■はぎうだ光一の永田町見聞録

　東京都議会議員選挙は我が党として歴史的惨敗となりました。8年前の23議席にも届かない21議席となり都議会第一党を都民ファーストに譲り渡す事となりました。21といっても3名は当日の追加公認ですから、実際は18名という事になります。その21名も最下位当選が目立ちました。一選挙区の複数当選はゼロで、次点には19名が枕を並べる残念な結果です。

八王子市も例外ではなく、現職の伊藤しょうこう氏が何とか三選を果たす事ができましたが、新人の馬場たかひろ氏はあと一歩及ばず惜敗となりました。その差は約1200票でした。特記すべきは参政党の新人が約2万票の得票を得たことです。都内4名を擁立して3名が当選、八王子だけはくい止めましたが、もし全都に候補者が出ていれば事態は更に悪かったと思います。「物価高の中で外国人優遇は何故続くのか？」「ガソリンの三党合意は何故反故にしたのか？」など政府の説明が後手になっていて、一般の市民にわかりやすい問題提起が受け皿となったのが明らかでした。ガソリンの暫定税率の廃止は既に決めた事ですので、年末の税調で予算とセットで制度をつくる事になり、その間は補助金で価格抑制策を講じます。会期末に出された野党の法案では、仮に成立しても7月からの実施は混乱しか生みませんし、不可能ですが、国民の皆様には中々ご理解いただけなく単に反対しているように見えたのかもしれません。一方、告示日に発表された現金給付は評判が悪く、かえって自民党の経済政策の無さを露呈した結果となりました。党幹部へも参議院選への危機感を訴えましたが、非改選を含め、与党で過半数という目標設定で緊張感は無いようです。
まずは自分の足元から体制の立て直しに努力します。
暑い中、各所へお出かけいただきご支援をいただいた多くの皆様に心から御礼とお詫びを申し上げます。




＜メルマガの一言＞
　鈴木大地さんの三多摩事務所開きを行いました。三多摩の責任者としてしっかり頑張ります。

　2年ぶり、2回目となる「ハチオウジダマシイFestival＆Carnival」は週末2日間にわたり、満席のお客様を迎え大成功に終わりました。スペシャルアンバサダーとして準備から汗を流してくれたヒロミさん、ファンキー加藤さんなど、芸能界の八王子会を中心に、縁のあるアーティストが結集してくれました。オープニングセレモニーでは市長、商工会議所会頭、東村・伊藤両都議と短いスピーチをしましたが、私は応援団長として「このセレモニーは鬱陶しいでしょうが、背広のおっさん達も裏方で応援してフェスができる事を知って下さい」と理解を求めました。できるだけチケットを求めやすい金額にする為に、実行委員会の皆さんを中心に地元企業の協賛支援など、見えない努力に感謝します。終了後、選挙目当のイベントだと的外れな批判をしている人がいますが、舞台の作り込みの数日と土日が使えるのがこの日だけだった事と、選挙日程の方が後から決まったのです。そもそも我々は来賓ではなく主催者として登壇しています。公費などの入った公的行事ではなく、あくまで私的なイベントですし、3年前から一緒にやろうと協力していただいた発起人の方々です。選挙運動が目的なら一番人の少ないオープン前にセレモニーはやらないでしょうに…。参加された皆さんの「笑顔」と「ありがとう」の言葉に救われます。



　通常国会は法律58本、条約13本を成立させ150日間の会期を事実上終了しました。
文科大臣時代に改革を提唱し、党政調会長として自ら制度設計に携わった教員給与の特別法が成立した事は感慨深いものがあります。何度も申し上げてきましたが、年4％の調整額が10％になる事だけが改革ではなく、スクールサポートスタッフの配置、教科担任制の充実、新たな手当の創設などパッケージで学校現場の働き方を変え、教師が児童生徒と向き合う時間を増やすのが目的です。今後も現場をしっかり見てまいります。

