■はぎうだ光一の永田町見聞録

　台湾政治大学に「安倍晋三研究センター」が開設され、式典に昭恵夫人と共にお招きいただき、基調講演を行いました。「自由で開かれたインド太平洋」「アベノミクス」「台湾有事は日本有事」。台湾の地で安倍元総理の政策が正しく評価され、また学術的にもそれらを研究しようという試みに感謝の気持ちを述べました。一泊二日の弾丸でしたが、頼総統はじめ旧友との再会もでき、金美齢先生のお誘いで地元ならではの台湾料理もごちそうになりました。立法委員の皆さん、若手経営者の会と深夜まで会場をはしごして、久しぶりの訪台を歓迎していただき充実した2日間でした。


　横浜開港祭 チャリティー吹奏楽コンサート ザ ブラス クルーズ2025で文科大臣賞を受賞した創価大学パイオニア吹奏楽団の皆さんに大臣に代わって賞状を授与しました。時にはエアコンの効かない音楽室で練習を重ねたご苦労もお伺いしました。八王子市は中学校も又、高校でも八王子学園や都立片倉高校など全国大会レベルの学校があり、外から見るとバンドレベルが高い街だそうです。類似のマーチングバンドも近年盛んになっておりますので学生達の音楽で街を更に盛り上げる事ができたら素晴らしいですね。


　高尾・浅川後援会の納涼会が高尾山ビアマウントで行われ、文字通り涼風の中、皆さんと懇親の機会をいただきました。20年ぶりに山頂の木を伐採した事で再び眺望が広がり、富士山がくっきり見えるようになりました。秋のシーズン終了後はケーブル駅の見晴らし台付近も切ります。国定公園内の木を切るのに間に入る関係省庁が多く、手続きが複雑で毎回時間がかかるので、何もなくても一年に一度、環境省、林野庁、都、市、地元商店会など関係者で情報交換できる仕組みをつくる事としました。



＜メルマガの一言＞
　総裁選が始まりました。昨年も立候補した5名が論戦を続けていますが、大きく状況が変わったのは衆参で少数与党となった事です。党内アピールの内向きの議論が多く、解党的出直しを訴えながら石破政権の政策を継承するというのは違和感を覚えます。私は初の女性総理を目指す、高市早苗さんを支援しますが、今回は八王子総支部でも推薦を決めてくれました。残り一週間、未来を語る総裁選を期待します。


※世界陸上


※Global Startup EXPO2025


※谷合ひろよ氏の黄綬褒章受章を祝う会


※大西英男氏旭日重光章受章祝賀会


※地元の行事

　34年ぶりに東京で世界陸上が開催され開会式にお招きいただきました。
一部報道でも紹介いただきましたが、私が文科大臣時代の2020年10月世界陸連（ＷＡ）のセバスチャン・コー会長との面談で東京オリンピックのレガシー大会として開催に向けての協議が始まりました。しかし、実現には大きな課題が2つありました。1つは国立競技場は五輪後、陸上トラックをはがして客席を増やし、収益性の高い球技場に改修される方向が決定していた事です。この方がコンサートやイベントにも使いやすく、利用頻度が上がる試算でした。大会終了後に陸上議連の中曽根先生達の協力もいただき、関係者を説得し、何とかトラックを残す事ができました。もう一点はオリンピックや国際大会を開催するＷＡのクラス1競技場は日本陸連の公認第1種競技場でなくてはならず、主競技場の隣接に全く同じ素材の全天候型の400ｍトラックを持つ国内3種公認相当のサブトラックを整備しなくてはならない事でした。
無観客で開催した2020東京五輪では多くの人の目にとまる事がありませんでしたが、国立競技場隣地の外苑絵画館の駐車場の一部に400ｍのトラックとフィールドを1年余にわたり設置をしました。これを2025年まで残す事は到底できず、大会後には撤去を余儀なくされました。そこで翌年2度目の面会をした時に私からコー会長に新たな提案を試みました。「ロンドン・東京・パリのような都市のど真ん中に400ｍのトラックを2つ隣接させ、維持する事はどこの国も限界です。ウォーミングアップ後に身体を冷やさない移動手段や、本会場地下の短いレーンで感触を確認できる環境整備など新たな対応を考えなくては今後、陸上競技場は都市のお荷物になる。次世代を考えれば「隣接」のルールを「近接」に変えて、東京では代々木の織田フィールドをサブトラックとして認めてほしい。機密性の高いモビリティバスも用意するので10分以内で移動できる」と提案しました。私の問題意識には大いに理解を示してくれましたが、広げた地図を指しながらどのくらいの距離か尋ねたので、私は「移動動線は約3kmなのですが、直線でつなぐと約1.5kmです。会長なら3分29秒で移動できますよ」と安倍元総理ゆずりの外交手法を発揮して答えました。もちろん直線で移動などできないのですが、会長はモスクワ・ロサンゼルスの2大会1500ｍの金メダリストです。私の答えに会長は笑いが止まらず、「ＷＡに持ち帰り、必ず役員に大臣の提案を認めてもらいます。しかし、今は5分以上かかりますよ」と返答されました。
数ヶ月後WAから正式に織田フィールドでのサブトラックを認める決定がなされ今日の大会実現に至りました。そんな裏方の苦労も知っていただきあと2日、大会を楽しんでいただけたら幸いです。



