについてご意見をいただきました。また、六ヶ所再処理工場の職員の皆様には、竣工や創業に向けた準備を着実に進めていただきたいと激励の気持ちを込めてお話させていただきました。帰りがけ高校の同級生の川村君（バレー部）が声をかけてくれました。40年ぶりの再会でしたが、同級生が困難な仕事に誇りと責任感を持って取り組んでいる姿に勇気をもらいました。
先月閣議決定された第6次エネルギー基本計画においても、核燃料サイクル政策の推進を基本的方針としています。引き続き、地元の皆様の声をよく聴き、協力を得ながら、政策を進めてまいります。



＜おまけの一言＞
　清和政策研究会では細田会長が衆議院議長となった為、無所属となり、安倍元総理が戻り安倍派となりました。党内最大の政策グループとして党の政策を牽引してまいります。


※経済財政諮問会議


※商工会全国大会


※サウジアラビア アブドルアジーズ エネルギー大臣との会談


※地元のお祭り


※地元の写真展

　この度の総選挙では地元八王子の皆様の暖かいご支援に支えられ、無事6期目の当選を果たす事ができました。図らずも149,152票は東京1位、全国でも8位の得票をいただき堂々と国会に戻る事ができ改めて感謝を申し上げます。
しかし、期間中はG7の貿易大臣会合や原油増産に向けたOPEC各国への働きかけ、補正予算の準備会合などあたり前に公務が続く上、各地の応援に走り、半分以上は選挙区にいる事ができない初めての経験で不安の毎日でした。いつかはこういう選挙になると覚悟をしていただいていた皆さんが真に手分けで留守を守り、本人不在の中、戦い抜いてくれました。
お世話になった全ての方々にお礼を申し上げると共に国会のど真ん中でしっかり仕事をし、「やっぱり萩生田だった」と皆さんに言っていただけるよう全力で頑張る事をお誓い申し上げます。



　国家基本問題研究所（櫻井よし子理事長）の会員の集いにお招きいただき、基調講演を行いました。岸田内閣の目指す「新しい資本主義」、「経済安全保障」、「党の体質改善」について私なりの解説をしました。5年ぶり、官房副長官以来の登壇ですが、あの時は停滞する国会運営を「田舎のプロレス」と評し、その後謝罪する事態になりました。今回は少し大人になった大臣としてお話しさせていただきました。（笑）


＜おまけの一言＞
　地元の後輩でもある白石徳生社長率いるベネフィット・ワンの創立25周年パーティーに友人代表で挨拶しました。同社は福利厚生をサポートする日本を代表する会社に成長、今では知らない人はいないほどです。なにより八王子から会社に通う彼の八王子愛が嬉しいです。久しぶりに八王子会の皆さんとお会いしました。



※キャサリン・タイ代表(米国通商代表部)　オンライン会談

　この度の総選挙ではこの国を愛し、地元八王子を大切に思う多くの皆様に支えられ、無事6期目の当選を果たすことができました。
お世話になりましたすべての皆様に心より御礼申し上げます。
この上は初心に立ち帰り、国家国民の為、地元八王子の為、全身全霊を傾け国政の場で働かせていただく覚悟です。
引き続きのご指導とご支援を心よりお願い申し上げる次第です。　



〈結果〉
◎　はぎうだ光一（自民） 149,152 票
　　さとう由美　（国民） 　44,546票
　　吉川ほのか　（共産） 　44,474票
　　朝倉れい子　（社民） 　16,590票


※党本部にて


※東京都連にて



※本部事務所にて


※西部事務所にて