■はぎうだ光一の永田町見聞録

　新人議員も迎えての市議都議研修会、今年は場所を党本部に移して開催されました。
国道20号バイパスの延伸、圏央道八王子西インターの複合PAの計画など地元案件に始まり、異次元の少子化対策、教育人材確保、エネルギー価格の現状と対策など地元自治体と連携しなくてはならない政策について国と市の役人も交えて勉強しました。
最後は今年八王子で開催される「日本遺産フェスティバル」について文化庁と意見交換を行いました。全国104の日本遺産の街から関係者を迎え、11月4〜5日東京たま未来メッセをメイン会場に開催します。より良いイベントとなるよう国ともしっかり協力してまいります。


　党東京都連では党本部から検討要請のあった東京28区を公明党に渡す案を巡って選挙区支部長会議を行いました。
譲渡しなければ全員を推薦しないというあまりに無理な条件には、ほぼ全員がお断りすべきとの結論となり党本部に伝えました。昨年12月には支部長を内定し、地元で活動をしている仲間を差し出すような事はできません。
そもそも連立を組む同じチームなのですから、次期総選挙に臨む全体的な戦略会議を開いて、候補者が決まっていない選挙区の調整を行うべきだと思います。現場レベルでは都連同士も都議会も区市町村も良好な関係なのに、「東京での信頼関係は地に落ちた」という理由に皆が首をかしげています。東京のみならず他府県ではどうするのか？来週以降、冷静な協議を期待します。

　令和の教育人材確保に関する特命委員会として提言をまとめ、岸田総理大臣に手交しました。教師志願者への奨学金、大学のカリキュラム見直し、何より教師が余裕をもって子供達と向き合う事ができるよう、働き方、処遇の改善、マンパワーの確保、少人数学級の実現などパッケージで改革する必要性を説明しました。そして、公教育の再生こそ最大の少子化対策でもある事を岸田総理に訴えました。6月の骨太の方針にしっかりと加えていただけると思います。


＜おまけの一言＞
　朝7時からの生放送ラジオ日本「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演しました。岩瀬さんとは同い年、うさぎ年でおとめ座という縁です。番組の合間では知人の病気の話が多く、お互いに健康に気を付けようということで別れました。今後も法律や制度の中身をできるだけ解りやすく国民の皆様に説明してほしいとご要望を受けました。心がけてまいります。

　安倍内閣で共に閣僚を務めた北村誠吾先生がご逝去されました。ご冥福をお祈りします。


※第70回自由民主党新潟県支部連合会大会


※中央大学学術連盟政治学会　講演


※地元の行事


※2023健康フェスタ・食育フェスタ

　所属する「清和政策研究会」のパーティーが開かれました。安倍前会長が亡くなり、会長不在で迎えるパーティーでしたが、例年以上のお客様が参加してくださいました。又、会員も100名に達し、党内最大派閥として岸田政権を支える責任は益々大きくなっています。
その他大勢の一人だった頃から独自にホテルの一室を借り、私を通じてお付き合いをいただいた皆さんとの懇談を「茶話会」として続けてきました。高い会費をご負担いただいても、パーティー会場では混雑していてお会いできないと思ったからです。来年からは役職はどうであれ、グループの幹部として会を支えなくてはならず、早めに会場へ行かなくてはなりません。毎年、この茶話会を楽しみに参加いただく方もいて、心残りなのですが、とりあえず今回で最後となります。又、皆さんとお会いできる機会を別途作ってまいります。


　心配された雨もどうにか降らずに開催できた「2023Ko-1Cup　フットサル大会」はマスクを外し、歓声があがる当たり前のスポーツのありがたさを感じる大会でした。この3年間で練習や試合ができない日々が続き、フットサルに限らず、多くのスポーツや文化活動から離れる方々がいた事は現実です。
何とかコロナ前のスポーツ人口へ戻す事も政策的にも考えなくてはなりません。ママさん達の元気なプレーに勇気をいただく一日でした。
同日には第2回となる「八王子よこやま南マーチングフェスティバル」が開催されました。高専通りを通行止めにして昨年以上にバージョンアップした素晴らしい大会となりました。開会式で私からは「マーチングバンドの最大の魅力は補欠がいない団体競技」と申し上げました。楽器が苦手でもフラッグを持つ等、全ての人に役割のある事を文科大臣時代に出席した全国大会で指導者の皆様からお聞きし、以来ファンになりました。初夏を彩るイベントとして来年以降も定着する事を祈ります。


