■はぎうだ光一の永田町見聞録

　経産大臣として初めて本格論戦に臨んだ第207回臨時国会が閉会しました。当省としてはコロナ禍で傷ついた中小企業の支援策、「事業復活支援金」や「がんばろう！商店街事業」、又半導体の国内製造拠点整備の支援など法案と約5.5兆円の補正予算を認めていただきました。
ガソリンや灯油の高騰を機動的に抑える激変緩和措置もいつでも発動できる体制を組みました。一方、半導体や部材不足により全国の給湯器不足に対応すべく、文科大臣の経験を活かし、東京オリンピック・パラリンピック選手村の改修に合わせ取り外しを予定している給湯器約1000台を応急措置として確保しました。

※参議院インターネット審議中継出典

　「はばたく中小企業・小規模事業者300社」と「はばたく商店街30選」の授賞式を行いました。代表に選ばれた事業者として、国内トップシェアの生産管理システムで生産性向上に貢献する中小企業や、設立から100年を超えてもなお新製品の開発にチャレンジする朝食シリアル製造の中小企業、若手社員を早くから経営に参画させるなど人材育成に積極的に取り組む中小企業、コロナ禍での休校を受けて子どもの一時預かりサービスを開始するなど、地域活性化に取り組む商店街の皆様に、私から感謝状を授与いたしました。
この中小企業・小規模事業者300社と商店街30選には、それぞれの現場で新たな取組に挑戦しながら地域への貢献も目指すなど、高い志を持った我が国を代表する方々が選ばれました。こうした皆様の地域独自の取組を、全国に広げていきたいと考えています。


　IPAの産業サイバーセキュリティセンターを訪問し、工場現場やビル、電力システムなどの模擬プラントを用いたサイバー攻撃のデモンストレーションを視察しました。サイバー攻撃の高度化・複雑化が進み、脅威がますます⾼まる中、経済活動の基盤を守るためには、迅速な対処のためのサイバーセキュリティの体制構築が不可欠です。本センターは、世界レベルの人材・技術・ノウハウを結集した、サイバーセキュリティ対策の中核拠点として、産業界全体を牽引するトップ人材を育成する機関です。本センターでの取組をはじめとして、サイバーセキュリティ確保のための人材育成に、産学官が一体となって取り組んでまいります。


　この夏に「全国高等学校鉄道模型コンテスト２０２１全国大会」で文科大臣賞を受賞した白梅学園清修中高一貫部鉄道模型デザイン班の皆さんに、表彰状を授与させていただきました。私は今はもう文科大臣ではないですが、「横っ飛び」で経産省まで追いかけてくれました。普段見慣れない高校生の来訪に、省内がざわつきました。
５月から制作を始め、夏休み中も連日模型作りに集中して取り組んだとのことで、妥協せずに頑張った結果、今回の最優秀賞に繋がったとのことです。今回の経験は一生の財産になると思いますので、ぜひこの経験を活かして今後も頑張ってもらいたいと思います。白梅学園清修中高一貫部鉄道模型デザイン班の皆さん、おめでとう！




※東久留米市長選挙　とみた竜馬候補　応援


※地元の行事

　選挙期間中に西部に開設した事務所を守っていただいた選対の反省会が行われ、久しぶりに皆さんとお会いできました。公職選挙法では期間中、候補者個人（本部）、比例政党の2ヶ所の事務所を開設する事ができ、圏央道西インターのフル化を公約にかかげて戦った初挑戦以来、元八地区の四谷交差点付近、陣馬街道に開設してきました。毎回、決して広いスペースではありませんが、大工仕事や駐車場の確保、毎日の当番など皆さんが心尽しでご支援いただき感謝しかありません。街づくりの上では北西部幹線、又圏央道ICを中心に働く場をつくっていく事が次の課題です。地元の都議、市議とも力を合わせ進めてまいります。


　令和3年度補正予算を審査する衆・参予算委員会、半導体の国内製造拠点整備等を国が支援するための新たな法案を審査する経済産業委員会対応で5時起きの1週間でした。担当職員の皆さんも7時には大臣室に集まり答弁の打合せを行いました。特に衆議院野党では新人の登壇も多く、新鮮な国会でしたが、一方、議員によっては持ち時間15分に40問以上の通告もあり空振りも続きました。各省とも、徹夜で準備する職員も数多くおります。質問権は各議員に保証されたものではありますが、各党新人教育の必要性も感じた次第です。