　熊本大学の主に企業等との半導体に関連する共同研究を推進する「SOIL（Semiconductor Open Innovation Laboratory）」（ソイル）と、半導体や DX に関する教育棟「D-Square」（ディースクエア）が入る新棟完成式にお招きいただきました。文科大臣、経産大臣、党政調会長として進めた半導体政策の人材育成拠点として、又地域の中核を担う大学の新たな研究施設として熊本大学に期待するところ大です。肩書もない私を「最もお世話になった人」と称して大切にしていただく熊本の皆さんの暖かさに触れた一日でした。



＜メルマガの一言＞
　後援会地区・団体代表者会議を開催し、今年後半から来年に向けての後援会活動計画等をご承認いただきました。永田町の不安定な状況を鑑み、後援会としては常在戦場でいつ解散があっても対応できるよう体制を整え、各地区での国政報告会の開催等をお願いしました。




※地元のお祭り


※地元の行事

　石破総理が退陣を表明しました。月曜日に予定されていた総裁選前倒しの投票結果によっては党内に深刻な亀裂が生じると皆さんが懸念している中、ギリギリの決断でした。
この一年のご労苦に敬意と労いを申し上げます。
永田町は総裁選に向け動き始めました。立党の精神に立ち返り、憲法改正を始め基本政策をしっかり進め、結果を出す事が大切です。そして、新たなリーダーのもと挙党一致、全員で政権に臨む体制づくりが求められています。志を同じくする仲間とよく話し合い、方向を決めます。

　体操JAPAN OPEN2025全日本シニア体操競技選手権大会が初めてエスフォルタアリーナ八王子で開催され、五輪にも出場した橋本大輝選手はじめ、国内一流選手が集い、素晴らしい演技を目の当たりにする事ができました。ここ数年は立川で行われていたのですが、昨年、協会の副会長を務める塚原光男先生が高倉町にバディ塚原体操教室を開いたご縁で八王子開催を行う事となり、一年かけて準備をお手伝いしてきました。同アリーナで、この規模の体操大会は初めてでしたが、メインアリーナの広さやサブアリーナとの動線の良さなど選手や関係者からは大好評をいただきました。競技終了後には子供達の体験教室を開いていただきました。二日間、関係者始め、全国から会場一杯の皆様に来王いただき、宿泊や飲食など経済効果もあったと思います。初めての事で市民やスポーツ団体へのアピールが充分にできなかったのが反省点です。次回に向けて市や観光コンベンション協会、スポーツ協会とも検討をする事としました。



　第24回踊れ西八夏祭りは2日間晴天に恵まれ盛会に終了する事ができました。去りゆく夏を惜しみながら…が毎年の挨拶のフレーズでしたが、まだまだ真夏のお祭りでした。名誉会長として全てのスタッフの皆様に感謝申し上げます。



＜メルマガの一言＞
　吉行和子さんがお亡くなりになりました。私の後援会映画会に主演女優として上映前のトークショーに八王子までおいでいただいた事もあります。緑の多い八王子が大好きと言っておられました。ご冥福をお祈りいたします。




※永福稲荷神社例大祭(しょうが祭)


※鈴木レオ後援会暑気払いにてご挨拶

　オーストラリア、クイーンズランド州のデビッド首相、ブリスベン2032年オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のアンドリュー会長一行が来日され意見交換を行いました。2020大会時の文科大臣で、その前数年にわたって組織委員会の理事を務めたキャリアは私が思う以上に海外では専門家としての評価があるそうです。オリンピアンである朝日健太郎、鈴木大地 参議院議員に同席してもらい選手目線の話題や気づきについて話してもらいました。組織委員会の理事でもあるグレッグ・ノーマン氏とは日本国内でのゴルフ、リブツアーの開催可能性についても意見を交わしました。今月は世界陸上の東京大会、27年はラグビーW杯の豪州開催と続き、オーストラリアとのスポーツ交流は更に盛んになりそうです。


　台湾国民党の立法委員一行が来日され、日華議員懇談会の幹事長としてお迎えしました。日本産海産物の全面輸入再開が決まった事もあり、日台関係の更なる強化を進めます。


　姉妹都市である北海道の党苫小牧支部の政経セミナーに講師としてお招きいただきました。お隣の千歳市に半導体企業ラピダスが進出し、様々な経済効果が動き出しており、データセンターの計画や港を持つ苫小牧市の可能性について外からの視点をお伝えし、私の基本政策である人づくりと物づくりを共に進め、「国内で自己完結できる日本」を再生する事を目標に苫小牧と共に頑張る事をお話しました。一年ぶりでしたので、終了後、千人同心のお墓参りもさせていただき、ラピダスの進捗状況も確認しました。


　国道16号の子安交差点の渋滞は八王子駅南口方面へ向かう右折車の滞留が直進車を阻害しているのが一因でした。来年の「集いの拠点」オープンを控え、緊急対策として右折車線を今までの30mから90ｍに延伸することとし、本日工事が完了しました。今後は全面拡幅に向け努力します。


＜メルマガの一言＞
　党都連の支部長・常任総務合同会議が今開かれています。大勢は東京として総裁選の前倒しに賛成ですが、この後正式決定します。先日の両院議員総会で石破総理のしかるべき時の発言を自ら実行していただく事を期待します。



※地元のお祭り


※地元の行事