＜おまけの一言＞
　先週は北海道、今週は新潟、党務での出張が続きます。地元議会では鈴木レオ議員が議長、美濃部弥生議員が副議長に選出されました。ご活躍をお祈りします。




※第47回八王子空手道選手権大会　開会式

　私が委員長を務める「令和の教育人材確保に関する特命委員会」では昨年秋以降、有識者のヒアリングや議論を重ね、この度「令和の教育人材確保実現プラン」を取りまとめました。

　教育は国家の根幹であり、国家100年の大計です。「人への投資」、その中でも子供達の教育への投資は一丁目一番地であり、「世界に冠たる質の高い公教育」を創っていくことは最大の少子化対策でもあります。
その為には、我が国の未来を拓く子供達を育てるという崇高な使命を有するかけがえのない職業である教師に、志ある優れた人材を得る事が不可欠です。
報道では公立学校の教師の時間外の勤務手当、給特法のあり方、残業代をどうするかということばかりフォーカスされていて残念ですが、教師の養成段階の見直しから始め、ブラックと呼ばれる職場環境を何としても改善して、教師が子供達と向き合う時間を余裕をもって作れるよう、働き方、処遇、マンパワーの確保、少人数学級など全てをパッケージで革新する決意を示しました。詳細は党のホームページに掲載しましたのでご覧いただければ幸いです。（URL：https://www.jimin.jp/news/policy/205830.html）

　八王子書道連盟が70周年を迎え、記念書展が開かれました。菅沼会長から各作品のご紹介をいただきましたが、出展されているのは歴代会長や各教室の先生方ですから達筆すぎて上手な事以外は良く解りませんでした(笑)
毎月代わる自民党のカレンダー、今月は私の書「知足（足るを知る）」が党本部のあちこちに飾られて赤面の思いです。「足るを知る」とは「足りていることを知り、それ以上は求めないようにする」という意味です。今の身に余る立場でしっかり仕事をしてまいります。




＜おまけの一言＞
　国会もいよいよ終盤。会期も残り一か月余となりました。提出した全ての法案の成立に向け、各現場と連携しながらしっかり結果を出してまいります。

　日ASEAN友好協力50周年の節目に東南アジアの主要な戦略的パートナーであるフィリピン、インドネシアを訪問しました。1月のタイ・シンガポールに続き4ヵ国となります。
両国は日本と同じく海洋国家であり、フィリピンではドゥテルテ副大統領を始め、アイミー・マルコス上院議員など政府高官との間で安全保障分野での協力促進を中心に議論しました。又、日本企業が建造したフィリピン沿岸警備隊の巡視船を視察し、最前線で対処する隊員からも生の声を聞きました。インドネシアではアリフィンエネルギー鉱物資源大臣やアイルランガ経済担当調整大臣との間で貿易・投資、エネルギー安全保障等を中心に意見交換しました。
こうしたやり取りを通じて、日ASEAN友好協力50周年の今年、日フィリピン関係、日インドネシア関係を幅広い分野で一層強化し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組を推進していくことの重要性を再確認でき、大変有意義な訪問となりました。ASEANは日本にとって最も重要なパートナーの一つです。
また、世界の成長センターであるとともに、地政学的要衝に位置し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けた要です。
ASEANは、このFOIPと共鳴する「インド太平洋に関するASEANアウトルック」というビジョンを推進しています。良好な日ASEAN関係は、日本やASEANを含むインド太平洋地域の平和と繁栄のための不可欠な要素の一つです。ASEANとの間で、幅広い分野において更に協力関係を強化し、これまで築いてきた信頼関係を将来に向けて一層強固なものとしていくことが重要と考えます。










　滞在中はインドネシアで働いている日本語パートナーズのOB・OGの皆さんと意見交換をしました。約1年の活動を経験した皆さんが、もっと両国の為になることがあるならと現地で働く選択をしたそうです。ASEAN各国で活躍する日本語パートナーズが継続できるよう年末のASEANサミットに向けしっかり応援してまいります。


〈おまけの一言〉
　4年ぶりに行動規制の無いGWは各地でイベントが開催され多くの人出で賑わっています。当たり前の日常のありがたさを感じます。