※衆議院インターネット審議中継出典

＜おまけの一言＞　
　すぎやまこういち先生のお別れの会に出席しました。お亡くなりになり2ヶ月が過ぎましたが、改めて悲しみがわいてきました。都響の皆さんがオリンピックの開会式でも使ったドラゴンクエスト・ロトのテーマで送ってくれました。ご冥福をお祈り申し上げます。





※にしむろ真希後援会　ボーリング大会・懇親会


※IAEAグロッシー事務局長とのTV会談

　天皇陛下のご臨席を仰ぎ第207回国会が開幕しました。ワクチンの国内生産体制やコロナ禍で傷んだ経済回復の為の約5.4兆円の補正予算に加え、先端半導体の国内生産拠点整備の為の法案をご審議いただきます。選挙前からの取り組みを加速させる為、通常国会を待たずこの年内に法律を成立させ、年明けから機動的に対応できるようにしました。

　清和政策研究会のパーティーは細田派から安倍派へのお披露目の会となりました。コロナ禍で3度の延期にも関わらず会場一杯の皆さんにご参集いただき新たなスタートができました。例年通り開会前には私がご協力をお願いした方々との茶話会を催しました。文科相から経産相への横っ飛び政策など近況をお話しさせていただきました。


　ラグビー早明戦を観戦しました。昨年までは文科大臣として完全中立、今年は明治の紫紺のネクタイとマスクで行ったのですが、結果は早稲田の勝利。森元総理、清宮元監督に祝意を申し上げました。既に地元の帝京大が優勝を決めておりますが両校とも新年の大学選手権に進みます。私の時代に始めた秩父宮ラグビー場の移転、大改築も計画が着実に進んでいます。歴史と伝統を重んじながらもラグビー以外のスポーツやコンサートなどにも活用できるアリーナ機能を有する、次世代に残せる新しい秩父宮ラグビースタジアムを創ってまいります。


＜おまけの一言＞
　八王子シニアの入卒団式に出席しました。会長が私から伊藤しょうこう都議に代わってから中々全国へ行けません（笑）コロナ禍でも3年間頑張った中3の皆さんにねぎらいと激励を申し上げました。是非高校でも頑張ってほしいと願います。




※東京栄養サミット


※ユーラシア・グループ「G ZEROサミット2021」


※未来人材会議


※ネクタイ・マフラー・ストール　フェア


※地元のお祭り

　元八王子児童館で開催されている「ふしぎな夢ツアー」にお邪魔しました。昨年は2月に「おばけやしき」のイベントに参加しましたが、今年はコロナ禍で10ヶ月遅れでの開催となったそうです。夏休みから地域の小中学生がチームで制作にあたり、様々な装飾で部屋を飾り、手作りディズニーランドのような立派なライド型のツアーを体験しました。終了後は子供達から制作の苦労話も聞かせていただきました。異年齢の子供達が支え合いながら絵画やものづくりに取り組む試みは実に素晴らしく、又、来年が楽しみです。


　週明けからジュネーブで開催されるはずだったWTO（世界貿易機関）閣僚会議は、出発前日に延期となりました。欧州でのオミクロン株対策措置である入国禁止を受けての事です。やむを得ず、米国のタイ通商代表、EU貿易政策を担当するドンブロフスキス上級副委員長と共に、オンラインにて「三極貿易大臣会合」を行いました。私からは国営企業の不透明な補助金の排除に向けた紛争解決のルールづくりをWTOの場で日米欧が主導するよう呼びかけ、賛同を得ました。今後、具体的作業にあたります。


　出張中止の日程を活用し、産業技術総合研究所の臨海副都心センターを視察しました。
「ゼロエミッション国際共同研究センター」のセンター長を務めていただいている、ノーベル化学賞受賞者の吉野彰先生と、CCUSの具体的な技術などカーボンニュートラル実現に向けた取組について意見交換を行いました。加えて、AIを活用したスポーツ用義足の開発や、蓄積したデータを活用して日本のものづくり現場のプロセスを自動化し、付加価値を高める研究の現場も見せていただきました。
　産総研は、優れた技術シーズを社会実装につなげる「橋渡し」に注力する機関であり、私が力を入れている、教育、研究、イノベーションの社会実装・実用化において重要な役割を担う機関です。研究者や企業の皆さんと継続的に意見交換し、我が国のイノベーション力強化に取り組んでまいります。


＜おまけの一言＞
　滝山城築城500年記念のイベントでご挨拶しました。日本の名城100選にも選ばれた戦略性に富んだ城跡で昨年、八王子市が日本遺産に選ばれた構成要素にもなっています。
　オミクロン株についてはまだ詳しくわからない事が多いですが、対策はうがい、手洗い、三密回避です。まずは冷静に対応して下さい。




※地元の方との車座集会