〈メルマガの一言〉
　いよいよ都議選もあと1日を残すのみとなりました。伊藤しょうこう、馬場たかひろ、我が党候補2名の必勝に向けラストスパートです。


※応援弁士も八王子入り

　本日より東京都議会議員選挙が告示されました。小池都政を支える自民党が第一党を守れるか。我が八王子から私達と思いを一にする議員を一人でも多く送り出し続けられるか。真に故郷の将来を決する戦いです。
第一声には岸田文雄前総理も八王子へ駆けつけて下さいました。
伊藤しょうこう氏は2期8年、しっかり、コツコツと課題解決に汗を流し、都と市のパイプ役として活躍してくれました。
新人の馬場たかひろ氏は市議4期の経験実績のある即戦力。昨年の補選での敗戦後、市民の皆様の声を聞き、改めて八王子の可能性を都政の立場から引き出す政策を磨いてきました。何より、志半ばで亡くなった西山まさる前都議の思いをつないでいく決意です。
まずはこの二名の当選に向け全力でがんばり、友党公明党の幹事長を連続して務める実力派、東村くにひろ氏を加えた三名がこの八王子から都政に参画できるよう、皆様のお力添えをお願いします。





　はちぷろの田植えに激励にお邪魔しました。高月の農地を借りて12年目を迎えたこのイベントは、田植えから稲刈りまでを一年を通じて経験してもらい、農業やお米の大切さを感じてもらうと共に、収穫した酒米から地元ブランドの清酒を作ることを続けています。市内の酒蔵で作られる八王子の生酒は、今や都心の有名ホテルでも提供され、東京の酒としてのブランドが確立されつつあります。
今の米騒動で食用米への転換が進む一方で、次は酒米や飼料米の不足が明らかです。ここは国全体の米政策をしっかり見返し、改めて瑞穂の国としてのプライドを取り戻さなくてはなりません。



〈メルマガの一言〉
　神道政治連盟・神政連国会議員懇談会が結成55周年を迎え、幹事長として総会・懇親会を皆様とお祝いしました。日本の背骨とも言うべき神道の精神をしっかり政治に活かしてまいります。





※大阪・関西万博視察


※全日本教職員連盟定期大会


※第52回八王子市消防団消防操法大会


※結婚式でご挨拶

　教育再生首長会議（会長 野田義和・東大阪市長）の総会にお招きいただき講演を行いました。安倍内閣の進めた教育再生に呼応して結成された本会は、私が官房副長官時代から伴走し、文科大臣時代には35人学級やGIGAスクール構想の実現を後押しいただいた同志でもあります。
教員の給特法の改正や、いわゆる高校無償化の検討状況を報告したところ、首長の皆様からは中学校の部活の指導者確保の難しさについて多くの意見をいただきました。それぞれの街にスポーツや文化に長けた人や、平日の夕刻や土日だけ都合よく働いてくれる人を見つけるのは至難の業で、結局は教員や教員OBが頑張らなくては廃部や他校との統合の方向に進んでしまいます。外部指導員の研修などを市単独で行っている自治体もあり、国として何か手を打たなければ中学校の部活動が崩壊してしまうとの危機感を共有しました。
特に石破政権になって、教育行政への関心が希薄に感じるとの声が寄せられました。今後も連携を強化して日本の教育を前進させていく決意です。



　来週13日の告示を控え、都議選候補予定者たちの政策を語る会が続いています。国会会期中で平日は中々戻れませんが、週末は伊藤しょうこう、馬場たかひろ二名の会合へできる限り出席しております。改めて広い八王子を廻るとまだまだ地域の課題が残っていることが分かります。市政・都政・国政のチームプレーで解決に努力しなくてはなりません。是非この体制が続けられるよう皆様のご理解とご協力をお願いします。



〈メルマガの一言〉
　韓国では李在明大統領が誕生しました。
野党時代は尹前大統領が進める日韓関係強化を度々批判し、歴史問題で日本を敵視した発言が目立つ方でした。
今年は「日韓国交正常化60周年」の節目の年です。新大統領が選挙中に言い出した「日本は重要な協力パートナー」という言葉を是非行動で示していただく事を期待します。


※デジタル社会推進政治連盟の会合にてご挨拶